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鬱なんて病名はいらないんですよね 陰陽バランスの問題だから

ある塾生さんからメールがありました。
愛クラスを受ける何年も前からずっと体調が悪くて、寝たり起きたりの状態で家事や子育てもままならなかったのですが、たった1回愛クラスに来られただけでも、こんなに変化がありました。
その間にメールのやり取りをしたことはもちろんですが、ご本人が頑張って玄米ご飯を炊き続けてくださったことが大きかったと思います。
硬く炊き上がってしまったときには、すぐ中川さんにメールをして指導を仰いでおりました。
私からは本を紹介して、彼女の考え方とは違う世界があることをお知らせしました。
その結果、ずいぶんお元気になられて、日々の生活に楽しさが出てきたそうです。
良かった。
本当に良かった。

 
 

<Aさんからのメール>  抜粋

今回は、現状報告とお礼のメールです。

美風さんからすすめていただいた本を読んだ後、家族との話し合いをし、今後の自分がどうしていきたいかを話しました。
夫は理解してくれ、全面的に協力してくれることになりましたが、母はなんとなく納得していないような印象でした。

精神科通院と服薬は即刻やめ、向精神薬の副作用と戦いつつ11月が過ぎました。
急な精神不安状態と身体的不快(吐き気、頭痛など)はありましたが、玄米炊飯は続けました。おかげさまで、今はとても体調が良いです。
これも中川式玄米のおかげだと感謝しております。

それから。
その後、私のこの精神不安定の原因と度重なる体調不良の原因を探りたくて、いろいろ本を読んでいましたら、ピンとくる原因がみつかりました。

アルコール依存症の親を持つ、機能不全家族で育った子供が大人になって
生きづらさ、無力感などを感じるアダルトチルドレン(AC)。

私はまぎれもなくこのACでした。
自己肯定感が低く、依存が高く、極端な思考に陥りやすい。。。などなど
私の短所は、まさに生まれながらの家庭環境と、その環境で生き抜いていくために備わったゆがんだ思考、行動などすべてACの特徴と合致しました。

現在は、AC専門のカウンセリングに通い、ACから脱却し、人生をいきいきと楽しんでいける訓練を行っています。

むそう塾のレベルまでたどり着くにはまだまだ時間がかかりそうですが、原因がわかったこと、それに対する対策が自分でとれていることがなにより嬉しく、それ以来毎日普通に家事をし、子供の世話をし、買い物に行ったり日々の暮らしを楽しめるようになってきました。
ここまで来られたのも、混乱状態にある私にアドバイスくださった美風さんのおかげと深く感謝しております。
ありがとうございました。

 

京都 紅葉 東福寺 鬱(京都 東福寺)

しっかり大地に根を張って生きましょう。
それを可能にするのが根菜類です。
根菜類の力、お味噌の力、そして時間の陽が合わさった鉄火味噌は、鬱状態の方には良い食べ物です。
それに玄米や新鮮な果物のパワーが加わると、鬱はかなり改善されるかたが多いです。
鬱は極端な陽の力を内在しているので、それが悪い方向に行くと自殺につながります。
何でもかんでも陽性に持って行くのではなく、ところどころで陰性を上手に使って息抜きしながら陰陽バランスを調整します。

本当は鬱なんて病名はいらないんですけどね。
陰陽バランスが狂っているだけなんですから。

 

カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 体験談 | 2件のコメント

幸多かれと祈るお母様のお気持ちが分かります

先ほど京都から帰宅したところ、嬉しいメールが届いていました。
現在幸せコースに通っていらっしゃるOさんからいただいたのですが、お母様のことが書かれていて胸がいっぱいになりました。
私も年頃の子供を持っていますので、お母様があなたを思うお気持ちがよく理解できます。
親っていつも子供の幸せを再優先に思って暮らしているんですよね。
男の子であれ、女の子であれ、子供が伴侶を得て新しい人生に向かってくれてやっと「やれやれ」と思うのです。
それまでは子育てが終わった感じがしないんですよね。
なんというか、まだ一人前に育てていなくて、子育てを失敗してしまったかもなんて、少なからず自分を責めてみたりするものです。
そんな思いとともに読ませていただいたメールでした。

 
 

<Oさんからのメール>  抜粋

ここ数カ月、ずっと来年のことで悩んでいたのですが、先日美風さんにご相談出来てよかったです。
さらに家族の後押しもあり、来年も1年間むそう塾に通うことができそうです。
今日突然母に「来年も通った方がいいと思う」といわれてとても驚きました。
幸せコースに通うことを決めた当初は体調のこともあり、なぜそこまで
するのかと言われることもあったのですが、私が半年でとても変わったことで、「1年間、間を空けるよりも続けた方がいい。最後まで納得できるまで頑張ってほしい」と言ってくれて本当に嬉しかったです。

それから、最近出会いがあったことも思い切って伝えたら涙を流しながら、この1年間、ずっと私が幸せになるのを願い続けてきたと喜んでくれました。
自分がどれだけ心配をかけてきたのかと切なくなりましたが、嬉しかったです。
私、幸せにならなきゃいけないんだな!と改めて思いました。

むそう塾に出会えてここまで変われたことに本当に感謝しています。
思ったことがどんどん実現していきます。
まだ幸せコースに通い始めて半年。これからがもっと楽しみです。
まだまだ積み残しが沢山あるので頑張って練習します。

いつも本当にありがとうございます。
これからもいろいろとご相談させていただくと思いますが
今後ともよろしくお願いします。

 

包丁砥ぎ マクロビオティック

(ジーンズ素材でも襟元にアクセサリーをつける女らしさが素敵です。)

 

カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, 子育て・野口整体・アトピー, 体験談 | 4件のコメント

仕事以外に打ち込めることがあって、自分を向上させられるのは凄いことだね

むそう塾で学ぶ意味は何なのか?
そんなことを思っている人も少なくないことでしょう。
決して安いとはいえない金額を投入する意味は何なのか?
本人はじゅうぶん分かっていても、むそう塾未経験の周りの人には納得してもらいにくいことでしょう。
事実、ご主人にそのことを納得してもらえなくて、幸せコースを断念されたかたも過去にはおられました。
あるいは一度はご家族の反対で断念したものの、どうしても行きたいと翌年には渋々許可をもらって通えることになった人もおられます。
それで、通い始めるとお持ち帰りされたお料理の美味しさにご家族がビックリして、いつの間にか応援してくれるようになっているのが面白いところです。

先日は秘伝コースへの試験がありましたが、その試験を受けた舞さんが連絡のメールをくださって、その中に書かれてあった内容に大きく頷けるものがありました。
舞さんが思っていることは、多くの人と共通点がありますので、記事にさせていただこうと思いました。
誰でも感じることが日常生活の中で時間の経過とともに良い方向に変化して行く過程が書かれていて、他の方にも参考になると思いました。

 
 

<舞さんからのメール>  抜粋

主人も、応援してくれています。

実は以前は、練習をしていたりすると、コースで教わってくるお料理は美味しいけれど、そんなに打ち込む意味はあるの?
と思っているのが、言葉の、会話の端々から滲み出ていました。
「仕事じゃないのに」、と。

でも今回、試験が終わったときに、「仕事以外でそうやって試行錯誤して頑張ったり、生活や、自分を向上させようとするのってすごいことだね。いいことだと思う。」と言っていました。

嬉しかったです。

試験の練習中、困ったり迷ったりすると技術的なことや何かを習得したいと思った時に、どういう心持ちでいたのかなど、主人の意見や話をいろいろ聞いて、参考にさせてもらっていました。

そのおかげで、仕事のことや、価値観・考え方など、今まであまり話さなかったこともお互いにいろいろ話すことができて、それもよかったのかな、と思っています。
試験の思わぬ副産物でした。

試験が終わって、落ち込むかと思っていたのですがそんなことありませんでした。

それも、立て続けに先を見せてくださったおかげです。
落ち込み陰性になる隙を与えない陽性な展開を見せてくださってありがとうございます。

身近な人と比べられたり競うことに拒否感と恐怖心がすごくあったのですが、みんなで試験を受けてみんなの講評も聞けたことで、色々な可能性を知ることができました。
自分を俯瞰するって、落ち着くことなんだと初めて実感しました。

 
 

<マクロ美風より>

やっと夫婦らしい夫婦になって来つつありますね。

仕事のことや、価値観・考え方など、今まであまり話さなかったこともお互いにいろいろ話すことができて、それもよかったのかな、と思っています。

ここです。
こうして色々なことを話し合いながら、自分の人生の最も良き理解者が伴侶であるというのが理想なのです。
それはご夫婦で同じ方向を向けるからですね。
幸いに舞さんのご主人は技術でお仕事をされているので、理解してくださる部分も多いと思います。
今回のことは、舞さんが地道に頑張って来た結果が評価されたわけですから、これからはさらにその結果を高めるべく、目標のある日々を送りましょう。

自分を俯瞰するって、落ち着くことなんだと初めて実感しました。

そうですよ。
私たちは小さなことに囚われがちですが、もっと大きな視点で物事を考えたら、いっぺんに景色が変わります。
蟻(アリ)ではなく鳥の視点で考える癖をつけましょう。
実はそれがマクロビオティックなんですよ。
気づいてくれたかしら?

 
 

山茶花 マクロビオティック

(道端の山茶花)

 
 
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 体験談 | 4件のコメント

フランスに留学中のむそう塾生便り(2)

パリに留学中のhanaさんからメールがありました。
ご紹介しますね。

<hanaさんのメールより>

美風さん

お久しぶりです!受講者番号34-9のhanaです。
おかげさまで無事こちらに来てから2ヶ月が経ちました。
郵便や事務手続きでいくつかトラブル(!)もありましたが、解決し、生活もだいぶ落ち着きました。
雪は降らないものの、だいぶ冷え込んできていて、街はクリスマスの雰囲気です。

心配していた水ですが、水道水は煮沸したあとに鍋が白くなるレベルなので、ミネラルウォーターを使っています。
Mont Roucousという硬度25mg/Lの水が手軽に買えて、今のところベストです。
お米は結局、玄米も白米もイタリア米に落ち着いています。
フランスのお米も試してみましたが、甘みがいまいちでした。
穀物は、ビオ関係のお店やマルシェがいちばん充実している印象です。
そこまで玄米を欲さないので、白米を炊いたり、パスタをつくったり、最近はうどんをよく食べています。
鰹節と昆布、醤油、味噌は、本当に最強です。。。
そんな風に、馴染んできた味のよさを再確認する一方で、これまでよく知らなかった食文化のすごさも感じています。
バゲットの美味しさや、エスニック料理の多彩さなど、簡単には語れない歴史・文化・社会背景があるとはいえ、発見が多いです。

寒くなってきてから、少しさみしくなるときもあるのですが、
そんなとき、Twitterを見たり、HPを読んで、励まされています。
仕事で少し緊張状態が続いているので、うまくバランスを取って師走を過ごしてゆきたいです。
美風さんもお元気でいてください。
それではまた!

hana

嬉しいですね。
こうして近況をくださると、親が娘を思う構図になっています(笑)
そろそろご主人を恋しく、ご主人もhanaちゃんに逢いたくなっていることでしょう。
何しろ新婚さんですもの♡
でも、もう少しの辛抱でご主人がお正月に逢いに行かれるでしょうから、待っててね〜というところです。

異文化に対する興味の持ち方もhanaさんらしく、好奇心いっぱいで素敵です。
きっと彼女の中で熟成させて、後々に開花させてくれることでしょう。
彼女の今後を大いに期待するマクロ美風でした。
むそう塾生の応援をhanaさんにお届けしましょう。

hana1
(パリのシャトレ座)

hana2(南仏の風景)

hana3(ビオのお店で買った玄米)

<関連記事>
フランスに留学中のむそう塾生便り(1)

 

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マクロビオティックで行き詰まった時にはどうするべきか?

先日お問い合わせメールをくださった方の内容は次のようなものでした。

Aマクロビオティック教室で師範科を修了し、今はBマクロビオティック教室で習っているけれど、B教室の先生にA教室の玄米の炊き方が陽性すぎると言われた。
一時は良くなった体調が悪くなってきた。
マクロビオティックをこのまま続けていいのか悩んでいる。

このようなかたはとても多いですね。
私はこのかたにお会いしておりませんので、具体的なアドバイスは控えますが、このブログをご覧くださっているかたのためにも参考になる程度でのアドバイスをさせていただきます。

私が思うのは、なぜ師範科まで行って自分の体調コントロールが出来ないかということです。
きっと受け手のままで終わってしまったのでしょう。
B教室では体調に対処すべき具体的な炊き方を教えてもらっていないので、ご自分で試行錯誤するものの、体調の改善は見込めていないのでしょう。
結果としてマクロビオティックをしているのに体調が悪いという人がゴロゴロいる現実があるだけなのです。
全国にこんな人がたくさんいて、相談できる人も身近にいなくて、途方に暮れていることと思います。

そんな時には迷うことなく白米に戻りましょう。
そうして体の変化を感じるのです。
頭でゴチャゴチャ考えるより、体は間違いのない答えを出してくれます。
今までどれだけの人にそんなアドバイスをしたことでしょう。
そうすると間違いなく「え? マクロビオティックなのに白米ですか?」とビックリされます。
でも白米なのです。
マクロビオティックだからこそ白米なのです。

なぜなら、そこに行き着くまでかたい玄米ご飯で相当胃腸を痛めつけているので、緊急避難的に白米のやわらかさでリハビリしてあげてほしいからです。
それなのに「マクロビオティックだから玄米」という思考から抜け出れないと、どんどん胃腸が傷つけられて、やがて出血をしてしまうことになります。
ふつうは体からのサインで、玄米ご飯を食べたくなくなるものですが、頭でマクロビオティックをしている人は、そのサインを見逃してしまうのです。

この問題は、玄米ご飯を白米並みのやわらかさに炊き上げれば解決出来るのですが、その炊き方がなかなか難しいのです。
先日の愛クラスでも電気釜で玄米ご飯を炊いている人がいました。
案の定、ご主人が朝から体調がすぐれないそうです。
まだお若いのに・・・。

ひと口に玄米といいますが、むそう塾でたくさんの人が持参してくださる玄米を中川さんが診断していると、難易度の高いものを選んでいる人が多いです。
しかしそれは白米で食べればとても美味しいお米であって、玄米で食べるにはかたすぎるお米なのです。
ですから、炊き方に工夫が必要になります。
その判断ができないまま、単に炊飯器で炊いたり、全員が同じ炊き方をするようでは、なかなか玄米の持つ良さは発揮できません。

このことをしっかり踏まえて玄米ご飯を召し上がらないと、マクロビオティックをしていてもちっとも健康にはなりません。
私はマクロビオティック指導者がもっともっと玄米の炊き方を丁寧にフォローすべきだと常日頃思っています。
マクロビオティックが実用哲学だというのなら、ちゃんと実用できるレベルで伝えるべきだと思うからです。

ですから、冒頭のかたは一時期白米を召し上がって、体調の変化を観察することを今一番していただきたいです。
その際、甘味料と動物性は控え目(まったく摂らないではない)の方が体調は良くなることが多いです。
それから、主食を白米になさると、伝統的なかつお節や昆布で取ったお出汁が美味しく感じられます。
それらの味を楽しみながら、盲信していたマクロビオティックを根底から考え直すのが良いと思います。

そのうえで、マクロビオティックの良い点と悪い点を客観的に判断なさって、陰陽のある生活をなさるのが良いと思います。
玄米ご飯も白米ご飯も、麺類もパンも、すべては体調と相談しながら取り入れるのがマクロビオティックであることをお忘れなく。
著しい偏食に陥らないよう、偏った思考にならないよう、それだけを祈るような気持ちでこの記事を書いています。
どうぞ皆様の毎日が健康でありますように。

 

中川式糠漬け

(中川式糠漬け 陰陽仕様 漬けた人:中川善博)

マクロビオティックなんて知らなくても、こんな糠漬けを1年中食べていられたらまずは大丈夫。
あとはちょっとした陰陽バランスです。
それがマクロビオティックの真髄なんですがねぇ。

 

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