美味!「中川式なめろう丼」 玄米と鯵バージョン

中川式なめろう丼

(中川式なめろう丼 玄米と鯵バージョン 料理:中川善博)

3日間連続のお魚授業はさすがに体が悲鳴をあげます。
初日ですでにヒーヒー言いながら、クールダウンに大わらわ(笑)
中川さんだけではなく、この私もです(^^;)
美味しいのだけれど食べられる量に限界があるのは陽性の強さゆえですね。
すでに二日目には「違った食べ方」をお願いしていた私に中川さんが作ってくださったのは「なめろう的丼」でした。

なめろうと言ってもそこは中川さんのことですから、包丁で叩きつける料理方法はとりません。
お味噌も使いません。
写真のように小さく切って最期はお醤油をまわしかけます。
たったそれだけなのに、とても美味しくて一気にいただいてしまいました。
もう中川さんのブログでバラされてしまいましたが(;´Д`)

今回使用した鯵は、京都・錦の「藤庄」さんで当日の朝仕入れていますので、鮮度は抜群です。
玄米の上に載せられた大葉や焼き海苔の香りもさることながら、さらっとした春炊きの玄米だからこそ出せる美味しさなのだと感じました。
これがもっちりした玄米ご飯では絶対にお魚と合いません。
ここでも玄米の炊き方が問われることを噛み締めながらの「中川式なめろう丼」でした。

もともと「なめろう」は、とれたての魚を船上で漁師さんがササッと食べたものでしたから、鮮度が命のお料理です。
ですから、鮮度の良いお魚が手に入ったときのみお試しください。

 
 

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新スタッフ体制のお知らせ

このたびスタッフのメンバーを変更することになりましたのでお知らせします。
今までお手伝いいただいたnicoさんは、講座担当を離れて月々の定期掃除を担当します。
これはnicoさんの抜群の掃除力を活かすためです。
今後は原則として麗可さんが一人で各講座のスタッフを務め、麗可さんが講座を受講する時には子象さんがスタッフとして入ることになりました。
1年近くスッタフさんのご協力を得ながら運営してみて感じたことや改良点をここ数日話し合いながら、講座を受講してくださる皆さんにより良い方向になるよう変更してみました。

子象さんは言わずと知れた「鉄火味噌の人」です。
言い換えれば努力の人でしょうか。
おそらくむそう塾生で一番練習量の多い人でしょう。
一方麗可さんは、むそう塾の草分け的存在で、むそう塾と一緒に成長して来た人です。
出汁巻きでは塾生トップの実力をキープしています。
二人とも「より上」を目指して日々努力していますので、そんな「頑張る氣」をスタッフさんから間接的に受けていただけたら嬉しいです。

なお、新体制下でのスタッフさんのお仕事は、お皿を洗うだけではなく、中川さんの右腕(いや、まだ左腕、いや、まだ左の小指)となれるような実力をつけることも目指しています。
そこには当然厳しさも伴いますが、スタッフさんの地位を格上げする形で取り組みたいと思っています。
塾生さんの忌憚のないご感想が二人を育てることにもなりますので、お気づきの点がありましたら私までお知らせいただけるとありがたいです。
では、新スタッフ体制をよろしくお願いいたします。

※子象さんは3月28日の包丁研ぎ講座、3月31日のお弁当講座からスタートします。

 
 

子象 マクロビオティック むそう塾

(子象さん)

 
 

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ある卵巣がん患者の選択 人生は長さより質 

いつも有益な情報をお届けくださるてんこさんから、感動のメールが届きました。
読んでいた私も途中から涙が溢れてしまいました。
先日「患者力」という本をご紹介しましたが、自らを高める生き方を選択されたこの患者さんは、まさに今変わろうとされていますね。
出来ることなら奇跡が起きて欲しい気持ちでいっぱいです。

 
 

<てんこさんからのメール>

美風さん、こんにちは。

今日診察した患者さんは、自ら病院通院を卒業されていきました。
その姿がとても清々しくて紹介させていただきたいと思いメールをおくらせていただきます。

50代の卵巣がんの患者さんで、診断が付いたときにはお腹に細胞が散らばった状態でした。
手術、抗がん剤での治療を受けられましたが再発し、昨年の秋頃まで再び抗がん剤の投与を受けました。
しかし半年しないうちに再々発の兆候があり、薬を変更しての抗がん剤治療が勧められました。(この時お話してくれたのは私とは別な医師です)

私はこの方とは再発されてからのおつきあいです。
入院中の回診時などに、抗がん剤を受ける以外に出来る事はないでしょうか?と聞かれていたので、甘い物を減らすように・冷えないようになどすぐに出来そうな事のアドバイスをしたことがありました。
その後ご自分でも調べられたらしく、再々発の告知後玄米菜食を始められたそうです。
今日の診察時、食事を変えたら体が軽くなって体調がいいと笑っていました。
岩盤浴で汗をかく、なども試され手応えがあったようです。(化学療法の副作用であるしびれが軽減したと喜んでいらっしゃいました)
今まで定期通院中は受診日が近づくと検査結果が氣になってとても気分が沈んでいたけれど、通院をやめて、病院に掛からず自分で頑張って行こうと決めたら、とても元気が出てきたと明るい表情をされていました。
これからはお食事の工夫をして、免疫を上げる生活をして、自分をもっと高めて生きて行きたいと。

ご家族は、応援するけれども本当にこれで良いのかと迷われていました。
ご主人と二人だけでお話できたのですが、ご家族の不安は良く理解できました。
でも、食事療法では治らないかもしれないけど、抗がん剤でも完治が望める方ではないのです。
どちらが命が長らえるか分からないけど、ご本人が進みたい道を応援するのが私たちに出来る事だと思っていますとお伝えしました。

その方は不安をあおるだけだから、と検査も望まず次回の予約もせず、何かあったら相談にきますと帰って行かれました。
とても潔かったです。
今、自分の人生を十分に生きているという充実感がひしひしと伝わってきました。
たとえ抗がん剤を使った方が数字の上で命を長らえる事ができても、この充実感には代え難いのだということがよく分かりました。
そして、『自分を高めたい』という言葉に心から感動しました。

その方の人生を充実させるために私ができることなんて、きっとありません。
でも、先生とお話しして自分を出せてよかったとおっしゃっていました。
その人その人の持てる力を引き出すお手伝い、それが出来たら私の仕事は大成功なのだと改めて思いました。

人は死ぬまで変われる、成長できるということ。
命は単純な長さでその価値が決まる訳ではないこと。
このことを決して忘れたくないと思います。

誰かが自分の持てる力に気がつくお手伝いが出来るよう、辛抱強く待てる陽性さんになれるよう、これからも頑張ります。

 
 

菜の花の芥子浸け マクロビオティック料理

(菜の花の芥子浸け 料理:中川善博)

 
 

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甘え下手のあなたへ 男は女に抱かれている?

子育てにおいて子供との信頼関係を築くことは必須ですが、なぜ信頼関係が必要かと問われれば、私は迷うことなく「良い人間関係を築くため」と答えます。
私自身は両親にしっかりと愛情をもらって育ちましたし、兄弟とは両親が亡くなっても相続でもめることもなく良い関係を維持しています。
信頼関係がしっかりあります。
そんなふうに育ててもらったことに感謝しています。

しかし、むそう塾をしていると、私とは真逆の生き方をされた人が次から次へと登場して驚きます。
親世代の人、そしてそのお子さん世代の人、両世代がむそう塾に来てくださるので、親と子の関係がとても分かります。
確実に言えることは、育てられ方は子供の一生に影響するということです。
性格に一番影響しますが、困るのは人間関係がうまく築けない要因になってしまうことです。
子供は必死にその重荷と闘って生きようとするのですが、多くは自分を責めてしまうので、そばで見ていても可哀想になります。

そんな人に共通しているあることがあります。
それは甘え下手ということですね。
反対に異常に甘えてくることもあります。
まるで親に甘えられなかったことを取り戻そうとするかのように。

私自身はたっぷりの愛情をもらって育ったのに甘え下手でした。
一番上の姉もそうでした。
これはもう性格ですね(´Д`υ)))ポリポリ
独立心の強い男勝りの性格なんです。
でも私は幸いに人間関係には恵まれました。
それは自分は甘え下手であることを意識して行動していたからです。
性格はなかなか変えられないものですが、それをカバーするようにちょっと意識しておくだけでも結果が大いに異なります。

男性と女性の生き方は異なるので、甘えるというのは主に女性を想定しての言い方になりますが、男性でも男が男に甘える場面があっても良いのです。
それは裏返すと強い信頼関係を確認することにもなって嬉しいものです。
そうなんです。
甘えてもらえることは前段階に信頼関係があるので、それが嬉しいのです。

甘えることによって人間関係が深くなって、それこそが人生の醍醐味だと思っています。
今では深く他人と関わるのを嫌う人達が増えていますが、何だか寂しいなと感じます。
傷つくのが怖くて恋愛や結婚が出来ない人もいます。
でも、人間って傷つきながら学んで行くものではないかなと思うのです。
死ぬ間際まで人は成長できます。

今の私は相談されることの多い立場ですが、相談されながら私も成長させてもらっています。
お互いが成長できるこの関係が私は好きです。
どうぞ甘える練習をしてください。
私を相手に甘えてみてください。
きっと景色が変わって明るくなって来ますよ。
夢が持てますよ。
どうか独りぽっちで悩みませんように。

<余談>
マクロビオティック指導者のお一人である山村慎一郎先生はとても甘え上手です(笑)
先生の寂しがり屋の性格にもよるのでしょうが、「男は女を抱くっていうけど、男は女に抱かれているんだよね」と話されていたことがありました。
実は抱かれることによって男も女も甘えたいのです。
男性は征服欲だけで女性を抱いているのではなく、その裏には甘えの欲望も満たしているのでしょう。
(個人差はありますが。)
きっと母親の胎内で羊水に抱かれていた心地良く遠い記憶が背景にあるのかも知れません。
ふっとそこに回帰するのでしょう。

 
 

<甘え下手に関する過去記事>
(ブログ移転のために読みにくくなっております。申し訳ありません。)
甘え方が分からないのです(2013.4.4)
役に立つ(2012.3.16)
甘え上手(2012.2.12)
男と女- –  その力関係 – –(2010.12.28)

 
 

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せとか

自然食品店から送られてきた「せとか」。
さっぱりとして酸味・甘味ともにちょうど良い。
柑橘類は一日おきくらいに少しいただく。
毒消しのためだけでなく、酵素を取り込むのが狙い。
お砂糖を使ったお菓子より、果物の甘さの方が体にやさしい。
柑橘類独特の香りが癒やし効果満点。
手もスルスル。

 
 

せとか

(せとか)

 
 

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