「イヤシロチ」と「ケガレチ」そして「カタカムナ」のこと

「イヤシロチ」「ケガレチ」。
聞き慣れない言葉でしょうが、超簡単に「氣の良い土地」と「氣の悪い土地」という感じでイメージしてみてください。

私がこの言葉を初めて知ったのは、マクロビオティックの老先生から「カタカムナ」を教わったときです。
難しい内容ですが、宇宙エネルギーの存在を教えてくれる考え方です。
楢崎皐月という物理学者が、土地の電位差に着目したことで、「イヤシロチ」「ケガレチ」という言い方がされています。

そこから「カタカムナ」の勉強を始めましたが、当時参考にしていた本の著者である宇野多美恵さんが、軽井沢の別荘で亡くなられました。
新聞記事でも取り上げられましたが、その火事自体に疑問を感じたので、カタカムナの勉強はある程度のことろで止めました。
高価な全集には手を出さぬまま。(限定本の貴重な本でした)

本当のことを知るとまずいのではないかという気がしたからです。
この火事でカタカムナの貴重な原本はすべて失われたのですから。
でも、深入りしない程度に知識として知っておいた方がよいと思ったので、今でも日々「カタカムナ」のことは意識の根っこにあります。
(今は怪しげなサイトがとても多いですね)

 
 

ところで、2009年にむそう塾をオープンするにあたって、教室の場をイヤシロチにするべく、可能な限り手を尽くしました。
その効果があってか、教室に来てくださる塾生さんから、「ここに来ると清々しくて身体が軽くなる」というようなお言葉をいただきます。

床下には炭を埋設し、壁には珪藻土を塗り、テーブルや椅子から食器棚に至るまですべてに天然木を使用し、教室内には絶えずお花を飾り、きれいな井戸水も使っています。
こうして最高の氣でお料理に向かえるようにしたのです。

 
 

今、ある塾生さんのお部屋探しをしています。
当然のことながら、イヤシロチである場所を選びながら。
そして、その建物自体が良い氣を発しているような物件を。
人生がよい方向に行くように、私の氣も込めて探しています。

あ、そうそう。
物を買うときも良い氣のところから購入するのが大切ですね。
「物」だけでなく、「氣」も一緒に買うことを意識して。

そんな深〜いところに、本当の日本の凄さがあったのです。
ですから、西洋的な考え方の上っ面に惑わされないで、あなたの遺伝子の中に潜むカタカムナ的なものを大事にして判断してみましょう。
氣の流れがよくなるはずですよ。

 
 

玉杢 Tamamoku より)

 
 

イヤシロチでは動植物も人間も元気になり、ケガレチでは反対に生育が悪く、病気になったり死ぬこともある。
教室のベンチ椅子は、北海道のイヤシロチで育った上質のタモ材を使った。
お尻の下にするのは勿体ないほどだ。

 
 

カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, こころ・想い | 2件のコメント

「中川式鉄火味噌」が出来上がりました

朝晩はまだ寒いのですが、昼間はコートのボタンをはずしている人が多くなりました。
もうすぐ桜の季節ですね。

筍入り鉄火味噌のご希望があって、急遽作ってくれました。
現在の在庫は次のとおりです。

「節多め」7個
「筍入り」4個

「お宝さんDIRECT」に入れることができますので、メールでご注文ください。
事前にご連絡いただければ、教室でお渡しすることもできます。

*   *   *

【注文できる人】
①むそう塾の幸せコース在籍以上
②現在コースに通っていなくてもOK
③2023年度幸せコース申込者
④むそう塾が特別に許可した人

【注文先】
中川善博
メールアドレス:order.musojuku@gmail.com
<メールの記載事項>
・お名前
・塾生番号
・郵便番号
・住所
・電話番号
・個数
 節多めか筍入りか

【代金の支払方法】
1)代金の支払時期:品物を受け取ってから
2)鉄火味噌代金:22gで5,000円(消費税込) 筍入りは6,000円
3)送料の支払先:受領時にヤマト運輸へ
4)代金の支払先:PayPay銀行のジョブズ口座へ

 
 

てっぺんに見える白いものは、大きさ比較のための玄米です。

(節多めの鉄火味噌 料理:京料理人 中川善博&スタッフ麗可 マクロビオティック京料理教室 むそう塾 2023.3.3撮影)

 
 

カテゴリー: 講座のご案内・連絡事項 | コメントする

ウオシュレットの温水温度不安定による修理のこと

ちょっと前から、ウオシュレットの温水温度が最初はいいけど、その後から温かくなりにくい現象が起きていた。
最初は水が冷たい季節だから、温まりにくいのかな?と思っていたけど、去年の今頃はそんなこともなかったので、真夜中にネットから修理の申込みをした。

すぐ翌日の朝8時に電話が来て、10時半に来てくれた。
動作確認すると、温水にするための電圧を送れていないため、3つの部品交換が必要とのことだった。
3つの部品代と作業料がかかるけど、これが1セットで劣化していくので交換をおすすめしますとのことだった。

とても感じのよい青年で、私が内部の構造の複雑さに驚いていると、あれこれ説明しながら手際よく作業を進めてくれた。
タイプは違うけど、中はこんな作りだった。

 
 


(画像はこちらのサイトからお借りしました)

 
 

50分ほどで部品交換は終了した。
(作業料12,800円、部品代14,660円、訪問料金2,500円、消費税2,996円、合計32,956円)
手際よく、かつ注意深く作業を進める姿はとても好感が持てた。
今はこういう技術者が不足、あるいは高齢化していると聞く。
でも、今回来てくれた技術者さんは30代だとか。

とても感じがよくて、落ち着いていて、素晴らしい人だったので、その旨を伝えたら、「5年後も今日の場所が順調だったら、そのとき褒めてください。」と笑顔で答えた。
技術とはそういうものなのかもしれない。
仕事の結果がすべてなんだなと思った。

 
 

***

なお、このタイプのトイレはすでに製造中止しているので、電気系統の部品が今月でなくなってしまうが、ノズルだけは今後5年間交換可能とのこと。
それ以降に故障が発生した場合は、トイレごと買い替えになるという。
「このタイプの品質なら、今は50万くらいします」とあさり言われた(╹д╹;)

 
 


(TCF987F 画像はTOTOのサイトからお借りしました)

 
 

ちなみに、トイレの電気系統部品の寿命は7年〜10年くらいとのことなので、15年も頑張ってくれたことに感謝。
ヒーターも私と同じように老化していたようだ。
やれやれ。

 
 

カテゴリー: マクロ美風の家事アドバイス講座 | コメントする

ベッドのポケットコイルの種類とクッション性の違い

今日は、京都にある「京都シモンズギャラリー」に行ってきました。
先日「日本ベッド」のショールームに行ったのですが、ダブルクッションが廃盤になってしまったため、最新のダブルクッション情報を確認するためです。

どちらもポケットコイル専門のメーカーですが、そのコイルの太さや並べ方に違いがあります。
シモンズは平行配列でしたが、日本ベッドでは交互配列でした。
ちなみに、日本ベッドでは一部並行配列の商品もありましたが、これが案外よかったです。
並行配列の特長である柔らかさが出ていました。

シモンズには20種類ほどのマットレスがあるため、それらをコイルの太さと長さ、そして詰め物などで自分にピッタリのものを選ぶことができます。
コイルは太くなるほど、短くなるほど硬くなります。
反対に、コイルが細くなるほど、長くなるほど柔らかくなります。

私が今日体験したのは、コイルの線径が1.7mm・1.9mm・2.1mmの3種類でした。
また、コイルの長さは17cm・19cm・21cmでした。
それぞれに実に面白い違いがあって、よくこんなに考え出すものだなあと感心したものです。

ダブルクッションどころか、トリプルクッションもあって、メーカーの違いによる商品の作り方に面白さも感じました。
まるでハンドバッグのようです。
ちょっとずつ違っていて、それがまた楽しいのです。

 
 

***

シモンズベッドにも日本ベッドにも共通していることは、スプリングマットレスの上に、別にピロートップを載せて、表層を柔らかくするタイプが増えたことです。
こうすることによって、しっとりとした柔らかさが生まれ、優しさが出てきます。
これが実に心地よくて、まるでやさしく撫でられているかのような感じになります。

食べ物のような表現ですが、「ふんわり もっちり」「ふんわり しっとり」というのがベッドからも感じられて、癒やし度が凄いです。
これが実は人気があるそうなのですから、世の中にはお疲れの人が多いのだなあと思った次第です。
そして、男性も柔らかめのベッドを好むかたが多いのだとか。(違った意味でうなづけます)
しかし、ピロートップはクッション素材でできているので、スプリングよりへたりやすいはずです。
これが今後どの程度の広がりになるのか、興味のあるところです。

なお、ここではどの商品が良いとは書きません。
人それぞれ体型の違いや、お悩みや好みも違うからです。
あなたにピッタリのベッドは必ずあるので、ご自分の健康を生み出してくれるベッドを、丁寧に探してみましょう。

 
 

【並行配列】 やわらかめになる

 
 

【交互配列】 かためになる

 
 

カテゴリー: からだ, マクロ美風の家事アドバイス講座 | 4件のコメント

お料理を習うときの最短上達術 最初が肝心

「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」には、お料理が苦手な人やまったく料理経験のない男性も来られます。
そこで、自宅に帰ってから再現しやすいように、分量や時間を数値化してお伝えするようにしています。
本当は、数値化できない部分もあるのですが、それをわかりやすい言葉でお伝えするようにしています。

ですから、まずはその数字のとおりにお料理をしてもらうことが大前提です。
しかし人間は、なかなか習慣を変えるのは億劫なものなのです。
たとえば、
計量スプーンを使ったり、
計量カップを使ったり、
タイマーを使うことがそれまでの生活でなかった場合、それだけでもうストレスになるんですね。

でも、ここを正しくこなしてくれれば、ググッと目的に近づきます。
たとえば、先日お教えした「絹玄米ごはん」を炊くためには、投稿用のメールに記載する事項が、すべて大切なポイントになります。
それを一つひとつチェックしていくことによって、最高に美味しい玄米ごはんが炊きあがるわけです。

あとは、炊く人の精神面のコントロールのみです。
そうなんです。お料理には精神面も影響するのです。
焦っていたり、怒っていたり、悲しいことを抱えていても出来上がりが最高になりません。

 
 

でもね、だんだん慣れてくると、むしろ、計ることは味の安定のためには良い方法だと気づくことでしょう。
まずは「完全コピー」から入りましょう。
食材はもちろん、調味料も同じものを使います。
よく、お料理本のレシピだけ真似して、調味料は別のものを使う人がいますが、これではレシピを公開した人の味にはなりません。

そして、習ったらすぐ復習することです。
これは学校の勉強と同じですね。
学校の勉強は嫌いな場合もありますが、お料理は美味しかったら復習の意欲が湧いてくるので、それを助けに挑戦してみましょう。

昨年、とても「習い上手」の塾生さんが登場しました。
遠くから通われているのですが、すぐ復習をすることによって、どんどん上達されました。
過去の記事を参考にして、予習もしっかりされています。
こんなふうに、塾生さんから教えられることもいっぱいあります。

一人でも多くの人が、お料理の苦手感を克服して、笑顔でキッチンに立てることを願っています。

 
 

(玄米ちらし寿司 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

カテゴリー: 玄米の炊き方講座, マクロビオティックの指導現場からシリーズ, マクロビオティック京料理教室 むそう塾 | コメントする