おっぱいの味(母乳育児)

赤ちゃんは可愛いです。
でも、それはご機嫌な時だけ。
ひとたび泣き出すと、状況は一変します。
特に初めてお子さんを育てる場合にはオロオロするばかりです。
そんな人のためにちょっとアドバイスを。
乳質の判定というのをご存知ですか?
<乳質の判定 5段階>
最良(1)・・さらっとしていて、透明で青みがかっている。さっぱりした甘味で大人が飲んでも美味しい。
良質(2)・・片栗粉を溶いた後の上澄みのような質感。
普通(3)・・とろみがあり、甘味が強すぎる。米の研ぎ汁のような色。
悪質(4)・・黄味を帯びていてしょっぱかったり、甘味が全くない。どろっとしている。
最悪(5)・・膿状。酸味・渋味があり不味い。
*   *   *
私は初めての出産を39歳で経験したのですが、授乳にトラブルが出て桶谷式の乳房マッサージに通いました。
そのベッドの上で涙を流しながら、出産後の精神的に不安定な時期を味わった経験があります。
何歳になっても初めてのことは初めて。
当然ですが幼稚園のこどもと同じように、知らないものは知らないのです。
本来はおっぱいが自然に理想的な状態で出てくるはずなのですが、歪んだ食生活をしていると、これが理想のおっぱいから離れてしまうんですね。
今ならひと言でいえます。
脂肪を少なめにして穀類とお野菜の多い食事が理想だと。
これってマクロビオティックそのものなんですね。
マクロビオティックをしていても赤ちゃんが大変な時には、お母さんの食べたものをちょっとチェックしてみましょう。
次のようなものを食べなかったですか?
<乳質を悪くする食べ物>
1 揚げ物、天ぷら等、脂っこい食べ物
2 餅、赤飯
3 牛乳、チーズ、ヨーグルト等の乳製品
4 菓子、果実等の甘い物
5 鶏卵
6 ピーナッツ等のナッツ類
7 牛肉、豚肉、鶏肉等
8 たけのこ等あくの強い物
9 ジュース、コーラ等の炭酸飲料、清涼飲料水
10 インスタント食品
*   *   *
ああ、思い当たることばかり・・・。
なんて人もいることでしょう。
でもね、神経質にならなくてもいいのです。
このような物をご主人と一緒に笑顔で食べてしまっても後悔しないでください。
赤ちゃんの機嫌が悪くなる原因がつかめるだけでも、とーーーーっても楽なことなんですから。
お母さんが口にした物でおっぱいの味が変わるということを知っていれば、赤ちゃんの気持ちがよ?く理解できますよね。
泣く理由。
それを知ることは育児の質を高めます。
漫画ですが次にご紹介する本はとても参考になります。
育児中の方にはぜひ読んでいただきたい本ばかりです。
「美健の冊子」
なお、記事中の乳質に関する項目は、こちらの「おっぱいはえらい!!」から抜粋しました。
参考になりますよ?。
私が息子を育てている時には「おっぱいだより集」「続・おっぱいだより集」をバイブルのように読んでいました。
ここには先輩ママの体験がビッシリ詰まっていて、この本なくして私の孤独な育児は成り立たなかったくらい参考になりました。
当時はまだ顧問の山内逸郎先生(岡山大学教授)がご存命で、先生のコラムが励みになったものです。
以後、妊娠した人には出産の前祝いとしてこの本を贈ったものです。
現在はこちらから入手できそうな感じですね。
この「母乳育児サークル」さんの活動が、どれほど私を救ってくれたことか。
こうして長い年月を経ても受け継がれていることに、身震いするほどの感動を覚えます。
さすが京都ですねぇ。
どうか、不安な育児から少しでも安心できる育児になってくれますように。

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コメント

  1. さっこ より:

    美風さん、こんにちは。
    大変参考になる記事を、いつも本当にありがとうございます。

    時々自分でも母乳を舐めてみることがあります。
    さらりと透明ですこし青いおっぱいは、おいしく炊けたときの玄米とおなじ味がするなぁと思っていました。
    この甘みを感じて、育っていくんだなぁと思いました。

    先日、授乳中におっぱいをぎゅーっとつねられたので
    なんだなんだ?!と思ったのですが
    鶏肉料理を食べたあとだったことに気付きました。
    それも、オーブンで焼いたものでした。

    いろいろ感じながら、迷ったり悩んだりもしますが、
    それでもたのしく過ごしてゆければと思います。
    本当にありがとうございます。

  2. きのこ より:

    美風さん、こんにちは。
    赤ちゃんや子育ての記事をたびたび書いてくださりありがとうございます。
    美風さんや塾生さんの実体験のお話は、生まれた後のことを想像しているばかりの私に、とても心強く、参考になります。
    感謝いたします!

  3. よしよし(26-6) より:

    美風さん、お久しぶりです。
    ブログは欠かさず読んではおりましたが
    コメントするのはものすごく久しぶりです。

    14日に女の子を出産し、子供だけ入院が長引き
    今日やっと退院してきました。
    病院の哺乳瓶から母ちゃんのおっぱいに慣れてもらうところから
    少しづつ始めていこうと思っています。

    私にとってすごくタイムリーな記事でした。
    ありがとうございました。

  4. マクロ美風 より:

    さっこちゃん、こんばんは。

    おお、こうちゃんがおっぱいをぎゅーっとつねったのね。
    それは「おっぱいの味が悪いよー」って抗議してたんだね。
    可愛いなぁ。

    さっこちゃんはしっかり玄米ご飯を炊いて、理想的なおっぱいを飲ませているから、安心して授乳してね。
    たまに脱線することがあったとしても、「ごめんごめん」くらいの気持ちで乗り切りましょう。
    ストレスにならないために。

  5. マクロ美風 より:

    きのこさん、こんばんは。

    >生まれた後のことを想像しているばかりの私に、とても心強く、参考になります。

    育児は妊娠中から始まっています。
    赤ちゃんが生まれてからではありません。
    特に歯の準備はお腹の中で着々となされています。
    妊娠中の今は、生まれてからよりも大事な時期です。
    しっかりと頑張ってくださいね。

  6. マクロ美風 より:

    よしよしさん、こんばんは。

    懐かしいーーーーー!!!!!
    あら、赤ちゃんと離れ離れになっていたのですね。
    それではしっかりと絆を深めて、今までの分を取り戻しましょうね。
    赤ちゃんは急にお母さんから引き離されて、寂しく不安な日々を過ごしたのですから。

    これからお母さんは日夜を通して大変な時期になります。
    寝不足も続きます。
    どうかしっかりと玄米ご飯を召し上がって、体力を補強なさってくださいね。
    またお会いしましょう。

  7. Kaguyahime より:

    美風さん
    こんにちは!

    >桶谷式の乳房マッサージ

    おお、懐かしいです~!!
    私は明治粉ミルクで育てられたのですが
    息子はぜひ母乳で育てたいと思い
    最後まで桶谷式でがんばりました。

    >美健の冊子

    これは高松の歯医者さんで読んでいいなと思い
    早速購入して友人たちにも教えてあげました。
    また、最近結婚した姪っ子に一式
    結婚祝いとして贈りました。
    子育て世代にぜひ読んでいただきたいですよね。

  8. マクロ美風 より:

    Kaguyahimeさん、こんにちは。

    おお、高松でね。
    私もお祝いに送ることをお勧めです。
    あんなに薄くても、中身は重厚ですからね。

  9. あけねー より:

    美風さん こんにちは。
    いつもためになる記事のアップをありがとうございます。

    「コメントさせて頂きます。」とツイッターで呟いてから早3週間経過して今頃のコメントで失礼します。

    子供の成長も早いもので3ヶ月が過ぎました。
    出産前は母乳が出るかどうかで心配し、出産後は母乳が出たものの子供が泣き止まない時には母乳の質が悪いのではないかと気になっていました。
    そこで産後に慌てて、母乳育児の本(「母乳で育てるコツ」山西みな子氏著)を購入し、勉強しなおす始末。
    私の食べたものが母乳を通じて子供に影響を及ぼすことを子供の肌や感情表現を通して痛感した3ヶ月間でした。

    私もさっこちゃんと同じで、時々自分の母乳を舐めて味を確かめています。
    さらりとした甘味で自分の母乳ってこんな味がするんだなと。
    それならば…と市販のミルクはどんな味がするのだろうと思い、作って飲んでみたのですが甘味が強くてビックリしました!!!
    こんなにも違いがあるもんなんですね。
    いい経験でした。

    食事については、時々マクロビオティックから脱線することもありますが、以前にもまして料理が楽しい今日この頃でもあり毎日が勉強の日々でもあります。
    子供や家族・自分の体調を見ながらこれからも向き合っていきたいと思います。

    追伸)
    記事で紹介されていた「おっぱいだより集」は助産師時代に参考にしたという義母から頂いた本でした。やはりその頃からバイブルだったんですねー。

  10. マクロ美風 より:

    あけねーさん、こんにちは。

    日々の育児、お疲れ様です。
    3ヵ月間って無我夢中で過ぎ去りますよね。
    何がなんだか分からないうちに時が経つという感じじゃないでしょうか。
    授乳中は母乳から教わることって多いですよね。
    ミルクでは感じられない世界を味わえて、授乳にも深みを増します。
    「母乳で育てるコツ」も「おっぱいだより集」も、ともに育児の必需品だと私は思っています。
    そのくらいの良書ですね。

    マクロビオティックでがんじがらめになることなく、目の前の現実を観察しながら柔軟に対応して、ご一家の健康を守ってください。

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