料理人 中川善博の陰陽料理」カテゴリーアーカイブ

美味しさに唸った中川式鰊茄子

鰊茄子 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(鰊茄子 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室  むそう塾)

先日の煮物コースで登場した鰊茄子は、ただ美味しいだけではなくて、マクロビオティックの陰陽を知っていると納得出来るお料理方法でした。
陽性の鰊と陰性の茄子の組み合わせが抜群なうえに、鰊の毒消しに生姜を用い、茄子の陰性に鰹節の陽性を補っています。
伝統的なお料理でありながら陰陽バランスが見事ですね。
一般的なお料理方法ならクックパッドにも登場するほどお馴染みですが、中川さんが教えてくれる方法は一手間のかけ方が澄んだお味につながります。

まずは鰊を美味しく煮含めるところから始めます。
こんなにも美しく炊き上がりました。
魚臭みのまったくないスッキリとしたお味です。
(あ〜、美味しさをお伝え出来ないのが残念。。。)

鰊の炊いたん マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(鰊の炊いたん 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室  むそう塾)

上級幸せコースでは上級バージョンのうどん屋さんの出汁を習いますから、年越し蕎麦は鰊蕎麦をご自宅で美味しくいただけますね。
お楽しみに〜♪

 
 
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牡蠣の時雨煮が旨すぎる! むそう塾のお弁当講座より 

むそう塾ではいよいよ秋冬バージョンのお弁当講座が始まりました。
このお弁当講座は、もう名物講座になりましたね。

今日の講座で、中川さんがお料理をしている途中から声が上がり、出来上がった時には何やら感動の熱気に包まれていたのがこの「牡蠣の時雨煮」です。
こんなにぷっくりと大きく膨らんだ牡蠣のまま仕上がるところが中川さんの腕なんですよね。
美味しくて、美味しくて。
ご飯もお酒もほしい一品でした。
もちろん、ご飯を召し上がっていましたよ(^^)

ミネラルもたっぷりあるので、貧血気味の方にはぜひ召し上がってほしいです。
また、肝臓にも効果があるので、目がお疲れの時にもおすすめします。
これは陰陽五行を知っている人なら、すぐピンと来ますね。
体のことはよく分からないという人は、とにかく肝臓と腎臓を大事にしましょう。
この時雨煮をおつまみにしながらお酒を呑むと、肝臓への負担を大いに減らしてくれることになります。
左党には嬉しいお料理ですね。

 
 

牡蠣の時雨煮 マクロビオティック料理教室 むそう塾

(牡蠣の時雨煮 料理:京料理人  中川善博)

 
 
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豚肩ロース生姜焼きの焼き加減

マクロビオティック料理教室 むそう塾 豚肩ロースの生姜焼き

 
 

(薄切り豚肩ロースの生姜焼き 料理:京料理人 中川善博)

OBENTERSの皆さんのために、中川さんがたまたま冷蔵庫にあった薄切り豚肉で生姜焼きの焼き加減を見せてくれました。
お肉の口当たりをお伝え出来ないのが残念ですが、やはり中川式は違いました。
裏技があるんですねぇ。私の方法とは違いました。
しっかりとマクロビオティックの陰陽が組み込まれていましたよ。
明日からのお弁当作りの参考になさってください。

 
 
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忙しいから、不満があるからこそ、丁寧にだしを取ってみましょう

むそう塾に来られる塾生さんを見ていて思うことがあります。
それは本当に美味しいものを口にされた時の表情のなんと素晴らしいことか!
もう恍惚として、まるでセックスの頂点を楽しんでいるかのような表情をされます。
開放感に浸って、心から満足している感じがビシビシ伝わって来ます。
本物がもつ力ですね。

では本物って何でしょうね。
人それぞれ価値観が異なるように、その人にとっての本物って少しずつ違うかもしれません。
私にとっての本物は、「その物の存在までにどれだけの氣が込められているか」が影響しています。
たとえば机でも椅子でも、お出汁でもお漬物でも、お洋服でもバッグでも、人間そのものでも「生きた氣」を感じたものを本物として間違いないように思います。

一つの例をあげます。
お料理の世界は端折ろうと思えば限りなく端折れます。
でも、手をかけようと思えばこれまた限りなく手をかけられます。
しかし、手をかけ過ぎても端折りすぎても生きた氣を感じません。
素敵な人って颯爽とした美しさがありますよね。
それは見かけだけではなく、内面からにじみ出る氣の勢いに鮮度を感じるからです。
疲れすぎたり、思考が停滞していると、それは氣として外部にも出ていきます。
それと同じことがお料理でもあるのです。

ですから、端折りすぎたお料理には満足感がありません。
代表的なものがインスタント的なお料理です。
忙しい人には便利と思える食品が次から次と登場しますが、そのような物ばかりでお料理を作り続けていると、いつしか不満が募って来ます。
反対に時間のある人が念入りにじっくり時間をかけすぎたお料理ばかりも重すぎて負担に感じられます。
それでも美味しければ良いのですが、美味しくなければ最悪です。

たとえば出汁ですが、今ではこの文字すら「だし」と読めない人がいます。
もっとビックリしたのは、「だしってなんですか?」と聞かれた時でした。
ああ、この人は出汁に無縁なお料理で育ってきたんだなあと思いました。
それはその人の責任ではありませんが、そんな時代になってしまったことを哀しく思ったものです。
このお出汁は今では顆粒のもの、液状のもの、濃縮タイプのものなど色々売っていますが、自分でお料理に合わせて取ったお出汁が一番美味しいし、心身ともに落ち着くのを感じます。
それはそこに「氣」が存在するからですね。

むそう塾では色々なタイプのお出汁を教えています。
毎日のお味噌汁はもちろんのこと、煮物や麺料理に至るまで細かく微調整して、お料理の美味しさを引き出すためのお出汁をあれこれ伝授していますので、塾生さんの冷蔵庫にはいつも何種類かのお出汁がストックされています。
それをすぐ使うことが出来るので、塾生さんはインスタントのお出汁に手を出さなくても十分に手早くお料理が出来ます。

<一流料亭と同等以上のお味だけれど作り方は簡単に!>
これがむそう塾基準なので、ストックされているお出汁はどれも凄く美味しいものばかりです。
良い氣をもったものに囲まれて、ご機嫌にお料理をすれば美味しく出来上がるように設計されたメニューの数々がむそう塾生のキッチンの強みですね。
不思議なもので、そんな生活を続けていると、少しずつ心身の安定感が増して来ます。
最初は不調と不安の問屋さんみたいだった人が、徐々に体調の改善とともに精神面でも安定してくる例が多くなります。

手軽なものばかりに手を出していると、それに見合った氣が入って来ますので、いつまでたっても不満が改善されません。
でも、見せかけの手軽さを回避して、本物の持つ深い呼吸の氣に接していると、いつしか自分の思考の深さが変わって来て、体調も改善されるようになります。
食べたものが心身に影響することを頭では分かっていても、現実面として技術をもっていないと、人は安易な方に流れるものです。

頭だけでマクロビオティックをしていて、技術を伴わないと悲しい結果になります。
むそう塾は実現可能なマクロビオティックを目指して、徹底的にお料理の技術を教えています。
その技術がひいては健康や良好な人間関係を生み出しています。
多くの塾生さんが体験してくれて、熱くお料理と向き合ってくださることに、私はとても良い氣のプレゼントをいただいています。
塾生の皆さんには感謝しかありません。

むそう塾で一番熱い集団がOBENTERS(毎朝お弁当を作って塾長である中川善博に添削してもらうTwitter上の投稿)です。
なかなか真似のできることではありません。
彼女・彼たちのお弁当を見るだけでも、その氣の凄さを感じていただけると思います。
こちらからお弁当投稿の記事をご覧いただけます。)
彼女や彼たちは、出汁の効果を実感した人たちばかりです。
液体は点滴のように細胞に染み渡りますから、出汁やスープは良質のものを用意しましょう。
それは美味しいだけでなく、心身の健康と安定のための第一歩になります。
ぜひ良い氣のものを!

 
 

マクロビオティック料理教室 むそう塾 万願寺とうがらしと黒毛和牛の美山炒め

 
 

(万願寺とうがらしと黒毛和牛の美山炒め 料理:京料理人  中川善博)

 
 
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中川式冷やし中華(レシピをお渡しします)

冷やし中華1 むそう塾1

 
 

(中川式冷やし中華 料理:京料理人  中川善博)

むそう塾の上級幸せコースではラーメンをお教えしましたが、もしラーメンスープがないのにラーメンが残っているときは、冷やし中華にしましょう。
これからの季節には嬉しいメニューです。
特別サービスに、むそう塾のコースに通われている方にはレシピをプレゼントします。
きょうは秘伝さんにお渡ししましたので、順次各コースの方々に授業の際にお渡しします。

なお、上の写真からは見えにくいので、茄子の切り方の写真を載せておきます。
まず、焼き茄子は皮をむきます。
冷やし中華1 むそう塾2

 
 

次にこんなふうに切ります。
冷やし中華1 むそう塾3

 
 

盛り付けは手早く2人分でも2分以内で済ませ、最後に冷やし中華のタレをまわしかけて召し上がれ。
なお、写真では胡瓜は使っていませんが、レシピには胡瓜の切り方も書いてあります。
私は今朝試食をしましたが、すごく美味しかったです!
タレにコクがあることと、茄子の温度が何とも陰陽バランスがあって、ホッとする組み合わせでした。
最初は意外な組み合わせだったのですが、食べ進むと納得するお味でした。

 
 
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