おせちを作るのも夢ではない 自分改革中の塾生さん

幸せコースのKさんからメールが届きました。
ヘアスタイルに関することだったのですが、その中でお料理のことも触れていて、それがとてもよく理解できるので、ここで記事にさせていただきます。

<Kさんからのメール> 抜粋

お弁当講座の効果は本当に凄いです。
お昼の満足感が増えて、主人は間食をしたい気持ちがなくなったそうです。

中川さんのお料理はとても工程が丁寧なので作るだけで必死ですが、続けていく事で大変だと感じる事が減ってきています。
同時に今までいかにいい加減にお料理をしていたかも思い知らされています。

おせちも作れるようになりたいと思っています。
毎年自分では黒豆やお雑煮を作るだけで、主人の実家でお取り寄せのおせちを戴く事で終わってしまっていました。
ずっとおせち料理と向き合っていない罪悪感のようなものが年末年始にはありました。

私がむそう塾のサイトを見始めたのは2015年の12月頃でしたが、紹介されているおせちが凄すぎて「塾生さんが作った」事を信じられませんでした。
雲の遥か遥か上の世界を見ている気持ちでした。

今はむそう塾で諦めずに学ぶ事が出来たらおせちを作れるようになるのも夢ではないのではないかと感じています。
そんな風に思っている自分に驚いています。

むそう塾のおかげで自分改革が少しずつ進んでいっているのが嬉しいです。
いつも本当にありがとうございます。

*   *   *

<マクロ美風より>

Kさん、こんにちは。
メールをありがとうございました。
お料理(特におせち)に対する想いは多くの人が抱いているお気持ちでもあるので、記事にして、皆さんと共有したいと思います。

お昼の満足感が増えて、主人は間食をしたい気持ちがなくなったそうです。

そうなんです。
お昼に限らず、お食事を召し上がったあと何かが食べたくなったり、間食をしたくなるのは、その前に食べたお食事に満足していないことになります。
マクロビオティック的にいうと、陰陽バランスが取れていなかったということです。
この陰陽バランスには、お料理の種類や味付けはもちろんですが、質や量も含んでいて、トータルでの陰陽になります。

時々、お料理の陰陽バランスは取れているのに、間食をしたくなる人がいます。
これは習慣やストレスによるものなので、その辺をしっかり区別して見定めましょう。

中川さんのお料理はとても工程が丁寧なので作るだけで必死ですが、続けていく事で大変だと感じる事が減ってきています。

あなたはまだお若いから、お料理のことが分からなくても、手際が悪くてもいいのです。
大事なことは、習ったお料理を何度も作って慣れていくことです。
そうすることによって、Aというお料理で使った技術がBというお料理にも使えたり、あるいは似ているのですぐ上手になったりと、精度が高くなってきます。
今あなたは、まさにその途中にいるのです。

そして、だんだん推測や予想が出来るようになって、失敗が減ってきます。
そうすると、お料理も美味しく出来上がるので、俄然楽しくなってきます。
今はまだ、出来るお料理の種類を増やしているところなので、要領を得ず大変なことも多いでしょうが、だんだん楽しくなってきますので、諦めずに頑張りましょう。

同時に今までいかにいい加減にお料理をしていたかも思い知らされています。

みんなそんなものですよ。
そういう人が圧倒的多数ですからご安心ください。

ずっとおせち料理と向き合っていない罪悪感のようなものが年末年始にはありました。

おせち料理ははっきり言って大変なのです。
大変な割に普通の人が作ると出来上がりが美味しくないのです。
だから家庭では作らず、お料理屋さんに注文するようになってきているのが今の時代ですね。
でも、注文してもお味はそこそこです。
だからおせちは廃れて行くんですよね。

ところが!
あなたが2015年の記事を覗いてビックリされたように、むそう塾では、塾生さんがおせちを作りたがるのです。
理由は簡単、美味しいからです。

中川さんはこう言い切ります。
「おせちって美味しいものなんですよ。」
「私は美味しいものしかおせちに入れないから、うんと旨い!」

これですね。
塾生さんは中川さんのお料理を実際に食べてみて、その美味しさを知っているし、さらに特別な美味しさを重箱に詰められることにワクワクしているのです。
特にOBENTERS™の皆さんは、毎日お弁当箱に詰めるお勉強をされているので、その延長線上にある「重箱に詰める」おせちは、そんなに抵抗がないのです。

おせちは品数が増えるので、なんといっても手速くしなければなりません。
盛り込みについては、日々中川さんからお弁当投稿でしてもらった指導がそのままおせちにも当てはまります。
もちろん手速さもね。
だって、37種類作ろうと思ったら、それはそれは想像を絶するほど大変です。

ですから、まずは自分が無理なく作れるお料理と、メインになる三品を加えておせちを作れるように応援するのが、「おせち料理三種とおせちの詰め方講座」なのです。
幸せコースでは11月に煮物を習って、12月に出汁巻き玉子を習いますから、あなたも今年は可愛いおせちができますよ。

おせちはお料理の基本の集大成でもあるので、幸せコースで習う一つひとつの技術を確実なものにしながら、秘伝コースでおせちが習えるのを楽しみにしていましょう。

むそう塾のおかげで自分改革が少しずつ進んでいっているのが嬉しいです。

あなたが愛クラスに来られた時のことを思うと、ずいぶん変わりましたよ〜。
家事アドバイス講座を受講して、お片付けを頑張ってくださったのも大きかったですね。
そして何より一番大事なことは、あなたが「変わりたい!」と思って、その気持ちを継続してくれていることです。
お料理もすぐ復習して、動画を中川さんに送って指導してもらったり、こうして私にメールを送って近況報告をしてくれたり、こういう密な連絡があなたを向上させてくれるのです。

変わりたいと思ったら、まず行動すること。
これがちゃんと出来ています。
そして、ヘアスタイルを変えることについても、次のように書かれていました。

「今までしなかった事をする」事で自分の陰陽バランスが少しずつ変わっていくのを感じます。

ちゃんと「今までしなかった事をする」を意識して実行されていますね。
これで変わらないわけはありません。
どんどん変わって行くこと間違いなしです。
土曜日には、変身街道まっしぐらのあなたに会えることを楽しみにしています。

 
 

 
 

(かますの幽庵焼き 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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コメント

  1. 京子 より:

    美風さん、こんばんは。

    記事にしてくださってありがとうございます。
    暖かいお言葉にとても励まされます。

    今はむそう塾で習うお料理を習い始めて「大変」と「楽しい」を目一杯体験している状態です。
    諦めずに学び続けて「楽しい」気持ちで作った氣の良い食事を家族に提供していきたいです。

    おせちには強い思い入れがあった事をこの記事を読んで思い出しました。

    子供の頃に帰省した際、亡くなった祖母が手作りのおせちをずらっと並べていた景色がとても印象に残っています。
    そのほとんどは手をつけられず余っていましたが、新年のパリッとした空気を感じられて私にとっては憧れの景色でした。

    「遠くない未来」と思っていましたが今年から精一杯おせちを作ってみようと思います。

    書きながらとてもドキドキしています。

    自分だけでは決断出来ませんでした。
    後押しをしていただいた気持ちです。いつも導いてくださりありがとうございます。

    • マクロ美風 より:

      京子ちゃん、こんばんは。

      幸いにあなたは女の子のお母さんです。
      これからあなたが作るお料理は、そのままお嬢さんの味覚や感性を形成していきます。
      あなたがお婆ちゃんのおせちに想い出があるように、お嬢さんもまたあなたのおせちに特別な想い出をもってくれるようになるでしょう。

      そして、何よりも「ウチのおせちは美味しいんだよ〜!」って、自信をもって話せるお子さんに育つことでしょう。
      素敵ですよね。

      ところで、今日の授業でも感じたのですが、あなたはグングン実力がつき始めましたね。
      まだ形として外に出ている部分は少ないのですが、内面がいっぱい動いていますよ。
      頑張っていると、これから芽が出てきますから、その調子で自分改革に取り組んでください。
      今後を期待しています!

  2. 京子 より:

    美風さん、こんばんは。

    本日もお講座で沢山の励ましをありがとうございました。

    実は娘にお料理しているところを見てもらえているのが嬉しいと思っていました。
    バタバタして決して美しくない姿ですが、目を覚ましたら台所にお母さんがいる状態は自分の理想の母親像でもあります。

    手作りのおせちは買ってきたものでは得られない大切なものが沢山詰まっているのだと思います。
    本当に大きな目標が出来ました。

    実力がつき始めているとのお言葉に驚いています。

    ずっと理想以外は全部駄目、という思考回路でしたが今は途中経過を楽しむ余裕が少しだけ出てきたように感じます。

    いつも勇気をくださってありがとうございます。
    諦めずに頑張ります!

    • マクロ美風 より:

      京子ちゃん、早速のお返事をありがとうございます。

      実はね、私は母から直接お料理を習ったことがないのです。
      でも、お料理が上手だった母は、いつも手作りのもので4人の子供を育ててくれました。
      その時の後ろ姿や、音や香り、それに時間、そんなものすべてが私の細胞に入り込んでいたようで、母が作ってくれたお料理を作る時には、その時の光景を無意識に真似ている私がいました。
      「門前の小僧習わぬ経を読む」というのと似ていますね。

      ですから、あなたがお料理をしている姿を見て育つお嬢さんには、きっと無意識にあなたのお料理が刷り込まれて行くことでしょう。
      そんなことも楽しみにしながら、子育てもお料理も楽しみながら頑張りましょう。

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