シラルガン econtrol (eコントロール)の実力

先週の上級幸せコースでは、「シラルガン econtrol (eコントロール)」で炊いた玄米ご飯を召し上がっていただきました。
その結果皆さんが「美味しい! 柔らかい!」とのこと。
この中には上級パスポートの人もいらっしゃるし、とっても上手に安定した玄米ご飯を炊かれる人もいます。
何しろ上級ですから。
その方達が口を揃えて「柔らかい」とおっしゃるのは、皮感のなさだと思います。
もちろん中川式の炊き方では、最初から皮感がなく・柔らかく・白米のように炊き上がるようにご指導しているのですが、それをさらに皮感をなくした状態なのです。
目隠しをして食べたらどちらが白米か判らないくらい皮感がありません。
そんなに美味しいのに中川さんは、「Tプラスに比べて1?2割増しの美味しさ」と書いています。
それは控え目すぎじゃないかと私が言いましたら、「自分では7割増しの美味しさだと思うけれど、全国のお米を炊き比べた訳ではないから7割と言い切れない」とのことでした。
なんて頑固な職人気質なんだろうって思いました。
玄米ご飯は噛んだ時のプチプチ感が好きという方もいらっしゃるのですが、そのプチプチ感が食感としては美味しく感じても、腸に優しいかどうかは別問題です。
お子様や胃腸の弱い人は、この炊き上がりではきちんと皮まで消化吸収できない可能性があります。
また、良く噛まない食べ方をする人も同じような結果になりやすいです。
よく、玄米ご飯を食べるようになってから太れないとか、体調が白米の時より良くないという人が多いのですが、この場合は皮の未消化が問題であることが多いです。
そのような人が病院を訪れるので、お医者さんの中には玄米は胃腸を痛めるから食べないように指導する人がいます。
でもそれは玄米が悪いのではなく、炊き方と食べ方が悪いのです。
「玄米=よく噛む」が呪文のように伝わっていますが、それは噛まなければ玄米の良い部分が体に吸収されないから言われていることなんです。
中川式玄米炊飯法をさらにレベルアップした炊き上がりを勝手にお鍋がしてくれるようになったので、中川さんはちょっと悔しそうです。
「悔しいけど旨く炊けるんよね」。
苦笑いしながら話す中川さんは嬉しそうです。
その嬉しさをあなたにもお届けします。
今回はむそう塾のために日本の代理店さんが「むそう塾限定特別色 京むらさき」を用意してくださいました。
標準の5色より早くお届けできるようになりましたので、記事にさせていただきました。

 


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「第6回・第7回・第8回 圧力鍋料理とモバイル味噌汁の会」のご案内

急に涼しくなって来ました。
季節は確実に夏から秋へ、そして冬へと向かっています。
すでに何度も糠床を秋冬バージョンに移行するようお伝えしていますが、大事な体も秋冬を意識してしっかり良い陽を摂り込むようにしましょう。
そのために欠かせないのがお味噌汁です。
お味噌汁は皆さんもご存知のように発酵食品の代表格です。
毎日お味噌汁を飲んでいますか?
今年は放射線問題もありますので、例年以上にお味噌の効用を考える必要性があります。
昨年好評を博して開催の要望が多かった通称「モバみそ講座」を今年も開催します。
*   *   *

マクロビオティック料理では、調味料の選び方を最初にお伝えします。

しかし、マクロビオティック仕様のお味噌は買っても、実際にはあまりお味噌汁を飲んでいない人が多い現実があります。

その結果、体調不良になっているのですが、それでもお味噌汁の摂り方がネックだとは気づいていません。

朝のコーヒーや紅茶をお味噌汁に置き換えるだけでも、体調はグンと変わります。

まずはお手軽なモバイル味噌汁を体験してみましょう。

それから本格的なお味噌汁への扉を開けて、真の健康人になりましょう。

なお、中川さんは物凄くお味噌汁の研究をされていて、お味噌汁だけでも半年連続講座が開けるほどのノウハウをお持ちです。

ワクワクしますね。

それから、このモバイル味噌汁はお弁当のお供に最適です。

ご主人やご自分のために、ちょっとお味噌汁を一人分だけ欲しいという時にお役立てください。

圧力鍋を買い換えて出番の少なくなった圧力鍋はありませんか?

あっという間に出来る絶対美味しいお料理を、中川さんが目の前で作ってくれます。

見ただけで再現可能なスピーディなお料理ですから、忙しい人にも向いています。

それでいて文句なく美味しい!

今年の秋冬はもうこれで安心というお料理を伝授します。

この講座でお味噌料理を味方につけて、陽を摂るということはこういうことなのか!

発酵食品を摂るということはこういうことなのか!

それらを体で感じられるようになっていただきたいと思います。
*   *   *
【講座名】 
「第6回・第7回・第8回 圧力鍋料理とモバイル味噌汁の会」
(通称 モバみそ講座)

【開催日】 
第6回:2011年9月24日(
第7回:2011年9月25日(
第8回:2011年10月10日(
【会場】 
「なかがわ」京都市左京区孫橋町18
【内容】
<圧力鍋で作る絶品料理2品>(デモ)
・ふろふき大根+ゆず味噌

・椎茸昆布
<モバイル味噌汁>(デモ)
お味噌と具の組み合わせを伝授(容器はお持ち帰り)
<昼食>

福ZEN:玄米ご飯・おばんざい・お味噌汁・お漬物
(玄米ご飯は「シコマチック eコントロール」を使用)
【プログラム】
・11:00  開場
・11:30?12:15 昼食(福ZEN
・12:15?12:30 自己紹介
・12:30?17:00 デモ(途中休憩あり)
・17:00?17:30 意見交換      
 
・17:30 記念撮影・解散

【定員】 
10名
【受講資格】
むそう塾の塾生番号がある人(パスポートがなくても良い)

【お子様】
会場が狭いため、申し訳ありませんがご同伴出来ません
【受講費】 
50,000円
【受講費の支払期限】 
仮受付メールが届いてから7日以内
【申し込み方法】 
2011年8月24日(水)21:00にアップされる記事中のお申し込みフォームから

【締切】 
定員になり次第
【キャンセル料】
・入金前:0%
・開催日の15日前?8日前:受講費の50%
・開催日の7日前?当日:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)
【お問い合わせ】 
こちらから
【企画・責任】 
中川善博およびマクロ美風


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「第11回 むそう塾 炊こう会」は満席になりました

「第11回 むそう塾 炊こう会」は満席になりました。
お申し込みをいただきました皆様、ありがとうございました。
当日はお忘れ物のないようにご確認くださいませ。
では9月23日にお会いしましょう。


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<必読>糠床を秋冬仕様にするために

最近は中川菌に家出される人が相次いでいます。
問題点の一つは糠床の水分とうまくつき合えていないんですね。
先日私はこんな記事を書きました。
それは水分の処理で失敗しないためのいわば先取り記事なのです。
水分の中には糠床の旨味が溶け出ています。
でも、その水分を抜いて秋冬仕様に変えていかないと、糠床は季節に添った状態になれないのです。
水分を抜かないで米糠を足して糠床の硬さを出そうとすると、その分だけ乳酸菌は薄まることを真っ先に考えなければ失敗します。
米糠を足して硬さを出せるのは、乳酸菌が元気な糠床の場合であって、酸味が薄い糠床の場合には水分を抜く方が失敗しません。
水分を抜かずに米糠と多めの足し塩をしてご臨終になってしまった糠床が増えて来ました。
この辺に来て、「じゃい安」(中川式糠床の宅配)とご自分で増やして来た糠床での差がついています。
水分を抜かない方法で中川菌が家出しているのは、ご自分で増やした糠床なのです。
つまり、それは「じゃい安」に比べて圧倒的に発酵の度合いが低いことを意味しています。
皆さんにお届けした「じゃい安」は、中川さんが発酵を十分にさせて、その上旨味の域まで高めてからもなお、追熟させて相当に濃厚な仕上がりになっています。
ですから、少しぐらい多めの足し糠をしてもそれに対応する強さを持っているのですが、か弱い酸味しかない糠床では多めの足し塩も足し糠も致命的になるのです。
糠床は旨味云々を言う前に、まずは発酵ありきなのです。
発酵あってこその旨味なので、ポイントを外さないように管理をしてくださいね。
なお、これから季節は寒さに向かいます。
糠床の発酵は春から夏への暑い季節にピークになるのですから、これから糠床を発酵段階から増やすことは、まず困難と考えた方が良いでしょう。
もちろん、全く不可能なわけではありませんが、かなり難易度の高い作業であることは間違いありません。
ですから、水分の対応を誤ることなく、上手に秋冬バージョンに移行させることに必死になってください。
間違っても中川菌に家出されないように。
<参考記事>
糠床の気持ち


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マクロビオティックの真髄

きのうは上級幸せコースの日でした。
一般的なメニューとして「焼うどん」を作りました。
焼うどんには2種類あって、精進バージョンと動物性入りバージョンです。
え? マクロビオティックのお料理教室なのに動物性入り? なんて思われる方がいらっしゃるかも知れませんね。
そんなことに凝り固まっているうちは、まだまだ青いマクロビオティックですね(笑)
あなたが取り入れたいのは、病気治しのマクロビオティックなのか、健康目的のマクロビオティックなのか、ハッキリさせた方が良いです。
ある病気を改善させたくてマクロビオティックをされるのなら、タイトに実践する方が効果が出やすいです。
しかしここで要注意。
まるで対処療法のようにマクロビオティックを実践すると、かなり制限が多くなるので、少しでも体が楽になってくるとたがを緩めてしまうのです。
そうしてまた病気が悪化することになります。
そうではなくて、マクロビオティックの奥義であるところの「無双原理」を知っていただくと、これが楽しくて長続きするどころか、虜になってしまいます。
まさにマクロビオティックに恋をする状態になります。
こうなったマクロビオティックの大先輩たちがどれほどいらっしゃることか。
ここまで来たらもう安心。
と言いたいのですが、これまた安心ではないのです。
無双原理を表面しか理解していないと、マクロビオティックは万能だと思ってしまいます。
そして大きな過ちに陥ってしまう危険性をはらんでいます。
幸せコースではマクロビオティックの素晴らしさと陰陽での物の見方をお伝えしました。
きのうの上級幸せコースでは、それを一歩進めて、陰性の本質や陽性の本質について考えていただきました。
「無双原理十二の定理」は難しいですが、正しく理解すると強力な羅針盤になります。
文字だけではなく、実生活の中に落とし込んで理解することによって、生きたマクロビオティックとして使えるようになります。
マクロビオティックの死骸にすがるのではなく、生きているマクロビオティックを活用してこそ、本当の健康になれるのです。
それは西洋医学で用いる薬の替わりにお手当をすることでもなく、薬の替わりにマクロビオティック食をすることでもありません。
「病人」を治すことと「病気」を治すことは違うことを知らなければ、マクロビオティックの真の理解にはなりません。
桜沢如一先生は「病気を治せるけれど、病人は治せない」ということをよく書かれています。
ここでいう病人とは「自分の非に気づかない人」を指します。
ですから、桜沢先生は傲慢病を最悪の病気としたのですね。
それほどマクロビオティックの奥義は精神面にあることになります。
単に健康食や病気治しに留まることなく、ぜひマクロビオティックの真髄を知って、充実した人生にお役立てください。
それが「むそう塾」の名前の由来にもなります。


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