この季節になると毎年思うのですが、人間の陰陽と生き方の陰陽がまるでドラマのように展開されるのです。
昨日も目まぐるしくそのドラマが生き物のように動いた一日でした。
最後は夜中にハッピーな形で終わりました。
そうなるであろうことは、この前の包丁砥ぎ講座の時にその予感がありました。
力です。
心に闇の部分があると、生き方に余計な力が出てきます。
闇といっても大から小まで人それぞれですが、ほとんどの闇は本人が意識していません。
でも私から見るとそれは闇なのです。
闇の原因は不可抗力的にやって来ますが、それをどのように通過させるかが生き方に影響します。
そんなときにマクロビオティックの陰陽を知っていると、苦しむことなく答えを出せます。
昨夜ハッピーエンドだったKさんは、愛クラスの玄米投稿時代から力が入っている人でした。
本人も力を抜こうと思われていたのですが、相当頑固な力で苦戦しました。
しかし、「マクロ美風の陰陽落とし込み講座」で知ったことを実践したり、単発講座にも積極的に参加されて、「自分を変えよう」と意識を形にすることに努力されました。
先日の包丁砥ぎ講座では、今回から登場したウルトラ脱力指導ですぐ変化を感じました。
それは彼女に素直さがあるからですね。
彼女の目は本当に素直です。
でも、それが一歩ひいてしまう消極性に邪魔されて、それをかばうために余計なところに力が入ってしまうのです。
もうお分かりですね。消極的な生き方は無意識に心に闇を作るのです。
マクロビオティックでは陰陽で物事を考えていきます。
陽性過ぎても陰性過ぎても氣の流れは悪くなります。
ですから、その「過ぎた部分」を考え方や暮らし方で修正してあげれば心地よく生きられます。
誰しも自分のことは見えないものです。
そんな時に客観的に評価してくれる第三者の存在は有効です。
その評価を真摯な気持ちで実行すると、陰陽バランスが調って氣の流れが良くなります。
冒頭のドラマは、氣の流れが良い暮らし方をしているかどうかが問われたわけです。
常々わがままばかりしていないだろうか?
常々不満顔をしていないだろうか?
常々誰かのせいにしていないだろうか?
誰かのために我を捨てて行動したことがあるだろうか?
一つひとつのことに感謝をしたことがあるだろうか?
いつもの生き方が、「ここぞ!」という大事な場面で足を引っ張ることがあります。
それをなくすためには、「ここぞ!」のために毎日を生きることなのです。
「ここぞ!」を意識して生きているかどうかで、人生は大きく変わります。
満足度も変わります。
さあ、今日からでも遅くはありません。
「ここぞ!人生」を歩みましょう!
(むそう塾の掛け花 毎日塾長の手で飾られています)