7月21日のお昼。
京都の家でお洗濯をしようと思ったらお昼になったので、洗濯機のスイッチを入れて瓢亭さんまでランチを食べに行きました。
自宅から瓢亭さんへは徒歩圏です。
瓢亭さんの本店はいま大工事中なので、別館で松花堂弁当をいただきました。
お料理が運ばれて来ました
ちょっとズームで
「前丸角向こう」ですね
いよいよ松花堂です
塗り物は裏を見る楽しみがありますね
中身はこんな感じです
ズームで
瓢亭名物の瓢亭玉子もあります
OBENTERSならピンと来るところがありますね
この向きで出されましたが
つる菜の向きからするとこちらが正しいのかな?
下に見える柚子を上に引き上げました
* * *
最後に出てきた煮物椀でビックリしたのは、先日の秘伝コースで中川さんが作った煮物椀とほとんど一緒だったことです。
もちろん、品格のあるお味も同じです。
鱧をおろすところから始まって、骨切りやその後の細かな作業で、大変な仕事を知った秘伝コースの人たちは、誰しも鱧料理のお値段に納得したことでしょう。
でも、この松花堂弁当はこんなに美味しくて、こんなに丁寧な仕事をしているのに5,400円(税、サービス料込み)なのです。
私は何度も「こんなお値段で食べさせてもらっては申し訳ない」と思ったのでした。
それは手間や技術に対する感謝であり、そこまで技術を高めた作り手に対する尊敬の気持ちも含まれています。
そんな真摯な気持ちで作るからこそ、人の心を打つお料理が出来るのだと再認識したのでした。
そして、その丁寧さは人の心を惹きつけ、自ずと人が集まる力を内在しているのです。
それはマクロビオティックでいうところの陽性のエネルギーであり、平屋建て(陽性)で大地のエネルギー(陽性)を十分に受けたその場所とともに、心地良い空間(陽性)なのでありました。
良い仕事(陽)が人を呼ぶ(陽)。
このことと併せて瓢亭さんのお料理に満足するとともに、改めてマクロビオティックからの視点で陽の氣を納得したことでした。
外に出ると暖簾が風にゆれて、何とものどかでゆったりとした気分にさせてくれて、外の暑さとは無縁な感じさえします。
むそう塾生、特に秘伝コースの人にはぜひ行ってほしいお店です。
中川さんに教えてもらっているレベルの高さが確認できて、勇気が湧いてくると思います。
きっと、「もっと頑張ろう!」と思えてくることでしょう。