子育て・野口整体・アトピー」カテゴリーアーカイブ

アトピーと温泉療法の体験談

私は就学前、温泉で重症のアトピーが治りました。
そして、息子も温泉で重症のアトピーが治りました。
でも、私は何十年経っても、大人になっても、厳密な意味でのアトピーの「体質」は変わりません。
ひょんな時、ポッとアトピーの体質が頭をもたげます。
大きさでいうと、大豆粒だったり、1円玉だったりですが、必ず心当たりがあるから不思議です。
息子も温泉であれほど綺麗になったのに、何年か後、ポツポツと怪しいものが顔に・・・。
私は悟りました。
ああ、やっぱり持って生まれた体質は、一生引きずるんだなぁと。
あとは、その体質とどうつき合っていくかなんだね。
*    *    *    *
「発生学」を勉強すると、妊娠時の母親の食事の重要性を、恐ろしいほど感じます。
胎児の一日を思うと、生まれてからの体質改善なんて、真の意味ではありえないなぁとも思います。
私は、母子二代の体験を通して、どんなに温泉でお肌が綺麗になったとしても、食べ物がその人の体質に合っていなければ駄目なんだと、心底思いました。
マクロビオティックの勉強をすればするほど、このことを確信します。
ですから、もし、温泉療法でアトピーの症状が改善しない人は、必ずといっていいほど、食べ過ぎか、食事を疎かにしている人、そして、泉質が合っていないか、入り方が間違っているかのどれかです。
アトピーを治すには、腸を整えなければなりません。
腸を整えるには、体の冷えを改善しなければなりません。
温泉には、たっぷりのミネラルがあります。
これがなかなか効果的なんですよね?。
だって、アトピーの人は、総じてミネラル不足の人が多いから。
*    *    *    *
「治る」って言葉はとても魅力的だけれど、そこに「完全なる治癒」を求めてはいけないのだと思います。
私は、アトピーの症状は、体内にリトマス試験紙を持っているのだと考えています。
ですから、事あるたびに体内の状況をお知らせしてくれているんだと感謝しています。
「治る」ことの定義をきちんと論じると、とても長くなるテーマなので、きょうは体験記事のご紹介だけにしますね。
去年の美風ゼミで、泣きながらお子さんのアトピーを訴えていたじゅだのさんが、湯治から帰って来られました。
湯治に行く前、湯治後まで、詳しい記事を書かれていますので、ぜひ、ご参考になさってください。
じゅだのさんの記事
湯治に行ってきます
湯治記録 からだ編
湯治記録 こころ編
湯治記録 たべもの編
私の記事
アトピーと温泉療法
温泉の効用あれこれ

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離乳食と虫歯菌

昨日、四国の松見歯科診療所さんで教えていただいたことです。
: 離乳食をあげる時、お母さんが口の中で食べ物を噛んで柔らかくしてから、子供にあげてもいいかどうか?
: O Kです。
これは、私が子育て中の方からよく聞かれる質問でした。
マクロビオティック的にお答えはしてきたのですが、きちんとお医者さんのご見解をお聞きしたいと思っておりました。
先月、東京のリマ・クッキングスクールで、某歯科医師さんの講座がありましたので受講しました。
すると、その中で、「虫歯菌は移るからお母さんが口の中で噛んだものを子供に与えてはいけない」というお話があったのです。
ん?
何か変だなぁ?
それで、昨日、私の担当歯科衛生士さんと松見哲雄歯科医師にご質問させていただいたという訳です。
                *    *    *     *
解りやすく言ってしまえば、「虫歯菌は確かに移るけれど、だからといって虫歯に必ずなるわけではない」ということ。
要は、虫歯菌があっても虫歯にならない環境であればいいわけです。
子供は無菌状態では育てられません。
いい菌も悪い菌も同居していて、その中でも悪い菌に打ち勝っていく逞しさ(免疫力)が求められます。
お腹(腸)の中と同じですね。
さあ、あなたはどのように思われますか?
あ、そもそも、まず、お母さんが虫歯菌の心配をしなくても良い状態にしなければ。。。
出産前にきちんと、歯の治療とお手入れをしておきましょう♪

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恋人のいないクリスマス

11月26日、息子が彼女にふられた。
理由は「疲れた」だそう。
最近家に彼女が遊びに来ないので、不思議に思った夫が息子に聞いた。
夫 「○○さんとは別れたの?」
子 「うん」
私 「アハハ! ついに失恋かぁ〜、フフ〜」
子 「笑うな」
私 「だって、彼女から言われたんでしょ? 情けないな〜」
子 「だって・・・」
子 ボソボソ・・・
子 「車は裏切らないけど、人は面倒くさいや」
私 「フー」
「お母さんは、ふったことはあるけど、ふられたことはないな〜」
夫 沈黙

*    *    *    *

息子のいないところで。
夫 「深く聞かないことにしよう」
私 「うん、そっとしておこう」
それから1ヵ月近く経ったけれど、息子はあまり落ち込むこともなく過ごしている。
少なくても、失恋の痛手で再起不能にはなっていないようだ。
夫 「あんまりしょげてないね」
私 「うん。恋をしてたんじゃなくて、恋ごっこだったんじゃないの?」
夫 「う〜ん、そういう時代なのかね〜」
私 「あの子がオネンネなだけよ。これから成長するんでしょ♪」
「お父さんに似てるんじゃない?」
夫 「・・・」

*    *    *    *

表面はあまり変わらない息子だけど、以前より「暇だ〜」と口にすることが多くなった。
先日も私の買い物にくっついて来て、重い物を持ってくれた。
優しい子なんだけど、要領が悪い。
きっとこれから、いろんな悲しいことを経験するんだろうな。

でも、負けるな息子よ。
高校3年の夏から1年4ヵ月の間、楽しかったでしょ?
それでいいじゃないか。
人生には、晴れの日も曇りの日もあるんだから。
ちょっとお休みしていいんだよ。

彼女のいないクリスマスは辛いだろうね。
そりゃ辛いさ。
人生で初めての経験だもんね。
でも、そんな時は、どっぷりその辛さに浸ってごらん。
必ず、あとで得るものがあるよ。
味のある人間になれるよ。

いつかは新しい彼女と食事しようぜ!
息子よ。

 
 
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イチョウの想い出

ぢゅんさんのブログで、素敵なイチョウのお写真を拝見して、想い出したことがあります。


息子を育てる時、子育ては出来るだけ自然にしたかった私は、あえて幼稚園ではなく保育園にしました。
少し小高い場所にあるその保育園は、ちょっと上り坂で、我が家から歩いて12分でした。
毎日の往復を、子供と景色を楽しみながら歩いていたのですが、9割の家庭が車での送り迎えでした。
保育園は、お母さんが働いている家庭が多いので仕方がないのでしょうが。
「早く!」を口にしない子育てをしていた私は、息子が何かに興味を持てば、飽きるまで付き合ってやりました。
その結果、保育園から自宅までの帰り道は、時々、1時間余りもかかってしまうことがありました。
連休明けで、雨上がりだった日の朝。
いつものように保育園に向かっていたところ、坂を上りきった途端に、目の前がまっ黄色に!
そこは大きなイチョウの木が2本並んでいる場所で、どうやら連休中に黄葉が進んだのと、強い風雨のために、沢山の葉っぱが落ちたようです。
「ワー!、キレイ!」
駆け寄って無心に葉っぱを集める息子を見ていると、息子の顔も黄金色に見えました。
何枚かを大事そうにポケットに入れて、更に両手にも葉っぱを握り締めて登園する息子。
この感性を大きくなっても失って欲しくないな?と思いました。
                *    *    *    *
息子が中学生の時。
カメラに凝っていた時期がありました。
県民の日で学校がお休みだった日のこと。
とってもいいお天気だったので、急に紅葉を見に行くことになりました。
東京の高尾山まで電車を乗り継いで、重いカメラを抱えて、私と二人で出かけました。(夫は仕事中)
真っ青な青空に映える真っ赤なモミジを、真剣に写している息子と、保育園に行く時の息子がダブって見えました。
ちょっと休憩でもしようということになって、見晴らしのいい場所でお団子を食べていた時のこと。
子:「保育園に行く時、黄色い地面があったよね」
母:「ああ、イチョウの木ね」
子:「楽しかったな?♪」
母:「覚えてるの?」
子:「覚えてるよ」
母:「ふ?ん、まだ小さかったのにね?」
子:「桜の時もキレイだったね♪」
母:「あれは凄かったよね?、だって、桜山公園っていうんだもん」
子:「うん」
こんな会話ができて、嬉しかったのを想い出しました。
そして同時に、まだまだ小さいと思っていた子供の心に、しっかりと景色が残っていたことに、驚きすら覚えました。
毎日毎日、真剣に子育てをし、太陽を、土を、風を、香りを、音を、体の全細胞で感じて欲しいと思って育てた日々。
たった一人で悪戦苦闘しながらの子育てだったけれど、息子はしっかりと自然を感じてくれる感性を維持していてくれたようでした。
息子が中学生の修学旅行で日光に行った時にも、ちょうど紅葉の真っ只中で、「すっごくキレイだったよー!」と声を弾ませて報告してくれたものです。
              *    *    *    *
子育てって、ある意味ではしんどいことの連続だったりします。
そして、答えはすぐに出ません。(だから怖い面もあるのですが)
でも、大きくなってから本人の口から幼い時の記憶を話されると、つくづく、真剣に子育てをして良かったなぁ?と思います。
「子育てはいっときだから、真剣勝負で」と言うのが私の持論です。
私は高齢出産だったので、第三者的に子供を見ることが出来たかも知れません。
しかし、お若いお母さんは、一人ぽっちの子育てはつらいでしょうね。
子育ては、子供の体を大きくするのは勿論ですが、子供の記憶の細胞も一つ一つ創っているという事実。
このことを考えると、この時期を大切に過ごしたいものですね。

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胎児期・幼児期、子育てへの想いあれこれ

子供はいつだって「 i n g 」!の記事に、mizutamanaoさんからコメントをいただきました。
私なりに思うことがあるので、記事にしてみますね。
何だか、子育ての記事が続いてすみません。
*    *    *    *
<mizutamanaoさんのコメントの抜粋>
「おかずが一品足らなくなってもいい、洗濯物が雨に濡れたら部屋干しすればいつかは乾くさ、な気持ちで先ずは受け入れ、安心感充足感を満たしてあげたいなと思います。」

私は、この文章を拝見して、自分の子育て時代のことを思い出しました。
来る日も来る日も、子供のことを最優先し、24時間を子供のために捧げていました。
しっかりと子供の目をみて授乳し、場合によっては陽が傾いても、干した布団が外に出ていることもありました。
でも、この時、今が大事。
おまじないのように自分に言い聞かせていましたね?。
あ、そうそう、子供が1人だからこんなことが出来ましたが、2人以上いる場合はちょっとしたコツが必要ですね。
あまり詳しく書くと長くなりますが、一つのポイントです。
たとえば子供が3人いる場合、子供は3分の1のお母さんを求めているのではなく、どの子も「」のお母さんを求めているんですね。
だから、ひとりひとりの子供に「あなただけ」を演じるわけです。
恋愛にたとえたら解りやすいかしら。
交際相手が複数いるとしたら、相手には本能的に「あなただけ」を意識しませんか?
もし、妻子ある人と不倫をしているなら、自分と逢う時は、「自分のことだけ」を考えてほしいと思いませんか?
人間関係は、いつだって「あなただけ」の時が最も安心するように思います。
あれ?、なんの記事でしたっけ(^^;)
*    *    *    *
マクロビオティックではお馴染みの説明ですが、地球上に初めて単細胞が出現してから、ヒトが出来るまで30数億年かかっているといわれますね。
その進化を、ヒトは胎内で10ヵ月でやってのけるので、胎児の1日は私たちの1日と同じではなく、1000万年に相当するというものです。
昔、学校で習った生物の進化の歴史を、こうしてマクロビオティックの視点から考え直してみると、背筋が凍りつきそうなくらい真剣になります。
だって、母親が口にする一口の食べ物は・・・、母親が考えた想いは・・・、などなど、その影響の凄まじさを思うと身震いしてしまいます。
さて、無事に出産して、これでメデタシ、メデタシといきたいところですが、まだまだ油断は禁物です。
だって、赤ちゃんはこれから凄い成長率で大きくなるのですから、ここでも私達大人とは違うスピードの1日なんですね?。
そして、20年間近くも成長し続けます。
だ・か・ら、妊娠中の食事は重要であり、子供を育てるのは真剣勝負であり、軽はずみな言葉は慎まなければいけないのです。
この世の中は、すべてが大人のリズムで動いていると思ったら大間違いということですね。
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ですから、子供が精神的にも、肉体的にも大人と同じリズムで暮らせるようになるまで、親の務めは、「子供の成長段階に合わせる」ことだと思って、日々を過ごしています。
息子は19歳になりましたが、まだ、気は抜けません。
でも、父親・母親との信頼関係は、しっかり築けたようなので、一つの山は越えたのだと思っています。
子供が母親を要求している時は、それはそれは、しんどいこともあります。
「もうイヤ!」と家出したくなる時もあります。
でも、その度に、「今のこの時間は、一生を左右する大事な時なんだ」と自分に言い聞かせて頑張りました。
当時は、ヘアスタイルもお手入れが簡単なショートで、自分のオシャレなんて何も出来ませんでした。
ネックレスをつければ子供が引っ張るのでダメ、子供を追いかけやすいようにハイヒールなんてご法度。
爪のマニュキアもダメ。
アトピーの息子のために、私の着る洋服の素材も厳選。
ああ、こんなこと書いたらキリがありません。
でもでも、月日は経ちました。
今は、子育て中には伸ばせなかった髪も伸ばし、髪を巻く時間も捻出できます。
イヤリングもネックレスもつけられます。
時には、私のイヤリングを息子が一緒に選んでくれます。
*    *    *    *
今、子育て真っ最中のお母様がた。
子育ては、長い人生のいっときです。
今は不自由でも、必ず子供が巣立つ日がやって来ます。
その日のために、どうぞ、ご自分の将来像を描いて、日々、イメージだけでもなさってください。
そして、それを励みに、この「思うようにならない時期」を乗り越えてください。
野口整体もマクロビオティックも、こんな時期を強力にバックアップしてくれます。
ぜひ、子育てを楽しんでくださいね♪

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