「プロから学ぶ台所の整理術と道具講座」を終えて

昨日は、「プロから学ぶ台所の整理術と道具講座」を開催しました。
参加者のキッチンをお写真で拝見しながら、京料理人中川善博が、お料理をしやすくするための解決策を提案する講座です。
(講座の様子はこちらの記事から)

まずは、中川自身のキッチンの写真をお見せして、驚きの収納方法をご紹介します。
その後、塾生さんがご自分のキッチン事情を説明して、みんなで共有します。
これがとても学びになりますね。

片付かないと嘆く人のキッチンがとても広かったり、ちょっとしたアイデアでものすごくスッキリしたり、狭いキッチンなのに上手に使っているけど限界!というケースだったりしました。
一番困ったのはガスの配線でしたね。

都会の住宅事情は、熱源がどんどんガスから電気になってしまっているので、ガス器具を使いたい時に困るのです。
賃貸物件を探す時に、ガス口が何個あるか確認しておかなければいけない時代になりました。

ところで、むそう塾生なら誰しも「覚書」があるのですが、その覚書の置き場所のことです。
キッチンに置いている人がいましたが、クラウドに上げて共有できるようにしている人がいました。
そうすると、ご主人にも手伝ってもらいやすくて便利なんだとか。
今の時代らしい保存方法ですよね。
さすがデキル人です。

一人で悩んでいるのではなく、こうして色々な人とアイデアを共有することで、より良い暮らし方ができるようになるのは素晴らしいことです。
可能性が広がりますよね。

 
 

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こんなふうに、キッチンはどんどん整理して効率的にしていくと、お料理がとてもしやすくなります。
反対にカオスの状態だと、捜し物をしたり、動線が悪かったりして、結果的にお料理のベストタイミングを逃しやすくて、美味しいお料理から遠ざかってしまいます。

お料理は分どころか秒を争うときが多々あります。
その時にスッと行動できる環境を整えるのが、この講座の目的です。
ただしまい込むのではなく、人が動き回らなくても済むようなキッチンづくりが、結果としては時間をも生み出してくれることを感じ取っていただければ嬉しいです。

そしてまた、別記事で書きますが、家の中を整えることは、気の流れを整えることでもあります。
気が滞らないように、風の通り道を確保できるような室内にしましょう。
それが結果的に自分の精神状態を左右するのですから。

 
 

 
 
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コメント

  1. より:

    美風さん
    昨日はありがとうございました。
    むそう塾の収納や、美風さんの記事などを参考に自分なりになんとかしようとしてきましたが、
    もうこれ以上は私の発想では限界・・・でもどうにかしたい・・・
    というところが解消されそうでとてもワクワクしています。

    インスタグラムなどでほかのキッチンや片付けアイテムを参考にしたりしますが
    保温ジャー、精米機、圧力鍋各種など、むそう塾生ならではの事情やアイテムがあったりするので、
    塾長はもちろん、ほかの塾生さんはどうされているのだろう、と思っていました。
    こうして中川さんやほかの方のキッチンも拝見できて、とても勉強になりました。
    覚書の電子化もさっそく取り組み始めました♪
    あとは主人が使いこなせるかですが・・・頑張ってもらいますw

    コンパクトが過ぎるキッチンですが、その分あまり動かずにあれこれできるので
    実はけっこう気に入っているのです。窓もあるし。
    今回のアドバイスを元に、もっと身軽に動けるお気に入りのキッチンにしていきます。

    • マクロ美風 より:

      舞ちゃん、こんばんは。

      実は、私も舞ちゃんのキッチンは使いやすそうだなあと思っていました。
      そしてそして、やはり窓が中心にあってすごく「気」の良いキッチンです。
      あのマンションを借りるかどうかのとき、キッチンの窓が決め手だったのを憶えています。
      だから、「もう無理〜っ!」っていうときまで住み続けたらいいですね。
      (案外その日は来ないかもしれませんw)

      よく整理されていて、見事だと思いました。
      問題は、むそう塾生特有の道具が多いことです(^_-)
      でも、美味しさを生み出す道具たちなので、これらはなんとかして死守しなくちゃですね。

      キッズコックさんの道具まで置いてあるので、それの置き場所がどうなりますやら(笑)
      と言いつつ、子どもはすぐ大きくなるので、いつの間にか問題が解消されてしまうかもしれませんね。

      覚書の電子化、早速取り組んでおられるのですね。
      エライ!
      陽性さいっぱいですね(^o^)

    • PICO より:

      美風さん、一昨日は家族共々お世話になりました。
      この講座の始まりは、美風さんが中川さんに開催をお願いしてくれたとのこと、ありがとうございます。
      一年前に急ぎで決めた転居先、中川さんには定住意思の希薄な台所と見抜かれてしまいました。
      あと、数年は居るかもしれないですし、一年だとしても中途半端な暮らしはよろしくないと、お二人からアドバイスを頂き、なんとも言えない気持ちです。

      美風さんの家事アドバイスも受けたいと思っていましたが、まず初めに台所から始めることで、何かが動き出し、一層事が進みそう、私の気持ちも変化が起こるかもと、淡く期待しています。
      思い切りと纏まらない思考が、そのまま台所にも現れているんですね。

      すみません、つらつらと申し上げてしまいましたが、美風さんのご助言どおり、取り越し苦労は一旦、お休み、まずは今日身体を動かして、前進したいと思います。

      追伸
      帰りに偶然、美風さんとタモさんをお見かけし、縁起が良さそうですw

      • マクロ美風 より:

        PICOちゃん、おはようございます。
        先日はお疲れさまでした。
        ご主人様にも、お子さんにもお会いできて、とても嬉しかったです。
        そうそう、お帰りのときにも偶然! 嬉しかった〜\(^o^)/

        ところで、キッチンのみならず、おうちの中全体が片付かないのはとても気が悪いので、強引に片付けてしまいましょう。
        一人でやろうと思わないで、ご主人の力を借りるのです。
        もっとご主人に甘えましょう。

        なかなかご希望の物件がない場合は、ご自分の要求を変えるなどして、納得の行く住まい方をされるのがいいですね。
        いつも不満を引きずった暮らし方をするのは、精神衛生上もよくないし、なんといっても疲れます。
        疲労は肉体労働をしていない限り、精神面が引き起こすものだからです。
        お仕事のあり方も含めて、「こうあらねば」というのを見直してみてはいかがでしょうかね?

        もう一つの案は、きちっと区切りをつけて、割り切って暮らすことです。
        その家を好きになれるように割り切ることも一方法です。
        理想は、不満がなくなるまで割り切ることです。
        そして、雨風しのげて一家で元気に暮らせることに感謝の気持ちが湧いてきたら最高ですね。
        ぜひ、そうなりますように。

        今日を境に流れが変わることを祈っています!

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