マクロビオティックはすごい!

きょうは、とても嬉しいことがありました。
皆さんにもおすそ分けしますので、ご一緒に喜んで下さいね。
10月18日の「古代米と旧暦のふしぎ」にも登場したかたから、ご主人の転職先が
内定したとの知らせがありました。
私は、とっても嬉しくて、そこに至るまでのご夫婦の悩みを思うと、目頭が熱くなりま
した。
マクロビオティックを知ってから、体が変わり、考えも変わり、価値観も変わって、
ついにはお百姓さんを志したのですが、経済的なことを考えて、納得のいく仕事を
探していたのです。
「これから、棚田に近いところに古民家を探して住もうかな?」と、夢を語ってくれま
した。
ここに行き着くまでには、関係者に理解してもらえない苦労や、多くの問題もありま
した。
しかし、マクロビオティックの考えをバックボーンに、ご夫婦が心をひとつにして、
ポジティブな毎日を送りながら、願い続けたのです。
その結果、仕事は思わぬ方向からやって来ました。
まるで、スパイラルに吸い寄せられるように。
(これだ、これがマクロビオティックなのだ)
マクロビオティックを忠実に実践して、まさにマクロビオティックの申し子のような
ご夫婦をみていると、「マクロビオティックって本当にすごいなぁ」と実感します。
このご夫婦は、確実に陽のスパイラルに入りましたね。
これからがとても楽しみです。

 

 

 

 

 

 


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マクロビオティックのとり入れ方(2)

マクロビオティックとは?
私がマクロビオティックを始めた頃は、舌を噛みそうなこのカタカナ文字を正しく復唱
してくれる人は皆無でした。
でも、最近は「あ?、聞いたことがある」という反応もチラホラで、たま?に正しく発音
してくれる人も現われました。
しかし、それらの人が話すマクロビオティックは、私の教わったマクロビオティックと
少し違ったり、あるいは笑ってしまう内容のものまで、多々あります。
ブログ上でも、多くの情報に混乱している人を見受けますので、マクロビオティックを
正しく理解していただくために、この文章を参考にしていただけると有難いです。
         
     *    *    *    *
マクロビオティックを最も難しくいうと、A:「幸せに生きるための原理、あるいは法則
」、最も易しくいうとB:「幸せに生きるための考え方」、最も身近にいうとC:「幸せに
生きるための食事法」であると、私は理解しています。
ここでいう「幸せ」とは、人類的規模・地球的規模を指すのですが、それではピンと来
なかったり、距離を感じる人は、「元気」におきかえても結構です。
そもそも「幸せ」って元気でなければ味わえないし、「他人の幸せ」も自分が元気でな
ければ願ってあげるゆとりがないからです。
「自分が、あるいはみんなが元気に生きるための法則」

「えっ、そんなの学校で習わなかったけれど、あるなら知りたい」と思いませんか?
それが、マクロビオティックなのです。
ところが、巷で今話題になっているのは、「長寿食」・「ダイエット食」などがメインで、
本来のマクロビオティックのほんの一部分だけがひとり歩きしているように感じます。
「長寿食」も「ダイエット食」も、マクロビオティックを実践した結果の一部分に過ぎま
せん。
さらに、実践の仕方も数多くの教え方があるので、どの方法によったかも明らかで
ありません。
しかし、大事なのは、それだけ広範囲な内容をもつマクロビオティックの一部分だけ
実行しても、何らかの効果が得られるという事実が、数多く存在するということです。
最近では、本屋さんに行けば何冊ものマクロビオティック書が入手できますので、
マクロビオティックの解説はそちらに譲りますが、大切なのは、マクロビオティックに
理論実践があることです。
それは車の両輪と同じく、どちらが欠けても正しいマクロビオティックとは言えませ
ん。
理論なき実践(主に食事法・手当て法)は、むしろ危険ですらあります。
また、実践なき理論は、机上の空論と同じです。
最近、前者の人々が増えて来ているように感じ、空しさを覚えます。
マクロビオティックの醍醐味は「原理を実践で感じる」ことにあり、食事法はその導
入部分ですが、最後に行き着くのも食事法です。
ですから、マクロビオティックという考え方は、どんな学問よりも、食事を大切にする
のです。
そして、「食事が人間の体や精神をつくるので、宇宙の秩序に従った食事をして、
個人はもとより、人間が構成するところの社会世界を平和にしましょう」と考える
のです。
決して怪しい宗教ではなく、団体でもありません。
「個人から人類、そして世界が一つになるために、日本に受け継がれてきた伝統
や文化を見直しましょう
」と、日本に里帰りしてきた二十一世紀のための考え方で
す。
日本より、アメリカやヨーロッパの方で先に認知されて、最近やっと日本でもブーム
になりつつあります。
どうですか? 安心していただけましたか?
と同時に、マクロビオティックの素晴らしさを認識していただけましたでしょうか?


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マクロビオティックと日本人と宗教

明日、9月に亡くなった父の四十九日の法要があるため、これから北海道に行き
ます。
正確には、11月10日が四十九日目なのですが、出席する人達の都合を考えて
6日になったそうです。


お坊さんは、死後7日間の意味と、それが7回目にあたる四十九日の意味を考え
ると、安易に繰り上げる風潮に反対の意見を、お葬式の時に述べておられました
が、職業柄当然といえば当然でしょう。


父が9月23日に亡くなってから7日間は、お経をあげるために毎日お坊さんが実家
に来られました。
さらにそれからは、7日間(1週間)おきに来られ、これが四十九日まで続きます。


そして四十九日目にやっと死者が旅立つというわけですから、仏教の教えどおりに
いくと父はまだ旅立ちの準備ができていないことになります。
しかし、残された者たちの都合が優先されるようになった現在、仏様たちはどんな
ふうに思っているのでしょうね。


(私も義母を送りましたが、お坊さんはこんなに来られませんでした。地域によって
違うものですね。あるいはお寺によってというのか、宗派によってというのか。)


    *    *    *    *


ところで先日、久司道夫先生がこんなことをおっしゃっていました。
 「日本人はオギャーと産まれたら神社に行ってるのに、結婚式はキリスト教でや
 ったり、死んだら仏教でお葬式というように、もう何でもとり入れて平気でいられる
 民族なんだ。外国では大変ですよ、こんなの。宗教が違うだけで戦争になっちゃう
 んだから。」


常々私もそのことに疑問を感じていたので、大きく頷いたのは当然です。
そして、久司先生はこう続けます。
 「日本人は何でも受け入れられる国民なんだから、世界を一つにするのに最も
 適しているんです。マクロビオティックは単なる健康法ではありません。宗教をも
 超越した考え方なんです。」


    *    *    *    *


宗教にこだわらない日本人にこそ、マクロビオティックの真髄を理解できるDNAが
流れているのでしょうね。
私達は日本人であることに誇りをもって、日本生まれのマクロビオティックを大切に
育てあげ、次世代に伝えていきたいものです。


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マクロビオティックのとり入れ方(1)

マクロビオティックと情報
最近はどうもマクロビバブルのような気がします。
というのも、本屋さんではマクロビオティックの本がドッカリ平積みにされ、著者も
実に沢山。
さらに、きれいな写真がいっぱい散りばめられ、見ているだけでウットリするような
仕上がりの本もあって、私がマクロビオティックの勉強を始めた時とは、隔世の感
がします。
さらに、テレビや雑誌が“マクロビオティック特集”なるものを企画すると、マクロビ
オティックの一部分だけがすべてのように取り上げられ、誤解を生む元になって
いることも否定できません。
インターネットのホームページでも同様のことが言えます。
しかし、多くなれば必然的に、“元祖”とか“本物”とか、他と区別するための言葉が
見え隠れします。
そしてそのことが、初めてマクロビオティックを学ぼうとする人達に“迷い”と“混乱”
を生じさせているのも事実です。
もっと言えば、それらにはスポンサーという強力なバックがあって、そのために
マクロビオティックの真髄を理解してもらえない可能性があります。
ところが、そのような状況下で流される情報を鵜呑みにし、信じ込んでしまう人の
何と多いことか!
現在は“情報化社会”だと言います。
確かに年々情報の“量”は多くなっているかも知れません。
しかし、自分にとって本当に必要な情報が比例して増えているでしょうか?
私はむしろ“不必要”な情報の方が増えていると思います。
情報洪水の中で、純粋に真面目にマクロビオティックの普及と取り組んでいる人達
は、案外目立たない存在のような気がします。
資本主義経済の中で目立とうとすると、多くは“金”が必要になります。
でも皆さん、お金ってそんなに入って来ますか?
コツコツと真面目に働いても、左団扇で一生楽々とはなかなかいかないものです。
そんな中で、納得のいく生き方としてマクロビオティックを実践し、地道に普及活動
をしている人達が全国に沢山います。
しかし、お金をかけていないから目立たないだけなのです。
そういう情報はなかなか派手には伝わって来ないので、ともすると埋もれがちに
なりますが、最近では“ブログ”という強力な助っ人もあります。
これを使わない手はありません。
私は、テレビ・新聞・折込広告など、一方的に流れて来る情報は、まず“不必要な
情報”だと思っています。
そして、それらは“不安”の情報でもあります。
それに対して、“自分にとって必要な情報”は、やはり原始的に自分から求めて、
自分の五感を使って収集する
ものだと信じています。
    *    *    *    *
このブログは、マクロビオティックの情報に迷っている人達のために、中立な立場
で情報を提供したり、マクロビオティックに出会いはしたものの、挫折しそうになって
いる人達
“一緒に解決しましょう”というスタンスで運営しています。
ですから、この度、私の尊敬するkodamacro netさんや、なかなかさんがラジオに
出演すると知って、とても喜んでいます。
なぜなら、彼らはマクロビオティックの真髄を知り尽くしているので、間違ったことは
絶対に言わないからです。
これを機会に、多くの方々が正しいマクロビオティックと出会い、真の健康真の
幸福
を手にすることが出来るように、願って止みません。
そして、最後はやはり“世界の平和”を祈ります。


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久司道夫先生の講演会

10月29日(土)に久司道夫先生の講演会に行って来ました。
今年の9月から10月にかけて、全国十数ヵ所で開催された一連の講演会とは、
主催者が違うのですが、当日は久司先生の日本における今年最後の講演とあっ
て、多くの方が参加していました。


演題は、前半が「平和の実現」、後半が「意識の進化」 です。
公演内容は、ほとんどが久司先生のご著書に書かれているものであり、その内容
を確認する感じでした。
非常に内容の濃いテーマを、短時間でお話されていたので、予習なしの受講者は
??のところが多かったかも知れません。
でも、その後に先生のご本で公演内容を復習すれば、力がつくこと請け合いです。
しかし、悲しいかな、予備知識のない人は、後で復習しようにも、“解らなかったこと
が判らなくなる”ので、予習は大切ですね。
プロジェクターを使っての説明が主だったのですが、すべて英語版だったのが残念
です。
そこに引用されている図も、すべて本に書かれているものなので、本を読みなさい
ということでしょうか。
例によって、歌を交えながらのお話でしたが、講演の締めくくりとして“椰子の実”を
唄われた時、私は涙が流れてしまいました。
異郷の地で、故郷に想いを馳せながら、マクロビオティックの普及活動をされた久司
先生の胸中を想像すると、万感胸に迫るものがありました。
久司先生のご活躍に敬意を表して、ご一緒に“椰子の実”の歌詞を味わって下さい。
     *    *    *    *
        椰子の実
                     島崎藤村作詞
                     大中寅二作曲

名も知らぬ 遠き島より
流れ寄る 椰子の実一つ
故郷の岸を 離れて
汝はそも 波に幾月
旧の木は 生いや茂れる
枝はなお 影をやなせる
われもまた 渚を枕
孤身の 浮寝の旅ぞ

実をとりて 胸にあつれば
新なり 流離の憂
海の日の 沈むを見れば
激り落つ 異郷の涙
思いやる 八重の汐々
いずれの日にか 国に帰らん


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