お風呂の入り方 マクロビオティックの陰陽も参考になります

このブログでもたくさん入浴のことを書いてきましたが、今なお入浴についてご質問を受けますので、もう一度記事にしておきます。

そもそも私が入浴方法を意識するようになったのは、20代で野口整体を始めてからです。
野口整体では、毒出しをしたいときにはぬるめの温度で長く、朝の入浴は高めの温度で短くと指導されました。
しかし、私はどうも長時間湯船につかるのは苦手です。
幼いときにアトピーを治すため、何カ月も温泉で湯治をさせられていた体験のせいかもしれません。

 
 

ところで、マクロビオティックでは入浴も陰陽で判断します。
<陽性な人>
・湯船に入りたがらず、シャワーが好き
・ぬるめの温度が好き
・短時間入浴
<陰性な人>
・シャワーより湯船につかる方が好き
・熱めの温度が好き
・長湯が好き

<マクロ美風の場合>
・湯船につかるのが好き
・熱めの温度が好き
・短時間入浴

なお、一般的な傾向として、子どもは陽性な人の入り方が好きです。
反対に年配の人は陰性な入り方が好きなので、お孫さんはお爺ちゃんやお婆ちゃんと一緒に入るのは苦手なのです。
だから遊びます。
首までお湯につかれと言われるのが大嫌いです。
でも、水遊びは大好きですよね。これが陰陽というものです。

 
 

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次に、野口整体の入浴法は大変細かくて、入浴の仕方で体調不良を治すといっても過言ではありません。
大雑把にいうと、
寝る前の入浴や毒出し目的なら、ぬるめのお湯で長く入り、副交感神経優位にする
朝の入浴なら熱めのお湯で短時間入り、交感神経優位にする
ということになります。

ちなみに今の私は、もっぱら朝入浴なので、熱めのお湯で短時間となりますが、アトピーを治すために温泉に行っていたときは、一日に4回入浴しましたから、かなりの時間お湯につかっていました。
体は正直なもので、これでアトピーは治りました。

陰陽を知って、食事にも注意して、入浴方法も自分にピッタリだと、案外人間は健康でいられるものだと思っています。

 
 

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マクロビオティックで入浴を考えてみよう 2010.8.10

この記事の中で私がシャワー派になっているくだりがあります。
そうなんです。そんな時期があって、それから徐々に食事も変えていったら、今度はシャワーが嫌になったのです。
面白いものですね。

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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小学3年生の娘の反抗期に親が言った言葉

いま、iPhoneの画像を整理中なのですが、過去に撮った写真の中からこんな素敵な文章が出てきました。
急いでいたと思われ、出典が不明なのですが、共有させてください。


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食べ物は質が大事 お菓子は味覚を狂わせる原因になるので要注意

昨夜は「夕ご飯を一緒に食べましょう」と、中川さんからお誘いを受けて、教室でスンドゥブチゲをご馳走になりました。
スタッフの麗可ちゃんと3人でハフハフしながらいただくと、体が足先までぽかぽかしてきます。
寒い日には最高のお料理ですね。

最後にお菓子が出てきました。
もちろん、中川さんが作ったものですが、その素朴な味わいが、噛みしめるたびに素材を通じて伝わってきます。
どこかに懐かしさが蘇るような味です。

そうです。
昔のお菓子は素朴なものが多かったのです。
でも、今は「科学的に作られた味」のお菓子が多いので、よほど厳選しないと買う気になれません。
そもそも私がお菓子を買うのは、年に数回あるかないかで、しかも和菓子です。
京都なら「仙太郎」さん一択です。

 
 

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ところで、むそう塾ではお菓子も教えるようになりましたが、これは塾生さんの健康のために教えた方がよいと思ったからです。
つまり、自分でお菓子を作れた方が市販のお菓子から離れることができるからです。
それほど市販のお菓子には、摂ってほしくないものが含まれています。

市販のお菓子は、「スイーツ系」と「スナック菓子系」に分かれますが、スイーツ系は油分と糖分が、スナック菓子系では塩分・油分・糖分の摂りすぎになってしまいます。
さらに、単に摂りすぎのみならず、それらの「質」が問題です。

特にスナック菓子は、旨味を感じさせるために、食塩(精製塩)・うま味調味料(化学調味料)・たんぱく加水分解物が含まれていることも大問題です。
これらは私たちの味覚センサーを狂わせますので、次第に味の濃いものでしか美味しさを感じないようになっていきます。

ちなみに私はスナック菓子はまったく興味がないので、買いません。
むそう塾の授業でいただいたお菓子の味に慣れているせいか、不自然な味に美味しさを感じないからです。
塾生さんもお子さんに手づくりのお菓子を食べさせてくれて、ご家族で笑顔に包まれていると報告してくれます。

最近のご報告では、「イタリアンベーシック講座」でお教えした「レモンゼリー」が、受験勉強中のお子さんに大変気に入ってもらえて、毎日食べて見事合格されたそうです。
中川さんやスタッフの麗可ちゃんとともに大喜びで、「合格レモンゼリー」と呼んでいます(^o^)
受験勉強という超陽性な環境下で、レモンゼリーの爽やかな陰性さが心地よかったのでしょう。

 
 

<過去記事>
玄米から始まってお菓子やパンも習えるマクロビオティックの教室 2024.4.23
お菓子を食べるときの注意点 甘いものの食べ方 2022.3.8
なぜむそう塾では魚料理も肉料理もパンもお菓子も教えるのか? 2021.10.27
マクロビオティックの指導現場から お菓子が必要なときもある 2021.5.21

 
 

(桜餅 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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京都四条通を歩きながら思ったこと

今日、用事があって銀行に行った。
窓口カウンターに日本語を話せない外国の女性が立っていて、少し日本語の話せる男性がそばにいた。
銀行側の女性は日本語で対応している。

大きな銀行なのに、開いている窓口は2つだけ。
あとの6つの窓口は目隠しされて閉じている。
色々な手続きが昔とは様変わりしていて、そこには活気もなく、立ち入ってはいけない場所のような氣が漂っていた。

もう一つの銀行に寄ったら、こちらはまあまあの感じだった。
その違いは、閉鎖された窓口がなかったのと、流れがスムーズだったから。
どちらも四条烏丸で向かい合っている銀行だ。
企業でも氣の流れは重要だ。

その後四条通を歩いてApple京都に寄った。
iPadの確認のため。
そこからさらに歩いて京都高島屋へ。
その間にすれ違った人は、外国人と日本人が半々かもしれないと思うほど。

ここは京都。
あの落ち着いたシックな京都はどこに行ったのだろうか?
不愉快な服装(着物姿を含む)が目立ち、私の心は不協和音を奏で始めた。
…お前が古いのだ…
…これが今の流行だよ…

私が好きな京都なのに、今では外に出ると波長が合わない。
それは、私が変われば済む問題なのか?
私がアップデートできていないだけなのか?

 
 

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それはともかく、何人も追い抜いて歩いていた(私は歩くのが早い方なのだ)ので、体はすごく爽やかだ。
やっぱり歩くのは気持ちがいいね。

じゃあ、毎日歩けばよさそうなものだが、健康のために何かをするというのが嫌いな私なのだ。
あるYouTuberが軽く脳梗塞を起こして、その後健康のために歩くようになったと話していた。
この寒い季節でも毎朝起きたらすぐ歩いているそうだ。
続けられるコツは、朝起きたらすぐ外に出る支度をして、お茶をいっぱい飲んでからスタートするそうだ。

そうすると、寒い中に出ていく億劫さがなくなるとのこと。
やっぱり一度脳梗塞を起こしたから真剣なんだろうね。
私にないのはこの真剣さだけど、歩いたあとの爽快感の経験が少ないのも問題だ。

でも、今年は変化することを意識しているので、もしかしたらいつかトトトッと歩き始めるかもしれない。

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

今度は外で桜を写せるようになるといいかもね。

 
 

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四毒抜きを実践する人は身体の声を聴き逃さないでほしい

昨日の「幸せコース」の授業は、私の座学でした。
日頃疑問に思っていることを、次々と質問してくださる塾生さんがおられたので、内容が色々盛り沢山になって充実しました。

そのご質問の中に「四毒抜き」の食事法がありました。
すでに過去記事でも発信していますが、ポイントは盲信しないことですね。
人間は必ず身体から発信している「声」がありますので、その声を聴き逃さないでほしいのです。

声といっても、音で聞こえるわけではありません。
発疹だったり、痛みだったり、痒みだったり、色の変化だったり、便の変化だったり、身体の重さや睡眠時間や寝起きだったり、精神面だったり、無言のまま教えてくれます。
ですから、それらの声に気づくことが大切なのです。

 
 

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私たちの身体は、吸った空気食べたもの考えたことで出来上がっていますので、食べるものだけでなく、考え方も大きく影響します。
どんなに理想的な食べ物をいただいたとしても、考えている内容が食べ物の効果を十分に発揮できなかったり、相殺してしまう場合があります。

逆に、少々身体に悪いものを食べていても、考え方が理想的なので、食の悪さが大きくならずに通過してしまう不思議な人もいます。
ですから私は、何を食べるかも重要ですが、どんな考え方で生きるかはもっと大事だと思っています。

というわけで、四毒に気を配るのも悪くはありませんが、実践している期間を考えながら、身体の声にしっかり耳を傾けて、行き過ぎないようにしてほしいなと思っています。

 
 

<過去記事>
「四毒抜き」を実践するときに押さえておきたい点  2024.11.27
四毒抜きとマクロビオティックに感じる共通点と理想 2024.11.28

 
 


うぐいす餅 仙太郎さん)

 
 

あえて四毒の一つを(笑)

 
 

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