本の紹介」カテゴリーアーカイブ

岡部賢二著「ぐずる子、さわぐ子は食事で変わる!」

むそう塾では毎年妊娠や結婚や出産の報告があって、私はその度に孫が増えるのです。
今も大きなお腹をかかえて京都通いしてくれる塾生さんがいます。
つわりが・・・、離乳食が・・・、友達関係が・・・などと毎日いろんな相談が寄せられます。
その度に私の経験も含めて最善と思われるアドバイスをしています。

恩師の大森英櫻先生は6人のお子さんを厳格なマクロビオティックで育てられ、そのお話からも大いに参考にさせていただいております。
また、お世話になった山村慎一郎先生も3人のお子さんの子育て話をいっぱい聞かせてくださいました。

そしてこの度、何かとむそう塾を応援してくださる岡部賢二先生の子育てに関する本が出版されました。
岡部賢二先生は4人のお子さんを育てていらっしゃる最中なので、今の子育て世代と共通のテーマがたくさんあります。
すでにマクロビオティックで妊娠と出産に関する良書は大森一慧先生が出されていますが、今回は精神面から子供の食事について解説された本が出版されました。
まさにお母さんの日々の悩みを救い上げた本だと思います。

内容は子供だけでなく、お肉が大好きな大人にもあてはまることが書かれています。
そして、炭酸飲料やお菓子の大好きな若者もターゲットに入ります。
さらに、これからお孫さんを迎えるであろう世代のお父様やお母様にもお読みいただきたい内容です。
きっとご自身がギョッとされて、これからの健康を考えるきっかけになるはずです。
特に腸に関する記述が詳しいので、免疫力を高めるためにも腸のことをもっと知っておいた方が良いと思います。

中でも「腸は第二の脳」(セカンドブレイン)である」という学説にも触れ、腸の状態と意識の関係も詳しく解説しています。
常々落ち込んだり心がふさいだりして、「うつ的」な状態になる人は、ご自分の腸のことをもっと知るためにもお薦めの一冊です。

むそう塾生には個人のタイプ別にアドバイスがありますので、メニューと料理方法はそちらを優先してください。

 

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書名:「ぐずる子、さわぐ子は食事で変わる!」
著者:岡部賢二
出版社:廣済堂出版

 

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「からだのニオイは食事で消す」(岡部賢二著)

純粋なマクロビオティック食、あるいは動物性を控え目な食事をしていると、驚くほど体臭が減ってきます。
しかしそのような人でも動物性の多い食事をすると、徐々に体臭が変わってきます。
これは多くの人の食べ物と人を観察していて、つくづく感じることです。
この前もアトピーを治すためストイックに動物性を控えていた人が、動物性大好きな人とおつき合いするようになった結果、ほのかにニオイを感じるようになってきました。
少しの食べ物の変化でも、身体はちゃんと教えてくれるんだなと思ったことでした。
そのようなことをマクロビオティックの陰陽五行で説明した本が出版されました。
自分では気づきにくい臭いですが、消臭剤に手を出すのではなく、ぜひ食べ物で改善してほしいなと思います。
なお、口臭は食べ物を改善しても治らない場合があります。
その場合は歯や歯ぐきに問題のあることが多いので、必ず歯医者さんで適切な治療を受けましょう。
痛みがないからと放置するのではなく、レントゲンが嫌だからと拒否するのではなく、歯は適切な状態に維持しておきましょう。
噛むために大事なところなのですから。
では、本のご紹介です。
書名:「からだのニオイは食事で消す」(体臭は内臓からの注意信号)
著者:岡部賢二
出版:河出書房新社

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「からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て(放射能対策編)」発売のお知らせ

「からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て」シリーズの「放射能対策編」が出版されました。
著者のお二人や編集者さんも存じ上げているだけに、何だか身内の本が出版されたような嬉しい気持ちです。
この「からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て」シリーズは、1冊目から私もずっと勉強させていただいた本で、すでに10年以上でシリーズ総数として16万部を突破するという実力派です。
マクロビオティックの本としては驚異的な売れ行きです。

放射線問題では尽きることのない心配がありますが、とにかく私たちは生きて行かなければなりません。
どんなことが起きても生きるために食べなければなりません。
その時に何も考えずに食べ物を口にするのと、ちょっとでも食べ物のことを知っていて口にするのとでは、結果は大いに変わってくると言えるでしょう。
なぜなら、それは毎日回数多く繰り返されるからです。
この回数多く繰り返すということが重要ポイントです。
原発問題は個人の力ではどうすることも出来ない面がありますが、個人でもできることはたくさんあります。
その一つが「食べ物の力を見直す」ことです。
そのためにこの本は、食べ物の持つ力をあらゆる角度から研究して書かれた良書です。
特にお子さんのいらっしゃるご家庭では、育児書としても参考になることと思います。
書名:「からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て」(放射能対策編)
著者:大森一慧 磯貝昌寛
出版社:サンマーク出版
 

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「桜沢如一。100年の夢。」

今までの桜沢如一先生の本ではなく、桜沢如一という男の魅力に惹かれた著者が、桜沢如一先生を小説仕立てに書いた本が出版されました。
伝記として書かれていますが、無双原理をどのようにして生み出して行ったのか、その背景が分かる本です。
この本が出版された情報はもっと早くに入手していたのですが、やっと本日読み終えましたのでご紹介させていただきます。
私がマクロビオティックのどこに惹かれたかというと、それは桜沢如一という型破りな人間のスケールの大きさでした。
私がそれまで出会ったことのない大きさでした。
そこに吸い寄せられるような魅力を感じて、今もなお恋しています。
今は何かと行く末を案じ、重大で初めての判断を次から次へとしなければいけない時代です。
そんなとき、この本は自由に生きることを教えてくれることでしょう。
さらに楽しい生き方が出来ることも。
ああ、それにしても思う。
今の時代に桜沢如一先生が総理大臣だったら、日本はどんなふうに変わっていたことかと。
いやいや、このスケールの大きい男は立法府なんてルールを作るところには、さらさら興味がないことは百も承知の上で、あえて思ってみた。
<桜沢先生の言葉として本文より抜粋>P358
「人間死ぬときは死ぬんだよ。死因などは医者に任せておけばいい。」
「スキなことをタンノーするほどやりぬき、スバラシイ、オモシロイ、ユカイな一生を送る。そしてスベテの人々に永く永くよろこばれ、カンシャされることである。」

日本CI協会からも購入できます。
「桜沢如一。100年の夢。」
平野隆彰著
アートヴィレッジ

 

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『免疫力を上げる一生モノの「食べ物・食べ方」』(田中愛子先生の本)

田中愛子先生といえばマクロビオティックの創始者である桜沢如一先生の直弟子で有名です。
私もリマ・クッキングスクールの師範科で習いました。
私にとっては忘れえぬこんな思い出のある先生です。
最近では昨年の4月1日にリマ新宿校のオープニングレセプションで久しぶりにお目にかかりました。
その愛子先生の本が出版されました。
写真もイラストも一切ない文章だけの本ですから、ちょっと華やかさはありませんが、その分文字の持つ重みを感じます。
たった一行であっても、その理由はなぜだろうと考えさせられる部分があってレベルが高いです。
愛子先生らしい優しい文章で、マクロビオティックのことをもう少し知るためには良い本だと思います。
書名:免疫力を上げる一生モノの「食べ物・食べ方」
著者:田中愛子
出版社:三笠書房
こちらには編集者の言葉が書かれていますので参考までにご紹介します。

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