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京料理人 中川善博のお料理 万願寺とうがらしの金平
(万願寺とうがらしの金平 料理:京料理人 中川善博)
きのう、中川さんの所で初めてのお料理をご馳走になりました。
「万願寺とうがらしの金平」
上賀茂にある京野菜農家の森田さんが届けてくださった、朝取り野菜で作ってくれたものです。
最初は盛り付けが綺麗だなあと思ってぼんやり見ていたのですが、うっかり銘々皿に取って盛り付けを崩してしまいました。
その後、口に運んで「ん! 美味しい!」と思って、慌てて体裁を整えて写真を撮った次第です(大汗)
本来なら、すぐ講座になるところですが、もう日程がないので記事で漏洩します。
いくらでも食べられる軽さが魅力のお料理です。
材料の刻み方が参考になりますね。
これからは夏野菜を上手に使って、クールダウン出来る体にしておきましょう。
マクロビオティックの陰陽では、夏野菜は陰性揃いなので、マクロビオティック初心者は敬遠する傾向にあるのですが、夏だからこそ陰性の野菜が出まわる意味を考えて、間違った食べ方をしないようにしましょうね。
こんなことを書いている私は、マクロビオティックを始めた当初、丸3年間ほど陰性野菜には手を出さなかった頑固者でした(笑)
それでも平気なくらい陰性な体質だったんですよ(泣)
体って食べ物で本当に変わるものです。
今では陰性食材も上手に食べられる体になりましたから。
カテゴリー: 料理人 中川善博の陰陽料理, マクロ美風の体験的マクロビオティック
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次世代に伝えたいマクロビオティックの考え方と美味しいお料理
私はマクロビオティックの考え方を知って本当に良かったなぁと思っています。
生き方に軸が出来たし、迷わなくなったし、何よりも決断に自信を持つことが出来るようになりました。
たった2つの視点を持つだけで、こんなにも確信をもって物事を進めたり、本来なら不安であるべき状況の中でも、むしろ希望を持つことが出来るほど考え方が整理出来るようになりました。
こんなマクロビオティックですが、巷ではマクロビオティックが宗教だとか偏りすぎているだとか、良くないこともたくさん見聞きします。
それはそれでいいのです。
物事にはすべて陰陽があるのですから当然です。
私は息子に何を残してやりたいかを考えた時、やはりマクロビオティックの考え方と食べることが筆頭にありました。
今はひ弱な息子ですが、マクロビオティックのことを知って、少しずつ自信のもてる判断ができる大人になってくれたらいいなと思っています。
今の時代は情報が溢れかえっているため、不安にならなくていい人まで、意味のない不安にかられています。
でもね、人間は考え方一つで不安にもなるし、幸せにもなるのです。
どんな自分になりたいか?
それを実現するために、マクロビオティックの考え方は大いに有効です。
将来のある人ほどマクロビオティックの考え方を知ってほしいな。
だから私は次世代に美味しいお料理を伝えたいのです。
なぜなら、美味しいお料理には陽性の力があり、まずいお料理には陰性の力が宿ることを誰でも実感できるからです。
実感から陰陽を落とし込むと、深く納得できて、自信が生まれます。
単なるグルメ料理ではなくて、納得できる陰陽料理。
それがむそう塾でお伝えしているお料理の数々です。
(地鶏のつけ焼きと胡瓜の小串 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
「地鶏のつけ焼きと胡瓜の小串」は、「夏のお弁当講座」で登場するお料理なのですが、串の刺し方にも盛り付けにも陰陽バランスがあります。
つまり、線の向きにも陰陽があるのですが、それをうまく外しながら安定感を得るあたりは、かなり高度な中庸の世界です。
そうなんです。
私たちがなんとなく落ち着ける心地よい空間や場所は、中庸に保たれていることが多いのですが、美味しいお料理とともに、そんなことをお伝えするのもむそう塾が大切にしていることです。
なぜなら、中庸は精神性の安定につながるからです。
マクロ美風の体験的マクロビオティック 動物性の摂取
むそう塾のサイトの方に「マクロビオティックの盲点」というコーナーがあります。
こちらにはマクロビオティックの問題点ともいえる内容が書かれていますので、マクロビオティック初心者にはぜひお読みいただきたい記事です。
たとえば次の記事は、動物性を摂らないように頑張っている人にはショックだったようです。
「動物性を完全排除することがそもそもマクロビオティックではないことに気づくべきです」
私は動物性も甘いものも完全に断っていた時期があります。
その時期は心身ともに快調でマクロビオティック万歳という感じでした。
1点だけ気になるといえば痩せすぎていたことです。
身長155cmで40㎏を切りかけたからです。
でも、物凄く元気なのでそれでいいのだと思っていました。
しかしそんなある日、「もう少し太った方がいいよ」という人が私の目の前に現れ、その人に陰性食品を食べようと誘われました。
この時が私のマクロビオティックの大転換期でした。
そこを堺に陰性食品の摂り方と心身への影響を観察し始めました。
コツコツと年単位での観察が続きました。
その後一定の結論を得たので、今はむそう塾生の体調反応をみながら陰陽の効果を確認しているところです。
今では動物性もたまに摂るようにしていますが、この場合はお肉よりお魚を選びます。
なぜなら、やはり体の反応がお肉の方が私の場合は負担になるからです。
お肉の陽性さとお魚の陽性さには差がありますが、それは生きている時のことを思えば当然ですね。
動物性を摂る場合は質を第一優先にするため、外食より自宅で美味しくお料理をする方が安心です。
そんなわけで、むそう塾ではお魚料理も教えますし、お肉料理も少し教えます。
秘伝コースでは天然の鯛を自分でおろしたり、一尾全部を使い切るお料理方法も伝授しています。
これがとても体に優しくて美味しくて、ご家族様からも大好評なのです。
動物性を絶対摂らないのではなく、必要なときには動物性を体に負担のない状態で摂ることを考えるのがマクロビオティックの陰陽の生きた使い方です。
(蜆のお味噌汁 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾 上級幸せコースの授業より)
マクロビオティックだからといって、昆布と椎茸のお出汁でお味噌汁を作って、体力がないと嘆いていませんか?
陽性の人だったり、過去に動物性をよく摂っていたりする人は昆布と椎茸でも大丈夫ですが、陰性がまさっている人なら鰹節と昆布のお出汁の方が体調を良くすることが多いです。
また、今もお肉やお魚をよく召し上る人なら、お野菜出汁の方が体が楽だったりします。
貝類は滋養のある食材ですから、女性も男性も日常的に食べてもかまいません。
二日酔いの翌日にはシジミのお味噌汁が効果的というのは、マクロビオティックを知らない人だって知っている食べ方です。
そういう大切な経験則を、マクロビオティックを盲信してしまって葬り去ることのないようにしましょう。
マクロビオティックを盲信しては危険です。
すべての食物は、美味しいと思えるなら食べれば良いし、美味しくないと思うなら食べなければ良いのです。
ただし、「質」と「量」にはいつもこだわりましょう。
マクロ美風の体験的マクロビオティック ダメ元精神と陰陽
「ダメもと」という言葉がありますね。
もしかしたら奇跡が起きるかもしれないし、運が味方してくれるかもしれないし、どんな展開が待っているか分からないだけに、私はとてもワクワクするのですが、その未知なる方向に踏み出すのが怖いって人が結構いるんですよね。
私の息子もそんなタイプの人間です。
私は好奇心が旺盛なので、ダメといっても誰が決めたの?、どうしてダメなの?と思ってしまうタイプです。
ですから、自分でやってみないと分からないじゃないかと思って、すぐ実行に移します。
その結果、やっぱりダメなこともあるし、意外な結果につながって道がひらけることもあります。
それがまた何とも楽しくて、ダメといわれてからがスタートだと思っています。
自分の大事な人生を、どこの誰がいったか知らない常識的なものに縛られてたまるか、というのが本音です。
ですから、私の人生っていつもダメ元精神で走って来たようなものです。
無から有を生み出すような喜び。
不可能への挑戦みたいなところに生き甲斐を感じてしまいます。
そんな私にマクロビオティックの考え方は大いにヒントになりましたし、勇気にすらなりました。
なぜなら、今までは気合いとか気迫とか、そんな精神面で立ち向かって来たようなことでさえ、陰陽という2つの視点で解き明かせるからです。
この考え方を知ると、それまでの自分の行動が陰陽ですごく納得できたのです。
陰陽を知るということは、納得できることを増やすことだと今は言えます。
そして、がむしゃらに突き進むのではないため、成功確率も上がりますし、予見性もアップします。
一口でいうなら「無駄が減る」ということになります。
でもね、無駄というのは実は無駄ではなく、楽しみでもあったり、勉強にもなったりするので、効率が上がることばかりに気を奪われないように気をつけなければ本末転倒になってしまいますが。
息子はよく分からないものには手を出さないタイプですが、よく分からないからこそ手を出してみて、火傷をするのか、切り傷を負うのか、熱いのか冷たいのか確認したらいいと思うのです。
そのたった1つの経験から学ぶことはたくさんあります。
そして、その経験が多いほど不安は減りますし、自信が増えます。
今の若者の多くは自信が持てないと嘆きますが、だったら経験を増やそうよと言いたいです。
特に失敗する経験をね。
(あらめビーフン 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
このあらめビーフンの盛り方は、陰陽を踏まえて盛らないと写真のようには盛れません。
陰性と陽性の特徴をしっかり確認できる好例です。
こんなふうに日々の生活のそこかしこに陰陽は存在しています。
私たちはその陰陽に気づくかどうかです。
気づけた方が物事が(お料理までも!)スムーズに進み、気づかないと思うようにいかなかったり、ロスが増えるだけです。
同じ一生をあなたはどんなふうに生きたいですか?
もっとダメ元精神で生きてみませんか?
楽しいですよ♪
カテゴリー: マクロ美風の体験的マクロビオティック
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氣と細胞の勢いを削がない生き方がいいね
私は20代の時から野口整体をしていたので、かれこれ40年あまり自分の身体は自分で管理することをしています。
これは人間として当たり前のことなので、呼吸をするように日常的なことになっています。
つまり、身体には自分で正しい方向に働こうとする力があるので、その力を信じて邪魔をしないようにするだけです。
こうすると、本当の自分の身体を感じられてとても気持ちがいいです。
なんだかお化粧をしない自分の顔を素手で触るような感じです。
ところで、野口整体の創始者である野口晴哉氏は、氣の集中と分散がすべてだと仰って、体癖を5つに分けていました。
奇しくも私がマクロビオティックの陰陽を教わった大森英櫻先生も、体質を5つに分けておられました。
もちろん両者とも、もっと細かく分類しておられるのですが、大きく分けると5つという共通点が面白いなと思います。
それは視点が同じだからですね。
集中(=陽)、分散(=陰)。
この2点で人間を観察しているわけです。
私がマクロビオティックに出会った時、野口整体の考え方が身体に染み付いていたので、少しも違和感を感じることなく、すんなりと入って行けました。
むしろ双方は車の両輪のように思えました。
そんな私は今むそう塾で、塾生さんの「勢い」を毎日観察しています。
勢いのある人(=陽性)、勢いのない人(=陰性)、これが物凄く正確性があるので、皆さんもそんな視点を鍛えてみてはいかがでしょうか。
勢いを感じる人は回っているコマと同じでスピードがあります。
反対に勢いを感じない人はスピードの落ちたコマと同じで、よろよろと倒れてしまいます。
これは氣にも細胞にもいえることです。
私たちがするべきこと。
それは氣と細胞(身体)の勢いを削がないことなのです。
マクロビオティックの陰陽を日々の生活に取り入れると、その両方が可能になりますよ。
(マクロビオティック京料理教室 むそう塾 教室の置き花)