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マクロビオティックの陰陽を実践するとお料理が美味しくなります

(ひじき豆 マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品)
いかがですか? このお写真。
このお写真から受ける印象は力強さでしょうか。
実は、このお料理を作った人は、1年前は陰性でめそめそ泣いて、愚痴ばかり言っている人でした。
お料理も陰性の仕上がりで、お世辞にも美味しいとは言えませんでした。
でも、今ではこんなに堂々と力強いお料理が出来るようになりました。
それは、マクロビオティックでいうところの「陽性」を意識して暮らし全般を改善してくれたからです。
勝因は彼女の素直さです。
今の状況から何とか脱出しようと、いつも真剣に実行してくれました。
お料理の復習もきちんと頑張ってくれました。
これは彼女が自分自身で手繰り寄せた陽性の手綱です。
しっかりとこの手綱をつかんで、ご主人様のため、お子様のため、お母様のために、あなたの役割を果たしましょう。
悔いのない人生が送れますよ。
マクロビオティックの陰陽をきちんと実践すれば、こんなにも変われるのだというお手本になりますので、記事にさせていただきました。
Fさん、ブログ掲載を快諾してくださってありがとうございます。
<Fさんからのメール>
中川さん
こんばんは。
ひじき豆の復習を致しました。
ご指導を、よろしくお願い致します。
子どもの頃から大好きなお料理でしたが、作り方を知らず、母の作る姿を見て見様見真似で自信なく作ってきました。
こんなに美味しいひじき豆を自分で作れるなんて、本当に感激です。
それから、お弁当投稿を拝見していて、いつか家族のお弁当に…と思って憧れていたので、その夢が実現して、すごく嬉しいです。
どの食材も華やかさはなく、控えめなお料理に思えますが、お豆をふっくら、お揚げはふうわり、人参はしっとり(でも、シャキッと)、ひじきを艶っぽく炊きあげると、何とも別嬪さんのお料理になるのだと感じました。
そして、そんな風に作ろう!と思いながらお料理すると、出来上がったひじき豆は、とても愛おしく感じます。
器と食材の大きさのバランスや、煮汁の煮詰め加減(醤油を入れるタイミングや、◯◯を入れるタイミング)、ひじきの微粉末、盛り付けなどが難しく、何度も投稿を見送りました。
でも、そのお陰で、少しずつ大切なポイントに気付けたように思います。
ほぼ毎日、三食のどこかで頂いていますが、先月教えて頂いた煮物三種同様、飽きることなく美味しく頂けます。
娘は、「おまめ、おまめ!」と、喜んで食べてくれますし、主人も、美味しいな~と食べています。
お出汁の割合を変えたり、◯◯◯味にしてみたり、味に変化をつけられるのも、楽しいです。
そして、ご飯に本当によく合います。
こんなに美味しいひじき豆を家族で頂けるなんて、我が家は幸せです。
教えて下さり、本当にありがとうございました。
これからも、どんどん作って家族みんなで頂きます!
F
カテゴリー: 塾生さんのメールから心に響いたこと, こころ・想い
14件のコメント
自分の周りに存在している人たちには役割がある
私たちはいつも理想と現実の中で生きています。
人はともすると理想を求めてしまいがちで、そのために自分を苦しくさせたり、悩みを作ったりしてしまいます。
しかし、すべてを意味あるものとして受け容れられたら、気持ちの持ち方も現実に起きている悩みも受けとめ方が変わってきます。
私がマクロビオティックを知る前は、人生の悩みを宗教や哲学や文学に答えを求めて彷徨っていました。
求めても求めても肚の底に確信となって揺るぎないものとなるには今ひとつ弱いように感じました。
でも、マクロビオティックの陰陽で物事を判断するようになると、それまでには得られなかった安心感があって、いわゆる「肚が据わる」状態になりました。
マクロビオティックの前に野口整体を知っていた私は、東洋医学的な健康法を採用してはいたものの、その哲学部分を深く落とし込めていなかったと思います。
それが桜沢如一先生の本を読み進めて行くうちに、マクロビオティックの哲学部分の考え方がすんなりと胸に入って来て、とても心地よい安心感に包まれるようになったのです。
ところで、あなたが望みどおりでない人間関係に置かれた時、どのように考えますか?
自分の理想とちょっとでも異なっていると、人間は不愉快に感じるようになりますし、我慢をするか、言葉に出して人間関係を気まずくしてしまいがちになります。
そんなとき、すべては意味があって自分の周りに存在していると考えられたら、とても目の前が明るく感じるようになったりします。
それまで気に入らなかった夫や子供だって、あるいは親だって、全部意味があって存在しているんだと思えたら、視点が変わってきます。
あの人は私にどんなことを伝えたくて私のそばにいるんだろう?
あの人はどんな役目を持って私のそばにいるんだろう?
そんな視点で周りの人たちの役割を考えてみるのです。
たとえば産まれたばかりの赤ちゃんですら、ちゃんと役目を持っているのですから、大人目線だけで考えないで、自分に対する周りの人たちの役割に想いを注いでみましょう。
ここで大事なことは、気に入らない人ほど役割をもっているということです。
もしあなたの周りに気に入らない人がいたなら、自分にとってのその人の役割を探してみませんか?
あるいは、気に入らないまで行かなくても、ちょっと不満があるというのでもかまいません。
そんなちょっとした不満もストレスの要因になりますので、視点を変えてストレスを減らす方法として使えます。
私も常に「その人」の存在する意味を考えながら決断の参考にしているのですが、それをマクロビオティックの陰陽と照らし合わせてみると、面白いほどに陰陽バランスが取れているのです。
そんなことを陰陽で考えながら自分の人生や相手の人生を考えると、とても良い落とし所が得られて落ち着きます。
陰陽の視点って本当に凄い力をもっています。

(京都 真如堂にて 2015.11.24)
きょうは11月30日。
これで京都の街も紅葉を求めての観光客が減ることでしょう。
お料理の世界も11月と12月では盛り付けの季節感も変わります。
季節を反映しながら自然も人間も一緒に生きています。
ともに呼吸をしながら。
迷った時の考え方
生きていれば何かを決断するときに迷うことは多々ありますね。
選択肢がいくつもあると、ウロウロとそれらを比較して、あーでもない、こーでもないと時間ばかり消費して、一向に答えが出せない人もいます。
そういう人は案外損得で物事を考えていることが多いです。
マクロビオティックを知っている人ならば、何かを選択するときには「氣」で決めてみましょう。
ピピーンと自分の感性が反応するもの。
ハッとするもの。
選択したもの(方法)が自分を笑顔にしてくれるもの。
それだけで十分です。
そして大事なことは、チャンスを逃さないということ。
平和ボケしている人たちは、明日も明後日もずーっとこの平和と健康と環境が保たれると錯覚しています。
しかしそれは危険です。
本当は明日の命さえ定かではないのです。
今自分を取り巻く環境に心から感謝して、その中から自分が一番気になることに時間を費やしましょう。
目を閉じた時、あなたの頭の中には何が浮かびますか?
人ですか? 物ですか?
迷った時にはとにかく行動すること。
迷うことに専念してはいけません。
行動しながら答えを出すのです。
迷うことに時間を使える人は暇な人ですね。
自分に自信がなかったり、勇気がなかったりすると迷うことが多いです。
それでも迷うときには、信頼出来る人に相談するのも良いでしょう。
これはマクロビオティック的にいうと、考える人の陰陽が異なるので、思わぬ意見が聞けたりして、今まで悩んでいたのは何だったのだろうと思うこともあります。
つまり、迷った時の解決方法は、陰陽を入れ替えながら考えるということです。
陰陽を意識して答えを出す方法なら、短時間で結果が出せます。
今の自分の行動、考え方、すべてを陰陽でチェックしてみましょう。
時間は生産性のあることに使うのが人生です。
この生産性は、考え方一つで非生産性にもなります。
迷った時こそ陰陽を。
感情優先ではありません。

(京都 真如堂にて 2015.11.24)
名女優ヘレン・ミレンが伝授する、輝き続ける秘訣

(黄金のアデーレ 名画の帰還 に主演のヘレン・ミレン)
まずは、彼女のファッションセンスがいいですねぇ。
カラフルなワンピースをお召なので、一切のアクセサリーがありません。
70歳だそうですが、全体的に凛としたところを維持したままお歳を重ねていらっしゃいます。
その秘密は最後の下の文章に答えがあるように思いました。
これは生き方としてとても納得出来るとともに、私もそうありたいと思って66年の年月を生きてきました。
後に続く女性たちにエールを送る意味で、この記事を書きました。
名女優ヘレン・ミレンが伝授する、輝き続ける秘訣
<引用はじめ>
最後に、俳優に比べ女優の旬は短いと言われるハリウッドで、70歳になった現在も輝き続けている秘訣を尋ねると、「難しいけれど、自分に正直であるように努めています。人生とはマジカルで素晴らしいもの。そのことに感謝する姿勢も大切だと思うのです」とのこと。「若い女優たちにはいつも、役柄の心配をする必要はないのよと話しています。ドラマの外である、現実の生活でしっかりと自分の役割を果たすことが大切。変化と闘いながら、柔軟に地に足のついた生活をしていれば、自ずといい仕事がついてくるものです」
<引用おわり>
陽性な頑固と陰性な頑固をマクロビオティックで変える
人には大なり小なり頑固さがあるものです。
しかし、頑固な度合いが強いと何をするにしてもスムーズに進まず、周りも自分も苦労することになります。
何より物凄く時間を浪費してしまうので、生き方としては時間がもったいないですね。
では、なぜ頑固になるのでしょうか?
それはね、マクロビオティックの陰陽で考えると次のようになります。
まず、頑固にも陽性と陰性があります。
陽性な頑固は自信のある人に多く、比較的体力のある人に多いです。
かつては頑固親父なんていうのがこのタイプの一般的なイメージでした。
一方陰性な頑固は自分に自信が持てない人に多く、体力もパワフルさに欠ける人が多いです。
なお、人間の体は往々にして若いうちには柔軟性があるのですが、年齢を重ねて行くと硬さが目立つようになってきます。
その結果として高齢者には頑固な人が多いように感じてしまうのですが、これは体が硬くなってきたことと、脳の活力が落ちてきたためなので、このタイプは今回のテーマからはちょっと外れます。
今回はまだお若いのに頑固でお困りな場合を想定しています。
むそう塾で塾生さんを見ていますと、あらゆる場面でこの頑固さが壁になって上達が妨げられている人が多くいます。
それは自分の性格だと片付けているのかも知れませんが、私からみると体の陰陽を置き換えればもっと楽になれるのにと思います。
つまり、陰性の頑固でお困りの人は、自信がないゆえに自分を守ろうとする方向に無意識に働いてしまうのです。
自分を守るということは、新しいことを取り入れにくい現実になりますので、従来のまま表立っての変化がありません。
しかし、もう死んだ気持ちになって新しいことを取り入れてみると、あら不思議!
あんなに苦労していたことが嘘のように消えてしまうなんていうことがあるのです。
陰性であるために、新しいことを取り入れる勇気がなかっただけなんですね。
包丁砥ぎや桂剥きの練習をしている塾生さんを見ると、その人の性格と脳の活力がよく判ります。
脳に活力(陽性)がないと新しいことに向かうエネルギーが湧いて来ませんから、まずは腸をしっかりさせて、陽性な腸を目指しましょう。
腸と脳はつながっていますので、次第に脳も活性化されてきます。
そして、自分の性格だからとそのままにしないで、せっかくマクロビオティックを知ったのですから、守りに入らずに攻めに入ってみましょう。
そうすると表にも変化が表れてきて、今までより良い結果に結びつくはずです。
自分は頑固だったというより、臆病だったのかもしれない。あるいは勇気がなかったのかもしれない。
そんなことを思い直していただければ、あなたの人生の有限時間を充実時間に変えることができます。
性格は変えられます。
陽性が過ぎる人は陰性を意識して、陰性が過ぎる人は陽性を意識して、食べ物をはじめとするあらゆる環境を変えれば良いのです。
実は、私も中川さんも元々の性格は今より陰性だったのです。
しかしそれでは生きにくいので意識して変えた時期がありました。
生まれたままの性格で一生を生きる人もいますが、人生の途中で意識して性格を変化させることで、自分の人生の可能性を広げることもできます。
そんな時にマクロビオティックの考え方は大いに力を発揮してくれますよ。

(桂剥きを練習中の塾生さんの手 マクロビオティック京料理教室 むそう塾の授業から)
カテゴリー: こころ・想い, マクロビオティックの陰陽で考えてみよう
10件のコメント










