住まいに自分の居場所を作るのはなぜ必要か? 陰陽で考えてみよう

家の中が汚れていたり、散らかっていると、人は外に出たくなります。
これは、汚い・散らかるという状態が悪い陰性なので、そこから遠ざかろうとする本能なんですね。
反対に、家の中が心地よいと、外より自宅のほうが落ち着きますので、自宅で過ごす時間が多くなります。
これは、心地よいという良い陽性の効果なんですね。

ですから、家は綺麗にして気持ちのよい空間にするとよいのですが、綺麗な空間でも自分の居場所がないと、そこでは癒やされません。
少々散らかっていても、自分の居場所があると、人は落ち着いたりする
から面白いです。
よくいますよね。自分の机周りはすごく散らかっていても、ご機嫌なご主人が(笑)
これは「自分の机」という居場所があるから、良い陰性エネルギーが働いているのです。

 
 

私は、過去の「マクロ美風の家事アドバイス講座」で、奥様も机を持つことをおすすめしてきました。
たとえばこのように。
マクロビオティックの陰陽を活かした家事アドバイス講座(83) カウンター下収納・机 2017.8.13

これは「自分の居場所」を作る典型的方法です。
狭くて自分の部屋を持てない場合でも、「自分のコーナー」を作るだけで居場所になります。
お子さんが入学されると子供部屋を作らなくちゃと思う親が多いのですが、案外子どもは「コーナー」で満足する場合が多いです。

 
 

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先日、親と一緒に住んでいる塾生さんが、自分のためにマンションを借りましたと連絡がありました。
いいですねぇ。
外で仕事をしていると当然人の目があります。
家に帰っても家族の目があります。
そうすると、一人になる時間がないんですよね。
これは、「人」という陽性の存在があるので、家の中でも神経が休まらない状態になります。

では、家族はどういう状態がいいのかというと、空気のような存在がいいのです。(良い陰性)
必要だけど、存在感がありすぎるとつらい。

ですから、自分の部屋(マンション)を借りることによって、完全なる自分の居場所ができるので、陰陽バランスが整うわけです。
よい選択をされたと思いました。

 
 

(富士山 2023.12.26)

 
 

息子が珍しく富士山の写真を送って来た。
「夏の富士山は好きじゃないけど、冬の富士山はいいなと思う」のだそう。
確かにそれはある。これも富士山の陰陽バランスがよくなるから感じること。
新幹線の車内灯が反映しているのが惜しい。
外の景色を写すときは、窓ガラスにピタッとiPhoneを押し付けるのがコツ。

 
 
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