桜沢如一先生の本が苦手な人へ

マクロビオティックを始めても、桜沢先生の本を1冊も読んでいない人は沢山います。
ひどい場合には、桜沢如一という名前を知らないマクロビアンもいます。
今はそういう時代なんですね?。
でも、マクロビオティックの世界に足を踏み入れたのだったら、1冊でもいいから読んで欲しいです。
桜沢先生は300冊ほどの本を書かれていて、そのすべてを入手することは出来ませんが、代表的な本は読んでいただきたいです。
特にこれから幸せコースを受講される方には必須です。
なぜなら、陰陽がどういうことを意味するのかが理解できないと、むそう塾のお料理の凄さを真に理解することが不可能になるからです。
そしてお料理の腕も上がりません。
さらにマクロビオティックの真髄も知ることが出来ません。
このブログでは何回も書いていますが、マクロビオティックは決してマクロビオティック料理だけを指すのではありません。
マクロビオティックというものの見方考え方を指すのです。
そこを理解するためには、どうしてもその考え方を知る必要があるのです。
その考え方の基本になるのが、陰陽の把握です。
これなくしてマクロビオティックはあり得ません。
                  *    *    *    *
ところで、桜沢先生の本は読みにくいと言う声を多く聞きます。
はい、ごもっともです。
同感です。
ですから、桜沢先生の本が苦手な人におススメの読み方をご紹介します。
まずはパラパラとめくってから、まえがきとあとがきを読みます。
次は目次を読みます。
目次を見て関心がありそうなところを拾い読みします。
それから最初のページに戻って読み始めます。
難しいところ、意味不明なところがあっても、調べたりせずに読み進みます。
眠くなったり飽きたりするでしょうが、とにかく最後までザーッと目を通します。
どんなことが書いてあるのか、大まかに把握できたらそれでOKです。
あとは興味のもてる文章だけを深く読んでみましょう。
この時には、眼光紙背に徹するつもりで読むと得るものが大きいです。
または行間を読むつもりでね。
しかし、どの場面でも嫌々はいけません。
イヤイヤすることは、読書でもなんでも身につきません。
ふっと一瞬でもいいから、その文字に惹かれるように読む瞬間が必要です。
気がつくと読んでいた、というような我を忘れる瞬間が欲しいです。
この感覚は本のすべてのページにあるものではありません。
ひと言でもいいし、一行でもいいのです。
そうでない部分は、まだ理解できる段階ではないということを意味します。
それはそれでサッと流しましょう。
理解できる条件が整えば、ストンと腑に落ちるときが来ます。
ですから、間違っても書いてあることを全部理解しようなんて、ペンを片手に教科書を読むようなつもりで読まないこと。
理解できる部分だけ受け取りましょう。
そのうちに勉強や体験が多くなると、解らないところが解るようになります。
何しろ、桜沢先生が本を書かれた時代と今では、環境の違いが大きいです。
それに特にお若い方は経験も少ないです。
ですから、桜沢先生の世界を理解しようとするのはとても大変なのです。
それを充分承知のうえで、それでも1冊は読んでほしいとお願いします。
なぜなら、ものの見方考え方が大きく変わって、確実に幸せに繋がるからです。
ぜひ、騙されたと思って、あなたに合う1冊をお読みください。
きっと、私に騙されて良かったと思っていただけるはずです。

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コメント

  1. 夏目 より:

    美風さん おはようございます。
    桜沢先生の書籍、難しそう・・・と抜粋してある資料など見ていつも思っていました。
    最初だけ、表面だけ見て決めてしまってはいけないの
    ですね。と勝手に色々な事につながりました。
    本の読み方を通して色々と感じることがありました。ありがとうございます。

    今日は素敵な氣に満ちた素敵なお時間をお過ごしください。

  2. てんこ より:

    美風さん、こんにちは。

    桜沢先生の本、これまで何冊か読みましたが、難解だな~という印象でした。
    でも、ここを通らなければマクロビオティックを知らないのと同じだとも思いました。

    眠くなったり飽きたりしながら、少しずつマクロの真髄に触れて行きたいと思います。

    いつもありがとうございます。

  3. ふみよ丸 より:

    美風さん、こんにちは。
    「なるほど!」と共感しました。 ありがとうございます。

    桜沢先生の『魔法のメガネ』は、何度か読んでいるうちに理解できる
    ようになったというより、プカプカ、プカプカと浮かばせておいた
    「わからないものたち」が、ある日突然、きゅ~と繋がって
    意味をなしてきたという感覚に近いものでした。

    私の場合は、自分が既に知っていることに、ぴったり当てはまらない
    ような情報に出会った時は、わからないままプカプカと浮かばせて
    おくことが多いです。

    そうすると、ある日突然、意識が自然に持っている機能が、
    新しい情報を自動的に再構成し、つなげ、整合していく感覚があります。

    四角いねじをどんなに検討し明確にしたところで、丸い穴にはめこむことが
    できないのと同じで、四角ねじ状態のままで考え込んでいても、
    あまり効果があるとは思えません。
    意識の再構築が起こって、自分が丸いねじに変わるまで、プカプカさせています(笑)

    来月から通う幸せコースで、何度意識の再構成が行われることでしょう。
    楽しみです♪

  4. まき より:

    美風さんこんばんは。
    先日魔法のメガネを注文して、今は届くのを待っています。
    どんな内容なのか、楽しみです♪
    美風さんのアドバイスを参考に読んで見ようと思います!

  5. Mu30-3 より:

    美風さん、おはようございます。

    桜沢先生のご本は、まだ一冊も読んでいませんでした。
    美風さんの読み方を参考に、読んでみようと思います♪
    初めは「サラッ、と・・・」ですよね!
    全部理解しようと思いがちなので(笑)気をつけます☆

  6. みえ より:

    こんにちは。

    「魔法のめがね」を読み返しています。

    何としてでも、この本のことを理解したいと、がっついて読んでいましたので、難解だという気持ちが先にたっていました。

    ようやく「そうなんだねぇ」って思えるように。

    なんだか炊飯に似ていますね。

  7. マクロ美風 より:

    桜沢先生の世界が理解出来るようになるには、それなりの経験も必要です。
    単純に哲学が好きでも良いのですが。
    ですから、まだお若い方にはなかなかとっつき難いのです。
    夏目さんはこれからです。
    これから色々な体験をしたり、過去の体験から符合するところを思い出して、ご自分の胸に落とし込んでください。
    幸せコースでその練習をしましょう。

  8. マクロ美風 より:

    >でも、ここを通らなければマクロビオティックを知らないのと同じだとも思いました。

    さすが。
    そのとおりですね。
    マクロビオティック料理は作れなくても、マクロビオティックの考え方は知っておいて損はないと思います。
    そのうえでお料理が出来たら言うことなしですね。

  9. マクロ美風 より:

    さすが、ふみよ丸さんですね~。
    イキイキとした表現をされています。
    この方法は、多くの書物に当てはまりますね。
    だって、自分の知っていることってほんの僅かですからね~。
    本の中には知らないことがいっぱい詰まっているから、解らないところで引っかかっていられないんですよね。
    最初は情報として読む。
    それから自分に落とし込める日を待つ。
    そんな感じですかね~。

  10. マクロ美風 より:

    本は届いたでしょうか?
    連休中に読めると良いですね。
    肩の力を抜いて読みましょう。
    理解できるところだけ読むつもりで。

  11. マクロ美風 より:

    全部理解しようと思うと歳をとってしまいます。
    おぼろげでも良いから、まずは全体を把握してください。
    恋愛小説や推理小説を読むのとは違う方法でね。

  12. マクロ美風 より:

    ご自分の経験や環境や心の状態と合致した文章に出会うと、身震いするくらい感動するものです。
    そこまで行かなくても、素直に腑に落ちる言葉が見つかれば儲けものぐらいに思って読んでみてください。
    楽しみながらね。

  13. もこ より:

    美風さん こんばんは
    読書のコツを教えていただき
    ありがとうございます!!

    この記事を読んで、

    ペンで線をひかなくてもいい、
    分からないところはそのままにして読み進めていい、

    と知ったら
    読書が気軽にできるようになりつつあります。
    ずっといままで、読書が苦手でした。
    本を読むことが好きになれない自分も好きになれず。。

    最近は、通勤電車の中で本を読むようになりました。
    本に夢中になって乗り過ごしそうになったりもします。
    読書が楽しいです♪

    美風さんありがとうございました^ ^

  14. mussanto より:

    美風さんこんばんは。私も桜沢先生の本を何冊も持っていながらいまだに読み始められずにいます。

    マクロビオティックを知った頃、近所の図書館の片隅にボロボロの「魔法のメガネ」があり、半信半疑で借りてみてぱらっと開いたページの何かの文章があまりにも輝いていて、桜沢先生の瞳の輝きを直接見てしまったかのように感じました。ショックが大きかったので、その本はすぐに返却してしまったのですよ~××。

    今私の家の本棚に桜沢先生はひっそりとお眠りになられています。きっといつか私にとって学ぶのに一番最適なタイミングがあると信じています。楽しみです。

  15. マクロ美風 より:

    もこさん、おはようございます。
    本の読み方に決まりなんかないので、この記事を書くこともためらったのですが、意外と桜沢先生の本に親しみを持てない人が多かったので、書いてみました。
    少しはご参考になったようで嬉しいです。

    この方法に限らず、「読みたいように読む」のが最高の方法です。
    性格や本の種類に合わせて、自由に楽しく読めるようにしましょう。

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