私は、外に出かける時、なるべく電車を使っています。
たまに、タクシーを利用することがあるのですが、どういうわけか、タクシーの運転手さんとのお話で、盛り上がることが多いのです。
先日も、運転手さんとお話しをしていたら、「糖尿病でねぇ」と心配そうに言います。
そこで、玄米の話をしたところ、真剣に質問をしてくるので、こちらも真剣に答えてあげました。
そのうちに、目的地に着いたのですが、運転手さんは一生懸命にお話をするので、車内で20分ほど話したでしょうか。
すると、最後に涙を流しながら、「私は救われた、希望が持てた」と握手を求めてきました。
何だか、私も涙腺が刺激されて、「決して諦めないでください」と涙声で激励しました。
最後に、名刺の交換をして、後日、資料をお送りする約束をしてお別れしました。
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タクシーに乗って、マクロビオティックのお話をするのは、これで3回目です。
男性2名、女性1名でした。
いずれも、最後は涙で終わりました。
そして、いずれも、「糖尿病」でした。
「糖尿病」でも、タクシードライバーとして働いているのですが、彼らに共通していることは、「何をしても血糖値が下がらない」ということです。
そこに、考えもつかなかった「食事の見直し」で「治るかも知れない」と、希望を見出すのでしょうが、私には、一つの課題があります。
それは、タクシーの乗務は深夜が多く、食事の時間帯が標準的なパターンではないことです。
そんな彼らがマクロビオティックを実践するには、どんな方法がいいのか、私も頭を痛めます。
どんな職業の人でも、気軽に、普通に、美味しく、楽しくマクロビオティックが続けられるように、色々な方々と情報を交換して、マクロビオティック実践者を応援したいと、心から思いました。