海外でもマクロビ井戸端会議?

朝の9時半頃だったろうか?
家の電話が鳴った。
ナンバーディスプレイには「表示圏外」の文字が。
???
受話器をとると、初めての女性の声がする。
お名前を伺って初めて納得。
以前、私のブログにコメントをくださった方が、mixiで私の名前を見つけてメッセージをくださった。
「藁にもすがる思いなので、お電話でお話しをしたい」という内容だった。
私は自宅の電話番号をお知らせしておいた。
           *    *    *    *
その方は、前にガンの手術を受けて、その後体調が悪いのだという。
アメリカでマクロビオティックをしているのだが、病気のことも含めて語れる人がいない。
自分の納得いく指導者に巡り合えない。
そんな悩みをお話ししてくださった。
彼女は、私のブログをとてもよく読んでいてくださって、特に「マクロビ井戸端会議」については、「出来るものなら参加したい」とのこと。
でも、体調が悪いのでそれも叶わず残念だとも。
来年の春には、治療のために日本に一時帰国されるそうで、その時には是非「マクロビ井戸端会議」に参加したいとのことだった。
「あなたの帰国に合わせてマクロビ井戸端会議を開催します」とお答えしたところ、声のトーンが変わるほど喜んでくださった。
            *    *    *    *
3時間近くも話しただろうか?
「年末のお忙しい時に、こんなにお時間をとってしまってすみません」と言いながら、涙声で語るその方のことを思うと、「私でお役に立つのなら、何でもどうぞ」と心から思った。
海外でマクロビオティックを実践するには、良い食材の入手が困難な地域もあるので、とても大変なんだろうなと想像する。
限られた情報の中で、それらをクリアするべく孤軍奮闘されているその方に必要なのは、まさに、「マクロビ井戸端会議@アメリカ」(もっと小さい単位の都市名を書きたいが個人情報のことを考えて伏せた)。
「こちらでも井戸端会議を開きたいです、美風さん、こちらに来て下さい」と仰ってくださって感激した。
いつか、彼女の住む街で「マクロビ井戸端会議」を開催することをお約束して、電話を切った。
            *    *    *    *
舞さんからも、「オーストラリアに来て下さい」と言われている。
海外で「マクロビ井戸端会議」という日も、そう遠くない日に必要になるような気がして来た。
サニーさんは上海にお住まいだし、私の恩師からは、「ベルギーに住む○○さんと日本の架け橋になってあげてほしい」と頼まれている。
マクロビ井戸端会議が海を渡って、コンコンと湧き出る泉のように、マクロビ談議ができたら嬉しいね。

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コメント

  1. もえ より:

    いつも楽しく読んでいます。

    よく「きてください」っていう人いるけど、自分が会いたいのなら、「交通費を出すからぜひきてください」というべきではないのか?と思っています。交通費とかお金だけの問題じゃない。その人はその人の願いをかなえるため、その場所に行くまでの準備をしないといけない。時間もさかないといけない。勿論行くことによって、本人にもメリットはあるだろう。が、それは本人が決める事。
    行きたいと思ったらいく。他人が
    「絶対いいですよ。来て下さい」「くる価値がありますよ」というべきではないというのが私の考えです。だから私もその手のことはいいません。待っています。「行きたい」と言われるまで。
    私なんてそう思ってしまうのに、風さんはそう思わない心の広いおかたですね。素敵です

  2. もえ より:

    反感を買ってしまうかな??私がかつて何人もの人に言われたように
    「そんなことないわ!遊びに来たらうちにも泊めてあげるし、観光案内もしてあげるし・・」などなどと言われちゃいそうです。

    風さんあまり無理せず頑張って下さいね。風のようにかるーくかるーくいくのも大事ですよ。自分の事、自分に一番身近な人を大事にすることが一番大事で、結果的に平和につながってくると思っています。

  3. すもも より:

    素敵なお話。電話口の彼女が一時でも癒されたなら
    こんないい事はないですよね。
    日本の帰国で素敵な方々にお会いできたら病気も直るでしょうね。得に美風さんにお会いできたら!
    来年も素敵な情報、楽しみにしております。
    よろしくお願い致します。

  4. TAO より:

    時間とお金が許せば海外井戸端も面白そう!
    でもスカイプを使ってタダでネット井戸端もいいのでは?
    そうすれば阿蘇の山奥からも参加できまする!

    今オランダ・アムステルダムからTAOにワークスタディステイ者がきていますが、いずれはアムスのKIやベケットのKIその他世界各国のマクロビアンをつないでも面白いのでは!

  5. マクロ美風 より:

    もえさん、こんにちは。
    温かい心のこもったコメントをいただきまして、ありがとうございます。

    お金と時間の問題は、最大の悩みですね~。
    もえさんの仰ることは、とても良く理解できます。
    私もそのことでは、何度も考えました。

    多くの方からも、お金に関してはアドバイスを頂きました。
    ありがたいことです。

    でも、私の心の中では、「求められることのありがたさ」もありました。
    「何のとりえもない私にでも、会って喜んでくださる方がいる」ということは、お金には代えられない喜びでもありました。

    「私が足を運ぶことによって、少しでも喜んでくださるのなら」との思いだけでした。
    勿論、家族の負担は最小限にしなければなりませんので、これからは今までのあり方を見直していくつもりでおりました。

    自分の足元を大事にしなければ、何事も本末転倒ですものね。

    ですから、海外の井戸端会議も、「お金と時間が許せば」の条件つきになってしまいますね。
    でも、だからと言って、最初から「無理」と思うのではなく、夢は持ち続けていたいと思うのです。
    どこで、どんなチャンスで、夢が現実化するか分からないからです。

    >自分の事、自分に一番身近な人を大事にすることが一番大事で、結果的に平和につながってくると思っています。

    もえさんのこのお言葉は、いつも胸に刻み込んで行動しますね。
    ありがとうございました。

  6. マクロ美風 より:

    すももさん、こんにちは。
    悩んで悩んで、苦しんで苦しんで、頑張っていらっしゃるご病気の方に接する度に、「私に出来ることって何だろう?」と思います。

    もしかして、私がお話に耳を傾けるだけでも、この方の病気は良い方向に向かうかも知れないと思うことがあります。

    昨日もそんな例でした。
    「ご自分で病気を作り出してしまわないために、私にもできることがあったなら」と思う毎日です。

    すももさんの、新たな試みも楽しみにしておりますよ。
    また、お目にかかりましょうね。
    お店にもお伺いしたいです。

  7. マクロ美風 より:

    TAOさん、ありがとうございます。
    31日にコメントをいただけて、幸せです。

    そうだ!
    スカイプってテもあったわね~。
    さっすがTAOさん。

    >そうすれば阿蘇の山奥からも参加できまする!
    >世界各国のマクロビアンをつないでも面白いのでは!

    あ~、TAOさん、素晴らし過ぎます!
    「時間とお金が許せば」なんて、忘れてしまいそう。。。。

    あ、その井戸端会議の名前、今、決まったよ~。
    ふふ(^^)
    今度お会いできた時に、ご報告しま~す♪

  8. より:

    ニュージーランドの舞です。
    (オーストラリアじゃないです。ごめんなさい。)

    日本より4時間早いニュージーランドでは、一足先に新年を迎えました。
    日本の新年のような風流さは全く無いので、ちょっとした祝日って感じです。

    母と話していて母が20代だった頃も、東京などでは全国からのマクロビアンの交流会があったみたいです。初めて会うような人の家に川の字で寝て合宿状態でお話したみたいです。

    今年もよろしくおねがいします。

  9. マクロ美風 より:

    あっ、舞さんごめんなさい。
    ニュージーランドでしたね。
    もっと南でしたかぁ。
    それなら、今は暖かい季節ですね~。

    それにしても、舞さんのお母様が、井戸端会議の前身ともいえるお話をなさって下さるって、素敵ですね。

    桜沢先生の門下生のお話によると、「昔はよく寝袋にくるまって、MI塾などで夜を徹して話し合ったものだ」そうです。
    また、やはり、初めてお会いした人であっても、マクロビアン同士、意気投合して泊めてもらった思い出もいっぱいおありだとか。

    川の字で寝ての合宿、私も何度も経験しましたが、毎回充実していて、どれも深い絆で結ばれました。
    昔も今も、「同じ時間を共有する」ことの素晴らしさは、変わりありませんね。
    舞さんとも、いつかそんな時間を過ごしてみたいですね。

    こちらこそ、今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

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