恋人のいないクリスマス

11月26日、息子が彼女にふられた。
理由は「疲れた」だそう。
最近家に彼女が遊びに来ないので、不思議に思った夫が息子に聞いた。
夫 「○○さんとは別れたの?」
子 「うん」
私 「アハハ! ついに失恋かぁ〜、フフ〜」
子 「笑うな」
私 「だって、彼女から言われたんでしょ? 情けないな〜」
子 「だって・・・」
子 ボソボソ・・・
子 「車は裏切らないけど、人は面倒くさいや」
私 「フー」
「お母さんは、ふったことはあるけど、ふられたことはないな〜」
夫 沈黙

*    *    *    *

息子のいないところで。
夫 「深く聞かないことにしよう」
私 「うん、そっとしておこう」
それから1ヵ月近く経ったけれど、息子はあまり落ち込むこともなく過ごしている。
少なくても、失恋の痛手で再起不能にはなっていないようだ。
夫 「あんまりしょげてないね」
私 「うん。恋をしてたんじゃなくて、恋ごっこだったんじゃないの?」
夫 「う〜ん、そういう時代なのかね〜」
私 「あの子がオネンネなだけよ。これから成長するんでしょ♪」
「お父さんに似てるんじゃない?」
夫 「・・・」

*    *    *    *

表面はあまり変わらない息子だけど、以前より「暇だ〜」と口にすることが多くなった。
先日も私の買い物にくっついて来て、重い物を持ってくれた。
優しい子なんだけど、要領が悪い。
きっとこれから、いろんな悲しいことを経験するんだろうな。

でも、負けるな息子よ。
高校3年の夏から1年4ヵ月の間、楽しかったでしょ?
それでいいじゃないか。
人生には、晴れの日も曇りの日もあるんだから。
ちょっとお休みしていいんだよ。

彼女のいないクリスマスは辛いだろうね。
そりゃ辛いさ。
人生で初めての経験だもんね。
でも、そんな時は、どっぷりその辛さに浸ってごらん。
必ず、あとで得るものがあるよ。
味のある人間になれるよ。

いつかは新しい彼女と食事しようぜ!
息子よ。

 
 
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コメント

  1. しろうさ より:

    まあ、そんなこともありますよね。
    息子さんが、ということではなく、
    18歳くらいで同年代同士が付き合うと、疲れた、という女の子の気持ちもちょっと分かってしまったり・・・

    7、8年前に実家に戻った時、弟の部屋の本棚に「もてない男」という新書があって、びっくりしました。
    マクロ美風さんの息子さんと同じく、母親には優しいいい弟です。
    しかし、高校は鉄道研究会、大学は応援指導部、趣味が高じて鉄道会社に就職、とオトコ(オタク)の道まっしぐらでしたから、そりゃあ、もてないだろうと姉は思いました。
    弟はおととし結婚し、家事苦手・野菜嫌いの彼女のために、料理しているそうです。
    恋愛には、要領も駆け引きもあってそれも楽しいけれど、
    幸せは、それとは少し違うな、と思います。

  2. マクロ美風 より:

    しろうささん、こんばんは。

    >18歳くらいで同年代同士が付き合うと、疲れた、という女の子の気持ちもちょっと分かってしまったり・・・

    分かる分かる。
    大いに分かるわ。
    ま~、ママゴトだったんでしょうね。

    >恋愛には、要領も駆け引きもあってそれも楽しいけれど、幸せは、それとは少し違うな、と思います。

    そうですね~。
    幸せって、テクニックではないように思います。
    どちらかというと、その反対かな?

  3. かなりあ より:

    美風さ~ん、私も息子さんと同じく、

    一人寂し~い『クルシミマス』(笑)

    あ、笑い事じゃありません!特に私は!(汗)

    彼氏いない歴○年の私。

    ま、いつかはハッピーなクリスマスを過ごせるでしょう。

    その時は、真っ先に美風さんにお知らせしますね~♪

    息子さんと私の行く末を、見守っていて下さいね☆

  4. fanta より:

    暇な休みで沢山本が読めるぜ!!と、
    わくわくしているのは私だけだろうか・・

    でも、古い家に山ほどあるカボチャを調理しなければな~とか
    そろそろヤーコンの葉っぱをお茶にしないと
    とか
    石けんを仕込まないと、もう無い。
    とか おせちもそろそろ、考えないと
    とか
    大掃除の事も考えないと
    それよりも年賀状が!!!
    とか
    けっこう、気ぜわしい季節ですね(^^)/
    先日アメリカ人のひとに聞いたら
    向こうのクリスマスは電飾だらけなんだそうで・・
    日本では
    何件かに一件しか電飾していないけど
    向こうは町中電飾だらけなんだそうです。
    考えると かなりうっとうしいですね。
    1人の人はよけいに寂しくなります。
    年末年始がいちばん自殺者が多いとかいうのも頷けるなあ。

    光と陰。
    ほどほどに苦しみましょう(笑)

  5. マクロ美風 より:

    あらまぁ、かなりあさんも?
    そっかぁ、息子だけじゃないんだね~。
    結構いるかもね、こういう人。

    今、いっぱい行動しているから、きっと彼氏もゲットしちゃう時が来るわね。
    お知らせを待ってま~す♪

  6. マクロ美風 より:

    そうそう、クリスマスの時期からお正月にかけて、いつも不思議に思うの。
    あれほど「クリスマス、クリスマス」って騒いでいたかと思うと、一夜にしてお正月モードになるデパートの飾りつけ。
    日本人の頭の中って、どうなってるんだろうね。
    何でも受け入れちゃう偉大な民族なんだけど。。。

    fantaさんは、することがいっぱいあって、恋人と遊ぶ暇がないくらいだね。
    もう少し暇ができたら、恋人が現れるかな?
    ま、小休止ってことで(笑)

    あ、年賀状、私もまだです。。。(汗)

    お盆とお正月。
    これは一人ぽっちの人には辛い時期ですね。
    私もチョイとワケありの若き日に、そんな経験をしました(・・;)
    たまらないものです。
    自分以外の人が、みんな幸せそうに見えて、眩しいものです。

    そんな時は曇天だったり、雨だったり、明るくない方が落ち着きますね~。
    同化できて。

  7. めもる より:

    ‘いつかは新しい彼女と食事しようぜ’

    彼女になる側だったら、こんなふうに広い心で息子さんの事を思ってくれるお母さん・お姑さんがいる所にお嫁に行きた~い☆と思っちゃいました(*^o^*)あはっ♪

  8. マクロ美風 より:

    我が家には女の子がいないので、息子の彼女が遊びに来てくれた時には、娘ができたような気持ちでいました。
    夫もぎこちないながらも、精一杯接していました。
    やはり、家の中に女の子がいると明るくていいです。
    ですから、彼女が来なくなって、私もちょっと寂しいです。
    “美味しい!”って、私のご飯を食べてくれたのに・・・。
    実の母親より、私の方が好きだと言ってくれたのに・・・。
    彼女にも幸せになってほしいです。

    めもるさん、私はお嫁さんと友達になりたいんですよ~。
    多くのマクロビアンと接していて、つくづく思います。
    私の気持ちが相手にも伝わるって。
    だから、私は私の気持ちを素直にお嫁さんに伝えたいな。
    「息子の悪いところは、私の責任よ。あなたの素敵なところは親御さんとあなたの努力よ。息子にもあなたのいいところを、プレゼントしてね。そのプレゼントで息子の悪いところが減るといいな。」って。

    あら、何だかめもるさんを彼女に見立てて書いてしまいました。
    へへ、お許しを(^^;)

  9. fujitamanegi より:

    (めもるさんへのお返事を読んで)
    私、美風さんのところに嫁ぎたい!!!
    ムスコ付きでも良いですか~?

  10. はな より:

    友達同士の様な関係、いいですね。
    こんな素敵な美風さんの息子さんなら
    きっと素敵な彼女さんが見つかりますね。

  11. はな より:

    …そういえば、高校生の頃、付き合っていた人にフラれた事がありました(^-^;
    その時、父が「良かったな」って言ったんです。
    「どうして?」と聞いたら、
    「フラれた人の気持ちが分かったやろ?」だそうです。
    人間的には得したんですかね~(汗

  12. マクロ美風 より:

    あら~、fujitamanegiさんが息子のお嫁さんなら、バンザ~イだわ!
    だって、しっかりマクロをやって、健康そのものの体で、言うことなし!
    ムスコさん、大いに歓迎よ!
    んもー、楽しみ♪

  13. マクロ美風 より:

    なぜか、息子の彼女(だった人)は、私や夫ともお食事することを喜んでいました。
    私も娘のように思えていたので、正直寂しいです。
    一家で彼女との別れを噛みしめています。

    息子はおデートの時間がなくなったので、また私のところに帰って来てしまいました(T_T)
    また、飛び立たせなくちゃ!

    母は、親になったり、友達になったり、大忙しですが、バイク仲間が一番の友達のようで、男の子ばかりが遊びに来る最近です。

  14. マクロ美風 より:

    さすが、お父様のお言葉は将来を考えての一言ですね~。
    私も息子に、そのような言葉を投げかけましたもん。

    私はフラれたことはないのですが、「死」という別れをしたことがあります。
    これはとてつもなく辛かったけれど、非常に多くのことを学びました。

    ですから、やはりはなさんも高校生の時に、人間的に成長されたと思いますよ。
    多感な時期ですからなおのこと。

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