表参道にAppleがオープンした。
あいにくの雨模様だけれど、お店に行った息子から写真が送られて来た。
この中にはTシャツが入っているのだそうな。
5,000枚用意してあるそうだから、まだまだ間に合いそうです。
「ほんまもんのマクロビオティック」がむそう塾にあります。
表参道にAppleがオープンした。
あいにくの雨模様だけれど、お店に行った息子から写真が送られて来た。
この中にはTシャツが入っているのだそうな。
5,000枚用意してあるそうだから、まだまだ間に合いそうです。
むそう塾恒例の盛付け授業は幸せコースの最初に行ないました。
例年は2月に行なっていたのですが、今年はお弁当Tweetが盛り上がっていたため、早い段階に盛付けを教えて、お弁当投稿に参戦させてあげようという思いから早めました。
奥深くて格調高い授業内容は、一流料亭で鍛えた中川さんだからこそ出来ることであって、それはそのまま日本文化の伝承に他ならないのでした。
盛付けには日本人の美意識や精神性がくっきりと反映されていて、追究すればするほど氣が整って行くのが分かります。
それはそのまま私たちの日常に置き換えられます。
汚いお部屋や雑然とした暮らし方は、そこに住む人の精神を想像します。
マクロビオティックの創始者である桜沢如一先生は、お掃除をとても大事にされた人です。
それは宇宙の秩序を反映するからです。
家の中や心の中は宇宙の秩序そのものなので、それが秩序だっていると気持ちのよい状態を味わえます。
盛付けも同じで、そこには一定の秩序が再現されなければなりません。
一枚の皿、一個の器に宇宙の秩序を凝縮させて、美しさまで昇華させるのです。
しかし、これがなかなか難しくて皆さんが最も苦手とされるのですが、お弁当Tweetを見ていると、きちんとした指導者がついて経験をたくさん積み重ねることで、ぐんぐん上達しているので驚きです。
新しくお弁当Tweetを始めた人の中には、仮想トップが理解できていない人が見受けられます。
(新しくない人にもそんな人がいるけど 泣)
そこで、授業で使った説明図をもう一度アップしておきます。
過去記事でもご紹介しましたけどね。
(仮想トップの図)
(空豆で確認)(一寸豆ともいう)
幸せコースの課題図書を読んで、Naさんから感想文が届きました。
20代とは思えないほどしっかりと内容を把握して、それを元に実生活に照らし合わせているところが素晴らしいです。
特に次の部分が見事です。
>そう考えると、「終わりよければ全てよし」とは言いますが、完成型を美しく見せるために帳尻を合わせる、というのは当てはまらないのではないかと思いました。
そして、さらに彼女の凄いところは、中川さんの無駄のない動きについて、自分でさらに解釈を深めて展開させているところです。
彼女が芸術家を志し、そのような仕事を続けてきた延長線上の思考であることが良く理解できます。
それから、お婆ちゃんに育てられたことが彼女にとって大いにプラスに働いています。
一時代前の感覚が彼女の中にしっかりと根づいているからでしょう。
これから彼女は京都で、その才能を存分に開花させてほしいと思います。
次にNaさんの絵を続ける上での疑問にお答えします。
子育てをする中で沸々と湧いてくるあらゆる想いが大きなエネルギーとなった時、その時の作風で絵が描けるでしょう。
大きな陰性とは大きな想いというふうに捉えましょう。
大きく拡げられる感性を指します。
陰陽の判断と実生活の落し込みについては、これから幸せコースや単発講座などで手ほどきをしますから、徐々に自分のものにして行ってください。
お若いだけに将来が楽しみです。
<Naさんの感想文>(全文)
魔法のメガネに出てくる、「まことの国」という言葉。祖母に小さい頃から、まことの心を持ちなさいと言われてきていたため、馴染みのある言葉で入りこみやすさを感じました。神道への信仰の厚い祖母のもとで育ち、普段聞かされていたこととつながる内容があったことが嬉しかったです。
世の中で生きることは総て宇宙の秩序のもとに起きていて、私たちの肉体は神が必要なものを創造してくれており、私たちは生かされている存在であり、調和するためには自分はどうすべきか、そのための心身は何を食べて養うのがより良いのか、を実行するのがマクロビオティックなのだと、理解しました。
目を通したことはありましたが、意味のわからなかった宇宙の七つの法則と、十二の定理が、具体的に医学的、精神的な実例を出して説明されていたことで、見方、考え方が少しわかるようになりました。また、食物の陰陽は科学的で面白くてわかりやすかったです。
陰陽を交えて考えることで、科学的、医学的なこと、あらゆる社会現象が単純明快になり、考えやすくなるのだということがわかりました。
目に見える物質ばかりをつい追い求めてしまいがちですが、もっと大切なことは目に見えないものなのだということを「色即是空 空即是空」の章を読んですごく納得することができました。
思いや考えをエネルギーに実行、行動することで相手に自分というものを認識してもらうことができ、あらゆる因縁が組合わさることで全ての物質現象が起きているのであり、因縁がなければ実態はない。思いがあって動いている。
また別の章で、神はどんなに小さな善悪でも見逃すことはなく、細胞ひとつひとつに神は宿っているというお話がありました。
日々の心の在り方、態度はすごく大切で、何気なく過ごしている中でしている普段の小さな行動、過程も全て今後、未来につながっているということなのですね。
未来というのは自分の生涯だけでなく、肉体がなくなった後も魂となって存在し続け、その時肉体を持って生きている自分の子孫にも影響してくるものなのだと。(運良く生きられているのはその恩恵を大きく受けているのだと感じています。)
そう考えると、「終わりよければ全てよし」とは言いますが、完成型を美しく見せるために帳尻を合わせる、というのは当てはまらないのではないかと思いました。
よく、「中川さんの動きには無駄がない」ということを美風さんがおっしゃっていることをふと思い出し、無駄が無いことは素早く動くことができる、くらいにしか私は今まで認識できていなかったのですが、無駄があるということはそれを補うための体力や時間が発生し、またそれを補うために、、と調和しようとする度に物や状況の本来の陰陽バランスが少しづつ崩れていく。
宇宙の秩序のもと「調和して生きる」とは、よりシンプルな形や過程であることが理想なのだと思いました。
万が一失敗しても道を踏み外すことがあっても、神様は何度もチャンスを与えてくれている、という内容を読んで、また宇宙の秩序を感じて調和をとるために努力して愉しめば良いのだと、心強くなりました。
結婚や出産、育児に関しての宇宙の秩序にそった考え方や在り方は、うまく表現できませんが驚きと感心と興味で、こんなことまで説いてくれることにすごくありがたさを感じ、こだわりの心を捨てるという章とつなげて、とても教訓になりました。
あらゆる職業のなかで最大のものは家庭、という言葉がすごく響きました。
幸せの場でもあり、試練の場でもある。謙虚に相手(家族)を思いやる心を育てる場所。多くの愛を与え、共に喜びを分かち合うことで自分の精神も磨かれていくこと。
この家庭での調和が大きく自分や家族の心身に影響してくるということ。
この先どんなことがあるかわかりませんが、家族が整った暮らしができるよう自分自身を整え、主婦・母をしっかり努めること。その中でも思いがけない悲しいことや辛いことに直面した時は、その状況での学びを精一杯受けて、ありがたさを感じて生きることが信仰心であるということ。
本当に辛いことが起こったとき、ここまで思うことができるのかはまだ全く想像もつきませんが、マクロビオティックの精神をいつも心にして、日々その根を強くしていけば大丈夫なのだと思います。
また、今後育っていく子供に何を軸に教えていくかの方向性を見つけることができて、大きな安心になりました。
『みっつめの目』の中で、昔の芸術家は病身の人が多く、画家は陰の中の陰性タイプである、という分析が絵画の制作を続けていきたいと思っている私としては、とても気になるものでした。
しかし、陰の中の陰性というすごく陰性な部類であっても、作品をつくる体力や作品に対する思いというすごく強い陽性を持っているということ。
強い陽の力を出そうとするとき同等の陰の力が必要になるということ。その発散されたものは見る人にまた強い陽を与えるということ。
芸術には大きな陰が必要なのだろうかという疑念が渦巻いています。
調和することをまず一番に考え、少し陰性であれば絵を続けたい私にとっては生きやすい生き方になるのでしょうか。
陰陽に関しては、判断の仕方がほんの少しわかった段階で、実生活へ落とし込んで考えるという方法が全くわかっていないという現状です。。
マクロビオティックの精神についても、この本の内容を全て理解しきれていないことは感じているのですが、本文で他に紹介されている本も読んで新しい気付きを増やし、マクロビオティックへの理解を深めていきます。しっかりと自分自身の基盤にできるよう学びます。
以上です。
Na
(紫陽花 マクロ美風の自宅前で)
5月26日に出産されたNaさんから、出産報告メールが届きました。
39歳でのご出産なので、私が息子を産んだ時と同じです(^^)
これから昼夜の区別なく子育てをされるのかと思うと、ただただご苦労様ですと申し上げずにはおられません。
こうして自然分娩で、母子ともに元気に育児がスタートしたことが私も嬉しいし、後に続く出産希望者のためにも励みになると思います。
彼女は愛クラスに来られた時には、性格は陽性なのですが体調は陰性でした。
しかし、幸せコースにも通われて、私の食事アドバイスをきちんと実行してくれて、どんどん陽性さが増えたところで妊娠されました。
妊娠中のお腹の形とお食事状態から、きっと男の子ねと中川さんと話していましたので、やっぱり!という感じです。
高齢出産のかたにはいつも言います。
産むのは一瞬、育てるのは一生。
これから走る子供の後を追いかける頃、体力というものを痛感することになります。
そういう意味では子育て適齢期というのはあると思います。
少しでも体力を増強して子育てを楽しく出来るように、私もバックアップをしてあげたいと思います。
えりんこちゃん、お疲れさまでした。
そして、おめでとう!
<Naさんからのメール>
遅くなりましたが、出産についての詳細をメールします。
出産予定日6日前の5月26日午後に、少し破水したようだったので、夕方病院に行きました。
するとやはり破水でそのまま入院、すぐに10分を切る陣痛が来て、
5時間弱で出産いたしました。
産まれるまで性別を聞かないようにしていたため、男の子ですよ!と言われて、あぁ、やっぱりそうか〜!
(予感が当たった〜)と思いました。
でも性別はどちらでもと思っていたので、無事に産まれてくれて、
とにかく嬉しかったです。
3170g、52センチでした!
分娩そのものは恥骨に赤ちゃんの頭が近かったため、助産師さんが少し手こずっていましたが、それがなければあと1時間早く産まれていたかもしれません。
それでも初産で5時間は安産だね!と言われ、私は中川式玄米を食べてきたおかげだな〜と思いました。
先にツイートしたように出産数時間後には、主人に作ってきてもらった玄米おにぎりと、じゃい安をベッドでモリモリ食べて癒されました。
でも病院では白米やパンの食事だったので、早く家に帰って玄米を食べたい!と思っていました。
やっぱり白米やパンばかりだと力が出ないんですよね。
今は毎日家で玄米と、じゃい安が食べられるので、とっても幸せです。
それにしても授乳中は噂通り、ものすごくお腹がすきますね!
家にある玄米が猛烈なスピードでなくなっていくので、自分でもこわいくらいです(笑)
でも玄米をガッツリ食べているせいか、細切れ睡眠も苦になりませんし、妊娠中も授乳中も便秘知らずです。
こどもも夜泣きもせず、よく飲んで、よく寝ています。
これからもお乳のためにもしっかり食べて、しっかり漬けて(糠漬け)いきたいと思います!
そして、こどもがもっと大きくなりましたら、また京都でなかがわさんと美風さんにお会いできるのを楽しみにしております!!
マクロビオティックを始めると、まずお塩のことで疑問に思う人が多いですね。
それは塩の重要性を真正面から取り上げるからだと思います。
巷では減塩が常識のように言われますが、ちょっと待ってください。
塩の足りない人を多く見てきましたが、それはとても哀れです。
塩はちょうど良いのが当たり前であって、多すぎても少なすぎても体調不良につながります。
「いい塩梅」という言葉がありますが言い得て妙です。
ところで、癌とともに高血圧の人が多いですね。
本当に薬が必要な人ならいざ知らず、中には薬が必要ない人までいることをご存知ですか?
むそう塾生にもご家族に血圧の高い人がおられ、薬を飲んでいたけれど玄米ご飯を食べ始めたら数値が安定したという報告が何例もあります。
高血圧で病院に行けば減塩を指示されて、普段は栄養面にまったく関心を示さない殿方たちでも、減塩に気を使っている人が沢山います。
そのために糠漬けも良くないのでは?と尻込みするのです。
これは困りますね。
正しく説明してあげましょう。
マクロビオティックを知っていても、ご家族との不和を嫌って塩分控え目でお料理する人がいますが、高血圧という状態の背景まで考えるようにしましょう。
まずは本当に高血圧なのかどうか?
そしてそれは下げる必要のある数値なのか?
私は決して西洋医学や薬を否定するものではありませんが、高血圧を一度ご自分なりに勉強されるのが良いと思います。
ちょうど良い本がありますのでご紹介します。
書名:「高血圧はほっとくのが一番」
著者:松本光正(関東医療クリニック院長)
出版社:講談社
定価:840円(税別)