中川式糠漬け」カテゴリーアーカイブ

誕生日 

今日は息子の誕生日です。
25年前の暑い朝、息子は39歳(私)と41歳(夫)のバツイチ同士の親のもとに生まれました。
この日から私の喜びと苦闘の日々が始まりました。
想像を絶するアトピーだったからです。
でも、今はすべてに感謝です。
息子は親の価値観や生き方とは別次元の惑星から来た生き物のようです。
普通の親よりは早くおさらばしなくちゃいけないから、今を大切につき合っておこうと思います。

 

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今、息子はバイクに凝っています。
この暑いのにヘルメットをかぶって、長袖を着てバイクに跨ります。
事故の危険性より、息子の不完全燃焼感に軍配が上がった結果です。
16歳のときの息子は、アトピーの汁でヘルメットの内側がすぐ汚れ、皮膚がくっついて可哀想でした。
中川式糠漬けのおかげで、息子の皮膚は確実に変化して来ました。
だから、ヘルメットをかぶって、16歳の夏をもう一度取り返したいのだと思います。
無事に走っておくれ。
大人の走り方で。

 

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<必読>中川式糠床の注意情報

今年の中川式糠床は76名のかたのお手元に渡っているのですが、育て組の中から死亡宣告が出ました。
虫が発生したそうです。
他にも腐らせてしまった人がいます。
この時期まで育てて、7月8月は糠漬け三昧していただく予定だったのですが、とても残念です。
理由は一にも二にも発酵の仕組みをご理解されていなかったためですね。

他にも宅配組でお届けした糠床が怪しい状況になっている人もいます。
ビビりすぎた結果加齢状態にしてしまったのです。
先日も講座受講組ですでに中川菌家出宣言をした人がいました。
講座受講組が1ヵ月しか持たないなんて絶対間違っているので、私も慌てて東京まで出かけました。
案の定陰性な性格が災いして、ビビっているんですね。
講座受講組や宅配組の失敗は、糠床が最高に美味しい状態で届いているので、そのまま漬けてあまり足し糠や足し塩をしていないことがあげられます。

さらに、漬けているうちに水分が出てきますから、糠床は徐々に乳酸菌も塩分も薄まって来るわけです。
水分が出てきたらそこで足し糠をする人が多いです。
酸味がある場合はそれでも良いのですが、酸味がないのに足し糠をするとさらに乳酸菌が薄まることになります。
糠を足すなら乳酸菌も足さなければバランスが崩れます。
塩も必要ですね。

というわけで、絶対条件として酸味を死守しなければなりません。
酸味がないときは早急に酸味を復活させるべきです。
そのことが分かっていない人が案外多いように感じます。
また、どうしても陰性の人は塩足らずにしてしまう傾向があります。
一定の塩分がなければ漬物は漬からないことを知りましょう。
なぜなら、浸透圧で漬かるのですから。
そして、塩分不足は雑菌を繁殖させてしまう危険性をはらんでいます。
くれぐれも塩不足にならないように注意して下さい。

それから、二種類の混ぜ方をよく理解していない人がいます。
宅配組のかたにその傾向が強いです。
講座組や育て組は教室で大笑いしながら混ぜ方の練習をしたので、比較的正しく理解してくれているようなのですが、ビビリすぎて天地返ししかしていない人もいます。
この時期ならエアレーションが必要なくらい酸味があってほしいものです。
混ぜるときには必ずあの合言葉、ならぬあの音が鳴るようにね。

 

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この写真を見て、教室での光景を思い出して下さい。
音も一緒に。
どうか元気で長生きしてくれますように。

 

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中川式糠漬け講座がすべて終わりました

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2013年度の「中川式糠漬け講座」が、昨日ですべて終了しました。
日本全国から身体に良い糠漬けを求めて、たくさんの塾生さんが集まってくれました。
新幹線を乗り継いで駆けつけてくれた人、深夜バスに長距離を揺られて来てくれた人、皆さんの熱い想いはしっかりと伝わっていますよ。
明日、濃厚な糠床を発送しますから、お待ちくださいね。

腸の環境を整えることは、命を養うことにつながります。
「腸を制するものは健康を制する」と言っても過言ではありません。
消化器系を損ねてしまったら、徐々に体力が落ちてきます。
そうならないうちに、今から腸を最高の状態にしておきましょう。
そのためには、まず良好な腸内細菌を増やすことです。
みんなで中川菌を育てて、健康と幸せに一歩一歩近づきましょう。

 

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「日本人の体力」より (北緯50度の栄養学)

マクロビオティックは完全に動物性を否定するものではなく、玄米のみを推奨するものでもないのですが、その辺が誤解されていて、著しい偏食状態になって痩せ細っている人がいます。
そういう人を見ると、マクロビオティックって罪作りだなと思います。
でも、マクロビオティックの考え方には素晴らしい哲学としての理論があるので、それを知ることによって人生を何倍にも充実させられたらいいなと思っています。

一般的にはマクロビオティックの考え方ではなく、義務教育をはじめとして西洋的な考え方が幅をきかせていて、病気に対しては西洋医学が圧倒的に浸透しています。
食べ物に関しては栄養学が採用され、数値で栄養管理をする時代になっています。
しかし、その医学も栄養学も、日本人にとってはこの辺で見直しをしても良いように思います。
なぜなら、あまりにも不健康な人が多すぎるからです。

私が一番気になるのは、若いのに不健康という事実です。
これは国の将来を考えても由々しき問題です。
つまり、体力的に昔の日本人より今の日本人の方が弱いのではないかという問題です。
これは肉体的な面だけでなく、精神的な面でも弱さを痛感します。
我が子を見ていてもそれを感じます。
つまり逞しくないのです。

原因は色々ありますが、私は体を使わない暮らし方にも一因があると思っています。
肉体は求めれば求めるほどそれに応えるように出来ていますから、使わなければ退化の一途を辿るわけです。
つまり、今の日本人は退化しつつあるということなのです。
心身ともに退化しつつある途中に私たちが生きているのならば、何とかこれ以上退化しないようにして次の世代にバトンタッチしたいと思うのです。

ちょうど昔の日本人の体力について書かれた記事がありますので、それをご紹介します。
日本にドイツ栄養学が導入された経緯なども参考になります。

「日本人の体力」

これを読んで思うことは、やはり日本人には日本に伝わっている食べ方が一番良いのだということですね。
体の遺伝子は急に変われないから、食べ方もそんなに急に変わらないほうが健康でいられるのは当然だと思います。
そして「北緯50度の栄養学」というのがとても納得できます。
私は北海道の生まれ育ちですから、北緯50度の寒さがどの程度のものかは容易に想像できます。
北緯50度と沖縄が同じ食事で良いわけがないのです。

マクロビオティックでは陰陽という二つのエネルギーの違いに注目してあらゆることを考えます。
その視点に立てば、当然のことながら北緯50度の食事と沖縄(北緯30〜20度)の食事は異なるという結果が導き出されます。
しかし、現実にはそれを無視した食事を続けた結果、今や沖縄では見るも無残な長寿県返上の事態に追い込まれています。
沖縄の姿はこれからの日本の姿でもあります。

むそう塾ではこのような状況に対応するため、日本の伝統食を大切にお伝えしています。
写真は先日の糠漬け講座での一場面です。
高温多湿の日本では、「発酵」が健康のキーワードです。
まさに今はその発酵がどんどん力強くなる季節です。
そんな日本の伝統食を大事にして、真に体に合ったお食事をしてほしいと心から思っています。

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中川式糠床はほんまもんの発酵食品です

ただいま京都から帰宅しました。
昨日は糠床の発送があったので、帰宅を一日延ばしたのです。
自宅のある最寄り駅に隣接してスーパーの成城石井があるのですが、買い物のついでに思わず糠漬けに見入ってしまいました(笑)
沢山並んでいて、日付けの古いものは20%引きで売られていました。

 

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ちょっとズームにしてみました。
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いっぱい入っていますね。
中川式糠床は米糠と塩と唐辛子がパラリですが。
これがいわゆる「糠風味の塩漬け」です。IMG_2345

 

以上が普通に売られている糠漬けです。IMG_2350

 
きょうは中川式糠床が塾生さんのお宅に届いて、次々に「着きました!」という嬉しいお知らせがTwitter上で飛び交っています。
そしてきっと、糠床を口に運んでいることでしょう。
そう。
中川式糠床は、糠床そのものが美味しいのです。
「え? 糠床が食べられるんですか!?」と毎年ビックリされるのですが、はい、食べられるんです。
そしてこれがまた、たまらなく美味しいのです。
「糠床どんぶり」をしすぎて、糠床が減って慌てた塾生さんが何人かいるほどです(笑)
常々ミネラル不足の人はこの糠床を食べたがる傾向にありますね。

さあ、塾生さんのところに到着した糠床は、どのような結果になるのでしょうか。
越年して、来年の今頃「瑠璃茄子投稿」が出来る人や、夏を越すのがやっとという人、あるいはそれまで持たせられずにご臨終という人が出てくるかも知れません。
糠漬けに必要なノウハウはすべてお伝えしました。
あとは受け取った人の勘と理解力次第です。

「糠床に対して、自分は今何をするべきなのか?」
これを判断することが一番難しいはずです。
Twitterで糠床注意報や糠床警報を発信しますから、ぜひマメに私や中川さんのツイートをチェックする癖をつけておいてください。
一人でも多くの塾生さんが、中川式糠漬けでほんまもんの発酵食品の効果を体感していただきたいと思います。
ご成功を祈ります!

 

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