京都 瓢亭 別館の風

私はかつて一戸建ての家を建てた時に、かなりうるさく注文を出して設計士さん泣かせでした。
その大半は私がイメージしていることを伝えるための時間でした。
確実に相手に伝え、そのとおりに具現化してもらうためには、それだけこちらも勉強しておかなければなりません。
でも、それがまたとても楽しくて、もし生まれ変われるなら今でも建築関係に進みたいなと思います。

ところで、先日京都の瓢亭さんに行ったところ、本店工事のために何台もの車がお店の斜め前に駐車していました。
その車には「中村外二工務店」の文字があります。
数寄屋建築を支える工務店として有名ですが、その中村工務店さんはたくさんの材木倉庫に、10年20年と乾かした銘木を大量に貯蔵しているそうです。
木の味を出すためにはそのくらいの年数が必要だからですね。

木は生き物なので、無機質なコンクリートより心が落ち着きます。
ですから、木に触れることで静かな陽性のエネルギーをもらえるのです。
私は無意識にそんなエネルギーを一戸建ての家に込めたかったのかもしれません。
エネルギーは自分の中から湧いて来るだけでなく、外部からも注入できます。
特にマクロビオティックでは上から降りてくるエネルギーを陽性としてとらえていますから、そのエネルギーをうまくキャッチできる環境を調えると効果的です。
マクロ美風の家事アドバイス講座では、そんなことを考えながらアドバイスをしていました。

瓢亭さんの別館では窓辺がこんな景色でした。

京都 瓢亭 別館1

 
 

私が一戸建てに求めた感覚はこれだったのです!
京都の建物や庭の本をどれだけ買ったことでしょうか。
マンションに移るさいにすべて処分しましたが、家のための本代は100万円を軽く超えました。
でも、それがあったからこそ、家事アドバイスのときに自信をもって答えられるので、やはり無駄なことはなにもなかったと思っています。
私はずいぶんお金のかかる生き方をして来ましたが、それは先行投資だったような気がします。
体験もいっぱい出来ました。

これから京都でまた新しい体験が出来ることをとても嬉しく思っています。
瓢亭さんの周りは緑も豊かで落ち着いた所です。
そこを吹き抜ける風は心地よく、あなたの心を鎮めてくれることでしょう。
そんな風を少しお届けしましょうね。

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どうやら私の京都暮らしは、自然の風の洗礼がスタートのようです。

 
 
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