むそう塾にはニューヨークから学びに来てくれている塾生さんがいます。
お子さんと一緒に京都に家を借りて住んでいます。
ニューヨークにいらっしゃるご主人とは離れ離れの生活ですが、上手に家族全体をまとめていて素晴らしいなあと思います。
その彼女と先日性格の話しをしていました。
彼女は白黒はっきりさせるタイプで、きちんと発言できる人なのですが、ニューヨークではそれでも弱い方なのだそうです。
あちらでは最初から主張しないで、それが何回か繰り返されると、居ないものとして扱われる傾向にあるのだとか。
一方、日本では白黒はっきりさせるより、「まあまあ」と突出しない立ち位置を選ぶ人が多いですね。
そのファジーさが外国の人には不可解なようですが。
ですから、性格によっては海外生活の方が合う人もいます。
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これを陰陽で見てみると、「発言する=陽性」「発言しない=陰性」になります。
ということは、日本人の「発言するが白黒はっきりさせない立ち位置は中庸」ということになりますね。
これは無用のトラブルを避けるためには賢明な方法かもしれませんが、会議などでは困ります。
まあ、日常の近所づきあいや、サークルなどの人づきあいでは、この「中庸」というのが無難なのでしょう。
しかし、習い事や研修などでは、もっと積極的になった方が収穫できるものが多いですね。
なぜなら、発言するには疑問を持っている必要があり、疑問を持つことは自分の頭で考えているからです。
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ところで、女優の黒柳徹子さんは、早口でドンドン話せる陽性タイプですが、「徹子の部屋」ではもっぱら聞き役に徹して、陰性側にまわっています。
こうすることによって、その日のお客様の話を引き出す(陽性)目的が達成できるからですね。
一流である所以です。
私たちも日常生活で、よく話す人と、あまり話さない人がまわりにいると思うのですが、陰陽で判断してみると面白いですよ。
そして、それを日常生活に反映させましょう。
あなた自身が常々よく話すタイプであったとしても、相手がなにか相談したそうだなと思ったら、グッと陰性になって相手の気持ちを吐き出させてあげましょう。
これは子育てにも通用しますし、夫婦間でも力を発揮します。
要注意なのは、無口なのに陽性な人がいることです。
これが本当の陽性ですね。怖いほど。
また口数が多いけれど陰性の人もいます。
弱い犬ほどよく吠えるというのに似ています。
ここを見落とさないように。
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むそう塾にも話さないタイプの人は多いのですが、せっかく習いにいらしているのですから、もっと積極的になってほしいと思います。
どんどん話しても平気です。
すべては陰陽の結果なのですから、そういう判断で塾生さんを見ています。
話すのは苦手でも、文字にすると素晴らしい内容が綴れる人もいます。
どんな形でもいいですから、自分の感じていることを外に出すことは大事です。
なぜなら、陰陽バランスがそれで理想的になることが多いからです。
なお、こちらの記事もご参考に。
・心地よいスピード スピードで知る持って生まれた陰陽 2022.3.23
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(スンドゥブチゲ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
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