夫との会話から 「歎異抄」「出家とその弟子」

昨夜パソコンをしていたら、ふと夫がこんなことを言いました。
「お母さんはよく気分転換しないで仕事ばかりしていられるね」と。

夫は音楽を聴いたり、本を読んだり、ゴルフをしたり、お茶のお稽古に行ったりしながら、気分転換をして仕事をしているので、私のことが不思議なのだそうです。
6月にも夫はゴルフ旅行で、青森と北海道に行くのだとか。

私の答えは、「あんまりストレスがないからかな?」と即答です。
「じゃあ、それはどうしてなのかな?」と夫。

これも私は即答で、「やっぱり感謝かな〜?」。
付け加えて、「感謝の力は大きいよ〜」と私。

 
 

そこからあれこれ話して、「私の感謝の気持ちの土台は、きっと22歳〜24歳頃に出来上がったと思う。それは、「歎異抄」の影響が大きかったよ」というような話もした。
そうしたら夫は、すぐ本棚から「歎異抄」を引っ張り出してきて、これ読んだけどお母さんのような感じにはならなかったなあ」なんて言ってました。

(本から受ける感動は人それぞれだし、性別や年齢のこともあるし、体験も影響するし、みんな同じというわけではないから、そんなの気にしなくていいのにね^^)

今、新幹線の中でふっと思ったのだけど、それなら「出家とその弟子」(倉田百三)を読んだ方がピンと来るかなぁという感じです。
私はこの本から「ゆるす」ことを深く知りました。
そうしたら、とてもストレスがなくなって、自由に生きられるし、疲れなくなったのです。

夫よ。
時間がなくて、話はそこまでで京都に向かってしまったけれど、「出家とその弟子」も読んでみて。
何かが変化するかもしれないよ。
でも、あなたはすでに寛大だから、あまり影響を受けないかな?(^^)

 
 

(埼玉の自宅入り口には紫陽花が咲いていた)

 
 

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子供の熱にあなたはどう対応しますか? 野口整体やマクロビオティック

先日、お子さんが熱を出したと、塾生さんからご連絡がありました。
お手当法と病院に行くタイミングを相談されましたが、すでに豆腐をおでこに当てて、保冷剤を首に当てているとのこと。
体温は39度近くまで上がっているそうです。
この方はすでにマクロビオティックの教室で学ばれていたので、そのようにされたのだと思います。

私はその時点で、お子さんの元気さを質問しました。
熱が出ているのに「元気さ」なんておかしいと思われるでしょうが、熱が出ていても必ずしも病気ととらえなくてもよいことがあるからです。

子どもは大人より体力があるので、すぐ熱を出します。
食べすぎても熱を出すことがあります。
ストレスを感じても熱を出すことがあります。
少し体力のない子は、ストレスを皮膚から出すこともあります。

熱が出たからすぐお手当てと考えるのは、西洋医学で解熱剤を使うかわりに、お手当てでなんとかしようと思っているようにも感じます。
マクロビオティックを知っている人にこういう人は多いですね。
私はこれを悪いとはいいません。
でも、それらを使う前に、ちょっとお子さんの様子を見ることが大事だと思っています。

熱はあるけどまだ元気さがある。
こんなときには、ちょっと環境の変化も考えてみましょう。
この時期だと、保育園や幼稚園、新入学、新学期などで環境が変わってストレスになっていることが考えられます。

小さいお子さんは多くの言葉で自分の気持ちを説明できないので、熱という手段で訴えているのかもしれません。
親はそのへんも考えてあげる必要があります。

 
 

***

さて、体が熱を出すということは、何らかの必要性があるのですから、できれば自然に下がるまで待ってあげられたらいいですね。
体の中ではその熱を出しながら修復に懸命なわけですから、途中で人為的に下げると回復が長引いたり、予後が悪かったりします。

お子さんにはしょっちゅう熱を出すタイプと、あんまり熱を出さないタイプがいるように思います。
色々な背景があると思いますが、体温の高さに驚かないで、お子さんの気持ちになって対処してあげましょう。

冒頭のお子さんの件ですが、その後お母様が私のブログ記事を読んでくださって、お豆腐と保冷剤のお手当てをやめたそうです。
お子さんが嫌がったのだとか。
それはそうでしょう。体を冷やされて嬉しいことは滅多にありませんからね。

その後のご報告です。
◯は今朝、平熱に戻りました。
本人は高熱が出ていたことも、気づいてなかったようです。
ただ、私が冷やしたことは覚えてるようで、「凍えるよ」と怒ってました。

私にメールが来たのは夜だったのですが、一晩でお子さんは回復されました。
お子さんは本当に悪くなるのも良くなるのも早いです。
体がまだ汚れていないので、反応が早いんですよね。

ですから、お子さんの体を信じて、自力で乗り越えられるお手伝いをするようにしましょう。
そうすることによって、一つずつ体力をつけていけるようになるからです。
こんなことが子育てのポイントかなと思っています。

なお、野口晴哉氏の書かれた「風邪の効用」は、子育て中の人にはぜひお薦めの本です。
私は50年も前に、この本で健康に対する考え方が変わったし、新型コロナウイルスのときにも役立ちました。
下の記事もお読みいただければ、子育てがしやすくなると思いますよ。
健康の基本的な考え方(健康でないことこそが人間として当然である) 2015.6.1

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾) 

 
 

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「2023年度(第15期)幸せコース」受付開始のご案内

先日、ありがたいことに、まだ一度もお目にかかっていない方から、「来年の幸せコースに申し込みたい」とご連絡をいただきました。
今までは幸せコースにお申し込みいただく前に、何らかの講座でお会いしたことのある人ばかりだったので、とても新鮮な気持ちになりました。

と同時に、今からだと丸々1年間お待たせしてしまうことになってしまいますし、その間の時間の浪費を考えると、早く学びのチャンスを提供すべきではないかと思うに至りました。
そこで、幸せコースが始まる前から単発講座を受けられるようにしてみました。

むそう塾にはおびただしい数のお料理があって、そのどれもが美味しくてすぐ役立つ内容ばかりなので、そこから入っていただくのも良いかと考えています。
マクロビオティックを知っている人も知らない人も、「美味しい♪」を中心に笑顔が広がってくれたらいいなと思っています。

マクロビオティックは良い面もありますが、誤解される教え方もあるために、あまり健康的でない食べ方をされている人もいるのが現状です。
むそう塾では、そんな現状を打開して、真の健康と陰陽の考え方を伝え続けています。
今ではお子さんたちも、「早くむそう塾で習いたい」とエールを送ってくれるようになりました。

子どもの味覚は正しいです。
その味覚を大事にして、将来への健康づくりのお手伝いをしたいと思います。
まずはお母さん、お父さん、そして、これから将来のある若者たちに、むそう塾の「本物の美味しさ」を味わってもらいたいです。

そして、「陰陽の考え方」があなたの人生の宝物になってくれたら、こんなに嬉しいことはありません。

 
 

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【単発講座の種類とご案内記事】
むそう塾で京料理人中川善博が教えた陰陽料理名一覧 (随時更新)
再開催ご希望講座 (随時更新)
「これから開催予定の講座案内」 (随時更新)

【受付方法】
こちらの予約システムからお申し込みしていただきますと、マクロ美風から仮受付メールが届きます。
そこに受講費のお振込先を書いてありますので、指定口座にお振込みください。
ご入金が確認されましたら、受付完了メールがマクロ美風から届きます。

【受講費のお支払い期限】
・2023年度の幸せコースから受講ご希望の場合は、2023年1月31日までにご入金ください。
・幸せコース受講前に単発講座を受講されたい場合は、幸せコースの受講費を先にお振込みください。翌日から単発講座を受講することができます。

【ダブル受講について】
「幸せコース」はお料理の基本を学び、「上級幸せコース」はたくさんの種類のお料理を学べますので、ダブル受講して一気にレパートリーを増やすことも可能です。
ダブル受講は、要領のよいお料理の幅がグンと広がりますので、むしろ忙しい人の味方になります。

ただし、上級幸せコースは幸せコースからの進級者が優先されますので、もし全員が進級された場合は、新しい方のダブル受講は不可能になります。
10月になりましたら、進級の有無がわかりますので、それ以降にはダブル受講の可否もはっきりします。

【ご注意】
むそう塾は素人さんにお料理をお教えする教室なので、飲食店関係・お料理教室関係、セミナー関係の方のご参加はご遠慮いただいております。
こちらの注意点を必ずお読みいただいて、どうぞご理解いただけますように。

 
 

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【2023年度(第15期)幸せコースの講座内容】

【講座名】
「2023年度(第15期)幸せコース」

【コースのカラー】
若草色

【授業時間】
11:00     入室および準備
11:30~16:00 実習&試食
16:00~17:00 座学
17:30     退室

【授業内容】
【5月】
◎実習
・一番出汁の取り方(煮え華の見つけ方も)
・中川式お箸の持ち方
・中川式糠漬けの漬け方
◎座学
・むそう塾での学び方、復習の仕方
・食事日記のつけ方指導
・毒消し方法

【6月】
◎実習
・包丁の砥ぎ方、まな板の選び方
・千切りにした1本の断面正方形を目指す
・乱切りの仕方
・桂むきの仕方
・1か月間の桂むき投稿の仕方(メールに写真または動画添付)
 桂剥き投稿は任意
◎座学
・なし(食事日記のアドバイスを各自にメールで伝える)

【7月】
◎実習
・カレーうどん
・煮麺(にゅうめん)
・冷やし麺と麺つゆ
◎座学
・マクロビオティックの考え方と陰陽

【8月】
◎実習
・うざく
・新蓮根と茗荷の甘酢漬け
・小松菜の胡麻和え
・九条ねぎと蛸の芥子酢味噌かけ(ぬた)
◎座学
・お料理の陰陽

【9月】
◎実習
・出汁巻き玉子
・キノコのガーリックバター
◎座学
・個人別食事指導

【10月】
◎実習
・もう一度一番出汁の取り方
・丹波栗の栗ご飯
・丹波松茸の炊き込み玄米ご飯
・松茸のお吸い物
◎座学:中川善博担当
・常識としての和食のルール
・盛付の基本

【11月】
◎実習
・中川式筑前煮
・里芋の炊いたん
・手綱蒟蒻
◎座学
・陰陽別体調のコントロール方法

【12月】
◎実習
・トンカツ
・キャベツの千切り(百切りではない)
・焼き野菜
◎座学
・氣の流れをよくする具体的方法

【1月】
◎実習
・プロの天ぷら
・素揚げ
・揚げ出し豆腐
◎座学
・価値観・人間関係・生き方における中庸とは?

【2月】
◎実習
・出汁巻きデモ
・盛付の徹底指導
◎座学
・病気との向き合い方

【3月】
◎実習
・魚をおろす
・お刺身定食を作る
・魚を焼く
・カラスガレイの煮付け
◎座学
・各人への陰陽アドバイス

【4月】
◎実習
・卒業作品としてお弁当を作って持参する
・お弁当を料理雑誌のように撮影して修了!
◎座学
・各人の1年間の報告

座学は生きた陰陽を理解できるように、各人の心身の陰陽状態をキャッチしながら、勉強を進めて行きます。
一人ひとりの体調に合わせた直接指導付きです。
ご自宅での復習料理投稿の添削付きですが、投稿は強制ではありません。

【授業日】(日曜日)
2023/5/14 6/11 7/9 8/13 9/10 10/15 11/12 12/10
2024/1/14 2/11 3/10 4/14

【定員】
8名

【申込資格】
・飲食店/料理教室/セミナー関係者以外の人(こちらの記事をお読みください)
・再受講や他のコースとのダブル受講も可能

【受講費】
440,000円(消費税込)

【受講費の振込期間】

仮受付メール到達後〜2023年1月31日(火)

【申込方法】
こちらの予約システムから 随時受付

【キャンセル料】
・入金後〜2023年3月31日迄:受講費の20%
・2023年4月1日以降:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

 
 

(出汁巻き玉子 幸せコースの授業から 料理&盛付:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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「マクロビオティックガイドブック」 塾生さんの感想文より

先日、「マクロビオティックの陰陽がわかる本」を読んで 塾生さんの感想文 の記事を書きましたが、もう一冊本を読んで感想文を送ってくれた塾生さんがいます。
文章を書くのがお好きなようなので、そのような方はどんどん書かれたらよいと思います。
それは、文章を書くことで「内面を発散」させることができるからですね。
そして、書きながら自分の心を自分で客観視できる面があります。

反対に、文章を書くのは苦手という方もおられます。
それも陰陽なので、決して引け目に感じないで、「じゃあ、どこで陰陽バランスを取っているのかな?」と考えてみましょう。
面白い自分を発見できるかもしれません。

では、もう一つの感想文をご紹介しましょう。

 
 

<Ki(141-2)さんからの感想文>

「マクロビオティックガイドブック―体と心をはぐくむ食養生―を読んで」
幸せコース 第14期 142₋1 Ki

「食べる」こと
 ずっと「美味しそうだなあ、食べてみたいなあ」とスマホの画面から見ていたむそう塾のお料理。一度で良いから食べてみたいと、試食会に参加した。
 緊張しながら、むそう塾のドアを開ける。「こんにちは」と声をかけると、あたたかい笑顔で出迎えてくださった。初めて伺ったにもかかわらず、あまりにも家庭的な雰囲気で「ただいま」と言いそうになる自分がいた。

中川さんが、だし巻き卵や唐揚げを目の前で作ってくださり、五感をくすぐる。美風さんが、お茶碗にふわっと温かいごはんをよそってくれる。「おかわりしてね~」「たくさん食べてね~」と声をかけてくださりながら、食卓にできたてのお料理が並ぶ。小食を心がけていた私だが、今日はたくさん食べようと意気込んでいた。
でも、胸がいっぱいで、すぐお腹もいっぱいになってしまった。

マクロビを知ってから、常に心がけてきた「腹八分目」に、「よく噛むこと」(20頁)。内心は、もう少し食べたいな、噛むの面倒だな。そんな気持ちが渦巻いていた。
「マクロビのルーツは、日本の伝統的な和食」(6頁)とあるが、お料理を食べるときの雰囲気は、どのようであったろう。家族で囲炉裏を囲み、今日の労をいたわる温かな空気が流れていたのではなかろうか。22頁に記されている「グローバルな視点からのバランス」にある、健康的な膨張(陰)の「くつろぎ」「おだやか」「おもいやり」に当たる雰囲気である。
「食事中、一番食べているものは空気です。」と言っていた人が以前いて思わず、笑ってしまった。でも、そうかもしれない。楽しく、美味しく食べれば、おのずと腹八分目になり、よく噛んで味わいたくなるのだから。

 そして、陰陽の動き方やバランス(12・13頁)。「陰陽は、絶対的な中庸の状態はなく、必ず少しどちらかに傾いています。」「バランスがとれているというのは、一定限度の「揺れ」のある状態です。」とある。また、「二つの性質がほどよく保たれているなら、それらは穏やかでゆったりしたものになります。」ともある。

相田みつをさん曰く、「一番わかっているようで一番わからぬこの自分」なのだから、食養生で心身を整えたいときは、信頼できる人に客観視してもらう方が良い。また、時にブレブレになるのが人間なのだから、楽しく会話しながら食べることで、支えあい精神が生まれ、穏やかに日々を送れるのであろう。
「健康に良い物を食べる」ことと「心が喜びながら食べる」ことが乖離しないで、共にあると、体も心もきっと元気になっていく。

「料理する」こと
40頁からは、マクロビの基本の食事のレシピが載っている。
 先日のむそう塾でのこと。中川さんが、味噌汁をある温度まで温めてほしいとスタッフの方に伝えていた。私は、おそらく味噌を溶かす温度だろうと思った。念のため、中川さんに伺うと「皆さんに出すタイミングです。」と。「そうかあ、料理はできあがりの陰陽ではないのかあ。食べる人の体や心が、中庸になることが大切なんだ。私の考えは、いつもできあがりの段階で止まっていたな」と反省した。

 それからは、食べる相手のことをよく考えて作るようになった。お料理は、作る人と食べる人のキャッチボールのようだ。力が湧きたつような強さを欲しているのか、すーっとしみ込むような優しさを求めているのか。
 試しに、味噌汁の温度を中川さんのように調整して家族に出してみた。顔がほころんでいる。子どもの味噌汁は、適温で味わえるようにいつもの半分の量でよそってみる。おかわりして、また温かい味噌汁が味わえるように。

 食べる相手のことを考えて料理すると、「美味しかった」「ありがとう」という言葉が返ってくる。さあ、明日はどんなキャッチボールになるのかな。

 
 

***

<マクロ美風より>

Kiさん、感想文をありがとうございます。
全体を通して、今のあなたのお気持ちがすごくよく分かります。
なぜなら、私も過去に同じような気持ちになったことがあるからです。
おそらく、マクロビオティックを始めた人なら、誰でも感じることだと思います。

その後そのまま続ける人と、自分のやりやすいように変えてしまう人、離脱してしまう人に分かれますね。
私はそのどれでもなく、マクロビオティックの根源を知ろうと思いました。
その結果、解釈を深めることによって、陰陽を楽しむことができるようになりました。

Kiさんの文章から感じるのは、教えられたとおりに忠実に実行されようとしているのですが、現実を目の前にしてその対応に苦慮しているところだと思うのです。
私はむそう塾を始める前に、そのような人にいっぱい出会って、その苦しみもたくさん共有してきました。

でも、それではマクロビオティックの奴隷になっているだけではないのかな?
マクロビオティックは楽しいものだったはず。
そんな視点で勉強し直しました。
そこで出された結論が、今むそう塾でお伝えしているマクロビオティックです。

 
 

***

「中庸のマクロビオティック」
これがむそう塾のマクロビオティックです。

では、中庸ってどんなこと?と思われるでしょうね。
すでにKiさんも答えを出されておりますが、それは頭で理解したところだと思うのです。
ですから、これからそれを日々の生活において実践してみるのです。

陰陽は絶対的なものではないので、絶えず揺れ動いていますが、たとえていうなら、柳の木を思い浮かべてください。
(むそう塾のある京都の川端通りには、柳の木がいっぱい並んでいますね)
台風などで強い風が吹くと、柳は枝を揺らせて幹をしならせます。

そうやって陰陽バランスを取ろうとしているんですね。
その動きがあってこその中庸なわけです。
つまり、臨機応変に弾力のある対応ができてこそ、中庸といえるのです。
決して陽性一辺倒でもなく、陰性一辺倒でもなく、陰陽を上手に行き来するのがマクロビオティックなんですね。

そして最終的には、それらの過程が楽しくて、その結果も楽しいと思えるのがマクロビオティックということです。
ですから、苦行でもなく、忍耐でもなく、楽しくなければどこか間違っていると考えてもよいのです。

腹八分目にすることも、よく噛むことも、楽しければ実行すればいいし、いやなら他の方法を考えればよいのではないでしょうかね?
これらは個人差があるので、他の人に押し付けるのはよくありません。
「その個人差は陰陽的に何を意味するのかな?」と考えるのがマクロビオティックです。

 
 

***

中川さんのお料理に対する姿勢は学ぶことがありすぎて、この私自身が一番学びたくて「むそう塾」を開いてくれるようお願いしたほどです。
ちょっとしたところにも、ハッとするような気遣いがあって、その心意気に惚れることもしばしばです。

そんな中川さんのお料理の世界を、これからいっぱい吸収して、どんどん楽しんでみてください。
その結果、知らず識らずのうちに陰陽が身についてきますよ。
美味しいということは、陰陽バランスも影響するのだということを知ったら、Kiさんはすごくお料理が上手になりますよ。
楽しいですね。こんな陰陽の使い方って。

さあ、これからは、頭で知った陰陽を、実生活で確認していきましょう。
あ、どこまでも楽しくね(^_-)-☆

 
 

なお、むそう塾のサイトに「マクロビオティックの盲点」というコーナーがあります。
そこには、あなたにぜひお読みいただきたい記事がズラズラ並んでいますので、どうぞご参考になさってください。

 
 

(マクロビオティックガイドブック 体と心をはぐくむ食養生)

 
 

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初物の「葉唐辛子の佃煮」と「作り置きできる逸品料理講座」のこと 

先日、中川さんから「葉唐辛子の佃煮」をいただきました。
今年初物の葉唐辛子です。
上賀茂の農家さんから葉っぱが届いたので、作ってくれました。
まだ葉っぱが若いので、柔らかくてすごく美味しかったです。

 
 

(葉唐辛子の佃煮 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

このお料理は、毎年「作り置きできる逸品料理講座」でお教えしていますが、美味しくて「作り置きできない」と悲鳴が上がっているほどです。
葉唐辛子の葉が入手できるうちに作って、1年間大事に食べるのですが、お弁当投稿でもおなじみですね。
すでに習った人たちは、そろそろ作るようにしましょう。

この講座で習う「和風コンビーフ」は、メチャクチャ美味しくて、アレンジ用途も色々あって重宝されるメニューです。
なお、「実山椒の佃煮」は、陰陽を知っているからこその絶品で、市販品はもちろん、他のお料理屋さんでもお目にかかれない美味しさです。
「中川式お寿司講座 第2弾」を受講される人には、必須の講座になっています。

もし、受講ご希望の方がおられましたら、平日開催になってしまいますが、Twitterかコメントでご連絡ください。

 
 

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