学びと副産物

私は桜沢如一先生の本やテープから、「ダイナミックさと行動力」を学んだ。
残念ながら直接お目にかかれる時代に生まれていなかったので、先生が残されたものにすがるしかなかった。
恩師大森英櫻先生には幸いに直接教えていただく機会に恵まれた。
誰に教えられたわけでもなく、誰に奨められたわけでもなく、自分の判断でこの人から教えを受けてみたいと思った。 
そして大森先生からは「経験の大切さと生き方の美学」を学んだ。
大森先生からは本やテープやビデオでは学べない世界を学ばせてもらえた。
それは休憩中の先生の一言だったり、お食事をしている時の先生の表情だったり、往復の電車の中の先生の行動だったり、そんな空気も含めて私の財産になった。
マクロビオティックを学んでいるはずが、いつしかそれ以外の生き様を含めたすべてを学ぶようになっていた。
直接学ぶということは、この副産物ともいえるところに大いなる魅力があると思っている。
こんなことがあった。
泊まりがけの講座で大森先生が松葉杖姿で現れたことがあった。
先生が時々顔をしかめながらお話をされる姿が印象に残ったけれど、その時の日本CI協会のスタッフのTさんの実力が凄かった。
座って話される大森先生の言わんとしている内容を、Tさんはホワイトボードにスラスラと書いて行くのである。
図も含めて。
この人は凄いと思った。
このこともあってずっと私はTさんを尊敬しているし、Tさんのひと言ひと言から今も学ばせてもらっている。
人間ってやっぱり直接接することによって得られる学びが一番強い。
「百聞は一見に如かず」というけれど、まさに人と人の関係にも学びにも同じようなことがいえる。
この目で、この耳で、この細胞全体で学ぶ。
それが生きていることの証であり、学びの原点であるような気がする。
私はその上にその人の「息づかい」も学ばせてもらった。
どんなに便利な文明の利器が登場しても、その人から直接学ぶ形は大切にしたい。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です