こころ・想い」カテゴリーアーカイブ

感謝

こんな燃える赤もいいけれど

こんな枯葉も好き

落ち葉を踏みしめながら歩くと心が疼く

管理する人がいてこその美しさ
感謝

 

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視点

先日京都の東福寺に行ってふと思いました。
あ〜、この快感のために人は旅行したくなるのだろうなぁって。
それは日常から離れることであり、心が自由になることであり、結果としてストレスから解放される「そのとき」が心地良いからなのでしょう。

通天橋から眼下を眺めていると、何やら遠くに赤いものが見えます。
おかしいなぁと思ったのですがそこには人影が動いています。
そこでやっと「あ、逆さモミジ」だと気づきました。
ズームしてみましょう。

もしかしたら湧き水があるのかもしれませんね。
もみじが映る水を眺めていると、心がどこまでも凪になって古(いにしえ)に想いを馳せていました。
水は魂を限りなく原初に向かわせます。
だから水のある景色に人々は癒されるんですよね。

ところで旅行ですが、気分転換にはなってもストレスの根源は解決しません。
お酒を飲んでも気を紛らわせたり先送りするだけで、問題の根本解決にはなりません。
やはり問題には正面から向き合うのが一番の解決方法です。
それが出来ない人が多いのですが、視点を変えると物事は180度違って受けとめられます。
今目の前にある不都合は、実は不都合ではなく何かのチャンスととらえられたら、それはストレスどころか心躍る展開に変わります。
視点を変えることによってマイナスからプラスへですね。

人生はいつも楽しいことばかりではありません。
悲しいこともつらいこともありますが、その度にいつも「これは自分にとってどんな意味をもつ出来事なんだろう?」とワンクッションおいて考える癖をつけると良いです。
その癖をつけると驚くほどに悲しいことやつらいことが減って、むしろ感謝の気持ちに浸る場合もあります。
前向きに考えられたら自ずとストレスも減りますから、あえてお金と時間をかけてあちこちに旅行に行かなくても穏やかな自分でいられます。

もちろん旅行には別の楽しみもありますからそれを否定するものではありませんが、問題点から逃避するための旅行になっている場合は問題です。
レジャーが必要なのではなく、レジャーの必要がないほど心が安定することが重要です。
そのためには日々をいかに生きるかにかかっています。
毎日気持ちよく爽やかに生きられたら、それが一番の幸せではないでしょうか。

 

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若い時

 

若い時にはいろんなことをするのが良い
体中の細胞をふり絞って泣くも良い
一文無しのどん底を味わうも良い
天井知らずの幸せを味わうも良い

みんな肥やしになる
みんな根になる

そんなあなたを見守っているよ
落ち葉になってもね

 

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とりあえず症候群

マクロビオティックというとすぐマクロビオティック料理を思い浮かべる人が圧倒的多数なのですが、マクロビオティックの真髄は「氣」にあります。
氣を高めるための暮らし方の一つにマクロビオティック料理があるのです。

そして、お掃除もまた氣を高めるための一つです。
日々のお掃除と車の両輪なのが片付けることですね。
掃除機はかけても片付いていなければ片手落ちです。

そもそも掃除機というのは陽性な道具です。
いつも掃除機ばかり使っている人は、たまには座敷箒(ざしきぼうき)でお掃除してみるといいですね。

良い陰性を感じて気持ちがゆったりします。
箒の手軽さが楽しくて、ささっと掃除をする氣になるものですよ。
じゅうたん向きではありませんが・・・。

さてさて、家の中に物が増える一因として「とりあえず」の考えがあります。
これは冠婚葬祭のお返し物に多いですね。
このとりあえずの多い人を私は「とりあえず症候群」と名づけています(笑)

これは「もったいないから」「いつか使うかも知れないから」の考えが根底にあります。
でもね、そのようなものはまず使いません。
あ、凝り性でない人は使うでしょうが、ちょっと物にこだわりのある人は使わないことが多いですね〜。

なぜ使わないかお分かりですか?
それはね、その物に「氣」がないからです。
常々「氣」を意識しないで生活していても、知らず知らずのうちに「氣」に支配されて生きているんですね。

愛着があるなんていうのは、氣そのものですね。
ですから、お返し物はとりあえず保管しておくのではなく、すぐ処分します。
処分というのは捨てることではなく、行き先を探してあげることです。

それにはあれこれと細かな情報があります。
そんなことも含めて「家事アドバイス講座」ではお話しします。
家事アドバイス講座って、結局は「氣」を高めるための講座になりますね。

あなたの中にある「とりあえず」を即断即決できる人になったら、時間もお金も氣も活きて来ますよ。
充実した人生のために、「今、この瞬間」を有効に活用して、輝く毎日にしましょう♪

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不変であるための変化(必読)

中川さんが貴重な文章を書いてくださいました。
お料理の世界を知り尽くした人の文章だなぁと、つくづく思います。
この文章の言わんとするところが、どうかあなたに伝わりますように。

 
 

<不変であるための変化> むそう塾 中川善博

何代も何代も受け継がれている老舗の味は、何代も昔の味のままでは無い。
厳しい研鑽と市場調査の上に、微妙な変化変更が加えられている。
しかしその変化変更は消費者には絶対に気付かれるものであってはならない。
その努力を怠って昔のままの味を伝統の味と勘違いして変更無しで売り続けると、「味が落ちた」「先代は良かった」「親の七光りをも消す馬鹿者」と評判を落としてしまうのだ。
何十年にわたってのリピーターも新規客も同じように「美味しい」という評判を得るには、この微妙なさじ加減が必要なのである。
跡継ぎは現状維持では「親のおかげ」と言われ、派手に変えると「暖簾を汚す」と言われる。
大胆に繊細に紙一枚一枚をそっと重ねるような努力をし続ける事が、「いつ来ても美味い」と賞賛される唯一の方法である。

*    *    *    *

パスポートを取得した季節が冬だった者は夏に悩み、夏に取得した者は冬に悩む。
スキルとして段取りを追う事にのみ氣が行って、なぜそうするのかと言う事を陰陽をふまえて理解できていない者は、季節が変わると悩むのだ。
「いつも美味い」「あたりまえのように美味い」という事はもの凄く大変なことなのだと、パスを取ってから気付くのが常。

鍋の材質が変わり、中川式玄米炊飯法は進化した。
これは鍋の陰陽によるもの。
季節が変わると指導方法も勘所も変わる。
前に習ったのと炊き方が違うと言われる事もある。
そういう時は「あ、この人はパスを持っていても陰陽が解っていないな。」と残念に思う。

米が変わり、気温が変わり、水温が変わり、年間を通じて一定なものは何も無い。
それは何故か?
「常に一定に美味い玄米ご飯を炊き続けるために」、常にダイナミックに変化していくのだ。

変化しないのは「美味さ」のみ。

そんな理由から私はレシピブックやレッスンDVDは世に出さない。
私の手から離れた瞬間にそれらは死に体となり、今に相応する料理法では無くなるからだ。
互いに目を見ながらの口伝によって、今美味いものを作るということはこういう事というのを伝えて行きたい。

そういう場がむそう塾であると確信している。

変わらない物は実はダイナミックに変化している。
むそう塾の門を叩いた者にはこの真理を理解して欲しいと切に思う。

 
 

参考記事
「玄米ご飯の炊き上がりが体調の陰陽を左右する」

 
 
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