人と人のつながり

先日ツィッターでこんなつぶやきがありました。
「凄いです。こんな熱くて真剣な人と人とのつながりがあるなんて…!」
これは桂剥きで頑張った人達にまな板をプレゼントする話に対して、いただいた言葉です。
それに対して私は次のようにお返事をしました。
「 あら、本来の人間関係ってこんなものなのよ。それが段々薄れてきているだけ。人間関係が希薄であることと自由であることをはき違えちゃったんだね。 」

つまり、人間関係って本来は真剣だしお互いの安否を気遣うし、助け合いながら暮らしていたはずです。
でも、戦後欧米化が急速に進んで、個人とか自由とか言われ出して、近所づき合いも上辺だけになって来ました。
そのうちに都会ではマンション住まいの人が増えて、向こう三軒両隣なんて関係は崩壊しつつあります。
個人の生活は干渉しないで、自由にするのが良いのだという風潮になって来たわけです。
ですから、都会に住むと人間関係はどんどん希薄になるので、それが気楽で良い面もあれば、寂しい面もあります。
そのことを踏まえて私は先のお返事をしたのでした。
*    *    *    *
昨日プレゼントのまな板を発送しました。
きょう届きましたよ?というお知らせがすでに届いています。
秋田は明日になるのかも知れません。
一所懸命に頑張ったら、その頑張りをきちんと評価してあげたい。
何かのご縁でむそう塾に来られたのですから、そのご縁を実りあるものにつなげてあげたい。
いつもいつもそんなふうに考えています。
その一つがまな板のプレゼントです。
塾生の皆さんとは出来る限り濃い人間関係を築いて、失われつつある人間と人間の温かい触れあいや分かち合い、そのようなものを皆さんと共有したいと思っています。
人間っていいなあ。
人と接するっていいなあ。
信頼できるっていいなあ。
やっぱり私は人間が好き!
そんな人になってくれたら嬉しいです。


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桂剥き投稿の総括 最終回 「便利な時代に失ったもの」- 必読 -

日本人はがんらい機械や道具を器用に創り出す国民です。
そしてその技術力も高く、世界にも注目される製品が次々と生まれました。
外国からも便利な製品が入って来ました。
そうして私達の生活は徐々に手作業が減り、生活の仕方にも変化が出て来ました。
最近ではロボットまでが登場して、生活の変化は天井知らずといった感じです。
また家事の代行もあり、本来は主婦の仕事だったものが有料で外注できる時代です。
お料理もご多分にもれず、おかずを作る時代から買う時代に移行しつつあります。
外でお食事をしても、なかなか満足の出来るお店が少なくなりました。
そんなときにこれは美味しいなぁと思うと、案外ご自分で採算抜きに作られている場合だったりします。
これは作る人の技術力だけでなく、採算抜きでも作りたい意欲が美味しさを生みだしているのだと思います。
物を買う場合でもそうです。
先に値段ありきで選ぶと、間違った物の買い方をしてしまいます。
まずその物自体がどうなのかを見抜き、それからどの位の値段がその物には妥当なのかを考えるべきです。
その物が放つ氣を感じて買い物をするのが、一番納得のいく買い方だと私は思っています。
そんなふうに考えると、今どうしても欲しい物はかなり厳選されます。
家の中が物で溢れる時代ではないのですよね?。
私が一番欲しいのは、もう一人の自分かなぁ(笑)
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最近は自分に自信がもてないという人が多いです。
あるいは今の自分が嫌いだから変わりたいという人も多いです。
私はこれらの人を、便利な時代の犠牲者だと思っています。
人間は効率的なことばかりをしていると疲れます。
時には非効率的なことが緩衝材になって、かえって効率的な時間を生みだすことを知るべきです。
ですから、世の中には効率的に動ける人と、そうでない人がいて良いのです。
それを一律に同じことを要求するから、必要以上に自信のない人が増えて来るのです。
でもね、自信のない人でも名誉挽回出来るんですよ。
それは便利な時代の犠牲者になっただけですから、便利でないことをすれば良いのです。
スイッチ一つでご飯が炊ける時代に、時間を計りながら手作業で玄米ご飯を炊く。
あっという間に大根のツマが出来上がる道具を使わずに、手で桂剥きをして刻んで行く。
たったこれだけでも、それを達成するとかなり自信がつきます。
それは、それらの作業には自分と向き合う要素があるからです。
ここが大事なんです。
短時間で簡単に出来てしまうものは、自分を反映するチャンスがないんですね。
唐揚げを作るとします。
冷凍唐揚げを買って来て、電子レンジでチンをすれば時間の短縮になりますが、自分で作るとなると何倍もの時間がかかって後始末も大変です。
しかし、その大変な作業の中に一つひとつ自分を反映させて、自分を知ることが出来るんですね。
失敗すれば自信がなくなり、美味しく出来れば自信がつくという実に単純なことです。
たとえばお洗濯もそうです。
いつもクリーニングに出していると、アイロンかけが分かりません。
でも、自分で洗って干してアイロンかけを上手にすると、達成感とともに自信がつきます。
ボタンつけもしかり。
この繰り返しを無駄な時間と思うか、大切な命の洗濯時間と思うかで、人生は大きく分かれます。
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こんなふうに、日々の暮らしの中に自分に自信をつけさせるチャンスはゴロゴロ転がっているのです。
それなのに、自信をつけるノウハウ本を読んで「う?ん」と悩んでいる人はいませんか?
そんな本を読む暇があったら、日常生活を丁寧に深くこなしなさいと言いたいです。
悩む時には座っていないで、体を動かせというのが私の若い時からの持論です。
じっとしていると陰性な発想をしがちです。
しかし、体を動かしていると陽性な発想をしやすいです。
「明日は明日の風が吹く」みたいにね。
これは、何も出来ない自分ではなく、とにかく体が動いているから何とかなるだろうと思えるからですね。
事実、人間なんて体が動いていれば、どんなことをしてでも生きて行けるものです。
それを邪魔するのは変なプライドだけです。
だからそんなプライドにはサヨナラして、生活の基本をもう一度じっくり丁寧になぞってみることをお勧めします。
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「変わりたい」あるいは「自信がない」という人は、視点が遠くに行っている人が多いです。
変われるチャンスやモノが、どこかにあると思っているんですね。
ですから必死になってそれを探すのです。
今ならインターネットの力も借りるでしょう。
でも、本当は自分の足元にあるのです。
自分の日々の暮らしの中にそれが転がっているのです。
日々の暮らしを丁寧に。
この言葉はどこでも聞かれることですが、どこまで丁寧に深く実践しているでしょうか?
もしかすると、言葉だけが一人歩きしていませんか?
漠然として何をどうしたら良いのか分からないのが現実だと思います。
でもね、自慢じゃありませんが、むそう塾の玄米投稿は結構自分を変えるチャンスになります。
最近も3ヵ月をかけてパスポートに辿り着いた人がいます。
この方は最初から自分を変えたいから頑張りますと仰っていました。
何度か挫折しそうになりましたが、最後まで初心を貫きました。
偉かったです。
そして、桂剥き投稿でも自分に自信をつけるチャンスととらえて挑んでくれた人もいます。
その結果見事に目標を達成してくれました。
彼女の言葉が印象的です。
「以前はいつもうつむいて歩いていたけれど、最近は顔を上げて歩いている自分に気づきました。」
何という変化でしょう。
これがたった1ヵ月の間に、彼女にある種の自信が出来たということです。
桂剥きをきっかけに、彼女がこれからも顔を上げて人生を歩んでくれることを心から願っています。
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長くなりましたが、一連の総括で私が言いたかったことは、常々の暮らしぶりが人生そのものを作り出すということです。
ですから、今を、今日を、真剣に大切に生きてほしいのです
人生は長いようで案外短いものです。
何もしないうちに歳をとってしまったなんてことになりかねません。
いま目に見えることをしていなくても大丈夫。
今を大切に生きている人は、必ずそれを活かす時がやって来ます。
そのチャンスがやって来た時に、スッとその波に乗れば良いのです。
さあ、あなたもチャンスを呼べる人になりましょう。
むそう塾はそんなあなたを応援しています。
これで桂剥き投稿の総括はお終いです。


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桂剥き投稿の総括 3 「片刃と両刃の違い」

桂剥き投稿の総括も4回目になりました。
一番お伝えしたかったこと。
それは、いかに皆さんが難しい練習をしたかということです。
包丁には刃のつき方が片方だけの物と、両方についている物があります。
通常家庭で使っている包丁は、両方についているので「両刃」と呼ばれます。
三徳包丁とも呼ばれて、西洋の牛刀と日本の菜切り包丁を合わせた使い方が出来ます。
ですから、この包丁でも桂剥きが出来るのです。
しかし、通常料理人さんは片刃の包丁で桂剥きをします。
それは片刃の方が桂剥きに向いた作りになっているからです。
片刃の方が薄いし、材料に触れる面積の大きさが包丁の安定感を増して、面圧をかけやすくなります。
どこが違うかは、こちらの記事をごらんください。
さらに実際に剥いている画面はこちらの記事をごらんください。
それらを承知の上で、幸せコースでは両刃の包丁で桂剥きをしていただきました。
それは、プロの味をご家庭で簡単に再現出来ることをお伝えするのが幸せコースの目的だからです。
片刃の包丁がなくても、ササッと桂剥きが出来る人になってほしいからです。
そして、桂剥きの剥き方はお刺身の時に使うだけではなく、日常のお料理にも随所で登場する包丁の使い方であることをご理解いただきたいです。
たとえばリンゴの皮をむいたり、ジャガイモの皮をむいたりする時にも。
幸せコースの最初に包丁の研ぎ方や、切り方を学んでいただいたのは、すべてのお料理に繋がる基本中の基本を身につけていただきたいからです。
桂剥きをどのように捉えることも個人の自由です。
しかし、そこから学ぼうとすれば、人生の基本まで学べるだけの内容を含むものです。
中川さんのお話によると、料理人になることを目指して修行に来た者でも、桂剥きがきちんと剥けるようになるには1年間くらいかかるそうです。
人間性も含めて変わる必要があるからでしょうか。
それを、ずぶの素人が両刃の包丁で、ここまで上達するのは奇跡としか言いようがないそうです。
驚き以外の何ものでもない!
だからまな板をプレゼントしたくなったのでした。
ユーチューブが手伝ってくれたとは言え、中川さんの伝え方が的を得ていたことと、何よりも皆さんのヤル気のお蔭でした。
たくさんのお弟子さんに教えた経験上、どうして出来ないのか、どこを直したら出来るのかを熟知されている中川さんだからこそ到達出来た成果です。
まさに二人三脚で勝ち取った成果は、今後のあなたに大きな自信となってくれることでしょう。
たかが桂剥き、されど桂剥きです。
総括の記事はあと1本あります。
もう少しおつき合い下さいませ。


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桂剥き投稿の総括 2 「桂剥き美人を発表します!」

生まれて始めてする桂剥きからスタートして、人それぞれの進歩を見せてくれた桂剥き投稿。
終わってしまうと何だかずっと前のことだったような錯覚にとらわれます。
でも、毎日1さくでも剥いていますというメールをいただくと、偉いな?、頑張り屋さんだな?と、頭の下がる思いがします。
せっかくの機会を活かすも殺すもあなた次第。
投稿は自由でしたが、多くの方が投稿してくださいました。
それぞれの環境下において精一杯頑張ってくださった努力に対して、むそう塾としてご褒美を差し上げることになりました。
次の方々にむそう塾オリジナルのひのきのまな板をプレゼントさせていただきます。
後日発送いたしますので、少しお待ちくださいませ。
惜しくもこのプレゼントに漏れた方がたくさんいらっしゃいます。
ここで終わりにするのではなく、ぜひ引き続き桂剥きを継続して、この4名の方に近づいたと思われる作品が出来たときには、中川さんにメールを送ってください。
その作品が今回の方のようなレベルに達していると認めた場合は、ひのきのまな板をお送りします。
せっかく練習した桂向きの技術を、このままで終わりにすることなく、一生使えるスキルとして身につけてください。
なお桂剥きに関しては、まだ記事を用意しておりますので、桂剥きの記事が続きます。
幸せコースに無関係の方には申し訳ありませんが、もう少し桂剥きにお付き合いくださいませ。

*    *    *    *
<桂剥き美人トップ4の発表>ビフォー&アフターの画像はこちらから

1 日曜A Ta(32ー4)さん 17回投稿
2 金曜B Mo(4ー1)さん  30回投稿
3 金曜C Sa(31ー1)さん 18回投稿
4 金曜C Ta(33ー5)さん 27回投稿

人生にチャンスはそんなにあるものではありません。
さあ、あなたもこれから頑張ってみてください。
これから頑張る人もむそう塾では応援しています。
諦めない。
へこたれない。
そんな人になってください。

 
 

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桂剥き投稿の総括 1 「投稿回数」

私はまだ京都におります。
「桂剥き投稿」の総括をするためです。
総括なんていうと連合赤軍のことを思い出してしまう私は、古い人間ですが、最近では某政党でも総括なんて言葉が飛び交っておりますね。
ま、私の場合はまとめというような意味合いで受け止めてくださっても結構なのですが、気持ちは総括のつもりで臨んでおります。
昨日は中川さんと延々12時間以上作業をしておりました。
もう夜も12時になってしまったので、ホテルに戻ってメールのお返事をして寝ました。
大量に送られて来たメールを片っ端からチェックして、お一人おひとりの投稿回数を調べたり、写真を見直したり、それはそれは時間のかかる作業でした。
でも、今この時期に桂剥き投稿の総括をしておくことは、来年に向けても大事なことなので、私のお願いで中川さんにお付き合いいただきました。
連日の講座でお疲れの中川さんに、これ以上のお願いをするのはとても忍びなかったです。
私も帰宅日を延長して取り組みました。
その結果、新しくユーチューブの撮影もして、桂剥きについてもっとご理解いただけるようにしました。
次の記事でこのことを取り上げます。
まずは、中間報告の形で桂剥き投稿の回数のみご報告します。
この回数はたとえば一日に3回送信したとしても、時間が分単位で接近しているものは1回としてカウントしています。
実際にパソコンに残っている送信回数とは異なることをご理解くださいませ。
この投稿回数は単純に他の人はどのくらい投稿したのかな?ということを知るためのものであって、それ以上の深い意味はありません。
手元にはエクセルで日にち毎の投稿回数がはじき出されて、皆さんの頑張った息吹が伝わって来るかのようです。
嵐が去ったかのようですが、その1回1回に込められた皆さんの思いは、しっかりデータとして保存しております。
後ほどそのデータをもとに、ある発表をしますのでお楽しみになさってください。
では、投稿回数のみご報告します。
(お名前・受講者番号は省略してあります)
                             *    *    *    *
<金曜Aクラス>
10・0・14・20・41・2・10・5
<土曜Aクラス>
34・24・9・4・10・0・4・4
<日曜Aクラス>
10・5・8・7・12・17・14・20
<金曜Bクラス>
17・30・21・3・13・16・4・14
<土曜Bクラス>
24・6・15・21・2・20・12・19
<日曜Bクラス>
8・4・16・41・26・23・0・38
<金曜Cクラス>
0・18・12・12・27・32・20・10
<土曜Cクラス>
8・32・19・15・23・9・10・15


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