飲食店の経営者を厳選するのは大事なことだった

先日、ある建物に行きました。
京都に毎週出入りするようになった頃から行ってみたかった建物です。
昔の建物が好きな私は、鴨川沿いに建つその建物の中が見たかったのです。

でも、飲食店になっているので、建物の見学だけさせてもらうわけにはいきません。
それで、ディナーコースを予約して3名で行きました。
そのお店のサイトはあるのですが、ネットから予約はできません。
予約は電話のみなので、お電話をすると休業日で留守電対応でした。

それで、留守電に予約である旨と、必要と思われる内容を伝えました。
留守電ですから、予約に対するお返事もなく、本当に予約ができているかどうか不安でした。
翌日の午前10時頃、ぶっきらぼうな話し方の男性から電話がありました。
そのとき、とてもイヤな予感がしました。
電話対応が雑すぎるからです。

さて、時間が来てお店に行きました。
何年も見たかった建物の内部に入れてワクワクして席に着いたのですが、ナプキンがセットされていません。
「あれ? 忘れているのかな?」と思ったのですが、他のテーブルでもナプキンが提供されていなくてビックリしました。

一人1万円程度のお料理を注文しているのですから、通常なら布ナプキンがセットされていて当然です。
さらに、お料理を運んで来るスタッフさんが、ことごとくマナーが悪いのです。
お料理の説明もないし、どの調味料を使えばよいかも教えてくれません。
お料理を運んで来るタイミングも、ちょっとずつ早くてせわしないのです。

テーブルでお会計したときも、「ありがとうございました」の言葉がありません。
このお店に入ってから出るまで、「ありがとうございました」の言葉がないのには、心底ビックリしました。
今まで当たり前になっていた言葉だけに、なんとも奇妙な体験をしました。

 
 

***

ふと思いました。
昔、横浜の中華街の有名店に行ったときのこと。
従業員の言葉や態度が荒っぽくて驚いたのですが、連れて行ってくれた人が、「このあたりのお店ではこういう人が多いんだよ」と言うではありませんか。

お客さん商売では、そんなことがあってはならないと思っていた私は、これだけ有名なお店なのに残念だなと思った記憶があります。
今回の京都のお店は、まさにその50年前の出来事と同じでした。

ということは、この2か所に共通する“あること”が原因なのだと思いました。
“あること”については、あえて書きません。お察しください。

黙っていても集客できる強みのあるお店は、得てしてこういうことになるのかもしれません。
件の京都のお店は、鴨川に面して建っていて、人通りの多い四条通りにも面していますから、立地的には最高です。
それだけで人が集まってきます。

飲食店はお味が一番大事なのは分かっているのですが、つい景観に興味を持った私の判断ミスでした。
それにしても、京都には景観をウリにしたお店がたくさんあるので、こういった残念なお店は結構あるのかもしれません。

やはり、経営者を選ぶのは大事なことだと痛感したことでした。

 
 

(こういう内容の記事なので、あえて写真なしにしました)

 
 
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