昨夜は「夕ご飯を一緒に食べましょう」と、中川さんからお誘いを受けて、教室でスンドゥブチゲをご馳走になりました。
スタッフの麗可ちゃんと3人でハフハフしながらいただくと、体が足先までぽかぽかしてきます。
寒い日には最高のお料理ですね。
最後にお菓子が出てきました。
もちろん、中川さんが作ったものですが、その素朴な味わいが、噛みしめるたびに素材を通じて伝わってきます。
どこかに懐かしさが蘇るような味です。
そうです。
昔のお菓子は素朴なものが多かったのです。
でも、今は「科学的に作られた味」のお菓子が多いので、よほど厳選しないと買う気になれません。
そもそも私がお菓子を買うのは、年に数回あるかないかで、しかも和菓子です。
京都なら「仙太郎」さん一択です。
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ところで、むそう塾ではお菓子も教えるようになりましたが、これは塾生さんの健康のために教えた方がよいと思ったからです。
つまり、自分でお菓子を作れた方が市販のお菓子から離れることができるからです。
それほど市販のお菓子には、摂ってほしくないものが含まれています。
市販のお菓子は、「スイーツ系」と「スナック菓子系」に分かれますが、スイーツ系は油分と糖分が、スナック菓子系では塩分・油分・糖分の摂りすぎになってしまいます。
さらに、単に摂りすぎのみならず、それらの「質」が問題です。
特にスナック菓子は、旨味を感じさせるために、食塩(精製塩)・うま味調味料(化学調味料)・たんぱく加水分解物が含まれていることも大問題です。
これらは私たちの味覚センサーを狂わせますので、次第に味の濃いものでしか美味しさを感じないようになっていきます。
ちなみに私はスナック菓子はまったく興味がないので、買いません。
むそう塾の授業でいただいたお菓子の味に慣れているせいか、不自然な味に美味しさを感じないからです。
塾生さんもお子さんに手づくりのお菓子を食べさせてくれて、ご家族で笑顔に包まれていると報告してくれます。
最近のご報告では、「イタリアンベーシック講座」でお教えした「レモンゼリー」が、受験勉強中のお子さんに大変気に入ってもらえて、毎日食べて見事合格されたそうです。
中川さんやスタッフの麗可ちゃんとともに大喜びで、「合格レモンゼリー」と呼んでいます(^o^)
受験勉強という超陽性な環境下で、レモンゼリーの爽やかな陰性さが心地よかったのでしょう。
<過去記事>
・玄米から始まってお菓子やパンも習えるマクロビオティックの教室 2024.4.23
・お菓子を食べるときの注意点 甘いものの食べ方 2022.3.8
・なぜむそう塾では魚料理も肉料理もパンもお菓子も教えるのか? 2021.10.27
・マクロビオティックの指導現場から お菓子が必要なときもある 2021.5.21
(桜餅 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)