こんな記事を読んだ。
【「週3日は外に出て」妻に言われた夫 一駅分の電車賃でつぶす3時間】
「定年クライシス 居場所はどこに」という連載なのだが、最初の記事は妻への配慮がないなぁと思った。
この夫は、その後自分の居場所を見つけられたのだが、問題の根本解決にはなっていない。
妻はそもそも、いっさいお料理をしない夫への不満が根底にあるのに、そのことに記事は触れていない。
私の意見は、コメント欄の長野智子氏の文章と同じだ。
お料理が苦手でも、他のことで妻をねぎらう姿勢があったら、また妻の気持ちも変わっていたかもしれない。
それほど男性の食事に関する姿勢は、結婚生活に大きく影響する。
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2023年度の「第15期 幸せコース」は、8名中5名が男性となった。
奥様がすでに通われていて、そのご主人さまたちが3名、お母さんが通われていて、そのお子さんが1名、まだむそう塾は未体験のかたが1名。
なんと素敵なことだろうか!
私は常々「男性もお料理をした方がいい」と思っていたので、こんなに嬉しいことはない。
男性がお料理を作ると、結果として良いことばかりになる。
・お料理を作る人の気持ちがわかる
・パートナーが喜んでくれる
・男性も家事をする姿を子どもに背中で教えられる
・結果として夫婦円満につながる
しかし、世の中にはお料理ぎらいの女性がいるのと同じように、お料理ぎらいの男性もいる。
多くは作ったことがないだけで、案外やり始めてみればハマる人もいるのだが…
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お料理が苦手な人は、せめて「食べ上手」になろう。
ニコニコと笑顔で食べてみたり、お料理に対して反応してみたり、感想を相手に伝えてみよう。
お料理を作る人が最も悲しいのは、相手が無言でササッと食べてしまうことなのだ。
「まずい」なんて論外。
言葉一つで作る人の気持ちが報われたり、怒りに達したりするものなのだ。
何を作っても当然のように食べて、お皿洗いもしなければ、そりゃあ、冒頭の記事のように、週3日は外に出てと言いたくもなる。
ところで、「幸せコース」の最後の1席は、大学1年になったばかりの男性がゲットした。
この年齢からお料理を作ったら、間違いなく人生に勝利したようなものだ。
実は、このことをとても喜んだ塾生さんからiMessageが届いた。
「なんだか嬉しくてメールしちゃぃました!」と書かれていた。
ありがとう!
私も同じ気持ちです。
(京都市左京区にて)