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大阪のエレベーターとエスカレーターに陽性さを感じる

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きのう久しぶりに大阪に行きました。
デパートでエレベーター待ちをしていて気づいたこと。
あれ?
数字が大きい!
数字がやけに大きいのです。
一緒にいた中川さんの手と比較するとこんな感じです。
きっとお年寄りのために大きくしているんだろうなぁと想像したのですが、これって大阪仕様なんだろうか?

そういえば、大阪はエスカレーターが東京とは反対で右側に立つんですよね。
人間だから右側通行っていうことなのかな?
本音の文化が大阪なら、その方が分かりやすいからということなんでしょうか?
だとしたら、これはこれで陽性な行動(流れ)なんですよね。
エネルギッシュな大阪らしいなあ。
新幹線なら15分しか離れていない京都では、東京と同じく左側に立つのですが。
京都から大阪、あるいは大阪から京都に通勤している人がいたら、どんな感覚で受け入れているのだろう?と思った一日でした。

 

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マクロビオティックの精神は人間としての成熟にある

「中川式鉄火味噌の食べ方(嬉しいお知らせつき)」の記事にいただいたコメントのお返事が長くなりますので、記事にさせていただきます。

<ともこさんからのコメント>

美風さん、こんにちは。
まだ鉄火味噌の講座に参加できていない私には、その大変さを実感として理解することはできませんが、美風さんのお話を読んでいるだけで伝わってくるものがあります。まだまだ何もわかっていない私だったら…….一体どこまでできるのだろうか、と思ってしまいます。きちんと氣を込めて鉄火味噌を作ること…..想像を絶することなのでしょう。お料理を通して学ぶことって、いつまでも尽きることがないんですね。自分が学ぶだけでなく、分かち合おう、人の役にたってほしい、という子象さんの心が素晴らしいです。自分もそうでありたいと思いました。
素晴らしいお話を有難うございます!

<マクロ美風からのお返事>

ともこさん、こんにちは。

むそう塾ではマクロビオティックの本当の心をお伝えしたいと思っています。
そうすると当然のことながら、「独り占め」はあり得ないのです。
これはマクロビオティックの基本中の基本の姿勢になります。
いえ、マクロビオティックでなくても、おおよそ人間の生き方の基本に独り占めはないのです。
でも、そうする人は日常的に見かけますし多いです。
多いから正しいのではなく、多くても間違っています。

人間も企業も社会に還元できているかどうかが成熟の度合いになります。
自分さえ良ければいいという考えしかない人は独り占めします。
でも、周りの人にちょっとでも気を配る気持ちのある人は、決して独り占めはしないでしょう。
そういう気持ちのある人っておつき合いをしていても気持ちが良いですよね。
そのことなんです。

人間は一人で生きるのではなく、周りの人たちと一緒に生きているのです。
仮にその意識がなかったとしても、現実には周りの人たちの影響を受けつつ生きているのです。
ですから、「その周り」に還元しながら生きるのが当たり前です。
もし還元なしで生きれば、いずれその人は自分で自分の首を締めることでしょう。

わかりやすい例としてお食事風景を考えてみましょう。
バイキングの会場で、我先にと自分のトレーに山盛りのお料理を食べきれないほど載せる行為は見苦しいですよね?
餓鬼道の世界で一番卑しく感じます。
あるいは、バーゲン会場で人を押しのけて隙間から取り合う行為も見苦しいですね。
そこには他者を思いやる気持ちのかけらも存在しません。
人間としてはどちらも見たくない行為です。

そんな当たり前のことですが、今の日本では堂々と行なわれています。
もともと日本にはなかった光景で、自分のことしか考えていません。
特に日本人は「和」を大事に出来る民族ですから、弱肉常食の異文化に慣れて「分かち合う」心を忘れては哀しすぎると思います。
マクロビオティックではそれを陰陽で説明し、「分かち合い」が人間の生き方の基本であることを教えています。

ま、難しく考えなくても、「お互いさま」とか「お先にどうぞ」という気持ちを大切にして生きていたら、それで良いのではないでしょうか。

 
 

京都 東福寺

 

桜沢如一氏の提唱した「健康の七大条件」の6番目にある「万事スマート」は、上記のような場面でも当てはまります。

 

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自分を信じると力が湧いて来ます マイナス思考からの脱出を!

立て続けに相談メールが重なります。
きょうも大事な相談メールがありました。
とってもマイナス思考をしてしまう人で、陰性の見本のような人です。
現在玄米投稿中で、パスに王手をかけているのですが、炊けない理由を先に並べてちっとも進みません。
そんなご経験がおありの人って多いですよね。
往々にしてパスが見えてくると緊張してくるものですが、彼女の場合は一貫してマイナス思考なのです。
何とかして彼女を応援してあげたいので、思い切って記事にすることにしました。
自分に自信が持てない人は多いですが、小さなきっかけから自信をつけられるようになるのは良くあることです。
活力ある生き方が出来る人になって欲しくて、あえて苦言を呈する内容ですが記事にさせていただきます。

 

<Eさんからのメール> 抜粋

ずっと、こんな自信がないのに、パスでるのか?貰ってもこの先季節変わって炊けるの?って考えてたり。
それだけでなく、何をしても自分に自信がないんです。
行き着く先はいつも、自分がこうだと思う事に対して
これであっているのか?って思って、疑ってしまうんです。
炊飯していて、「あー結局いつも何をしても自分に自信がない」って気付いていました。
大丈夫って言い切れない弱さって本当わたしのことです。
このまま続けても私にはただ米を無駄にするような気さえします。
本当に、どうしたらいいかわかりません。

 

<マクロ美風より>

こんにちは。

まず最初に気になる表現があります。
ずっと、こんな自信がないのに、パスでるのか?貰ってもこの先季節変わって炊けるの?って考えてたり。
ここですね。
あなたはすでに「これから」に向かっての心配をされて、「今」を見つめていません。
まずは「今」、玄米炊飯の基本を習得して、それから微調整をするというステップを踏まなければなりません。
いつも「今」自分がするべきことをきちんと意識しましょう。
その上で次に移ります。

あなたは典型的なマイナス思考型ですね。
誰しも失敗はするし、マイナスに考えることはあっても、そんなに全部を灰色に塗りつぶしてしまうのは、やはり異常と言わざるをえません。
生きていても楽しくないのでは?
だって、来る日も来る日も灰色なんですもの。
時には真っ暗闇だったりして。

だからと言って人間は簡単に死ぬことも出来ません。
死ぬには勇気もいります。
尋常ではない神経も必要になります。

死ぬことも出来ないのなら、生きるためにはどうすれば
良いのかが見えて来ませんか?
あなたは自分のことしか考えていないのではないかな?
どんなに周りが助けよう、応援しようと思っても、
自分からそれらを断ち切ってしまうのでは?

相手の提案に素直に乗ってみるということが、なぜ出来ないのか?
素直がどれほど自分を楽にし、どれほど開放的にし、どれほど自分の力を高めてくれるのか、体験したことがありますか?
素直になっても命まで奪われるわけではありません。

そんなに臆病でどうするのですか?
自分の人生を自分で維持できなくてどうするのですか?
過剰な自信を持つ必要はありませんが、自分の実力は素直に認めるべきだと思います。

あなたには52点の玄米ご飯を炊いた経験があるじゃないですか。
なぜ、その経験をプラスに考えられないのでしょう?
52点のご飯が炊けたんだから大丈夫、ってなぜ自己暗示をかけられないのでしょうか?
その後続けて52点レベルでなかったとしても、小さな失敗があったとしても、100回炊いたわけではないでしょう?
玄米投稿を始めて何回炊きましたか?

中川さんが万単位でご飯を炊いた経験から52点をつけてくださったのですから、もっと中川さんの評価を信じてください。
そして、そのレベルのご飯を炊けた自分を信じてください。
今ここで、手取り足取り指導をするように、生き方や暮らし方を指導してくれる人は恐らくいないことでしょう。
大人になったら親でさえもあまり口出ししなくなります。

私は本当はこんなにきつい言い方をしたくありません。
でも、あなたに真の健康体になってほしくてきついことを書いています。
褒めることは簡単です。楽です。無責任であれば。
その反対は本当につらいです。血のにじむ思いです。

でも、言います。
自信を持ってください。
どんなに小さなことでもいいから自信をもってください。
52点のご飯を炊けたことに自信をもってください。
まずはそこからスタートです。

さあ、気持ちを切り替えて、氣を集中して余計なことは一切考えずに、祈る気持ちで炊飯してみてください。
絶対52点レベルのご飯を炊くぞ!ってね。
心配な氣を一切お鍋に送らないように。
大丈夫、ただそれだけを思って。

 

りんご

 

美味しい林檎が届いた。
1日に1個の林檎は医者知らず。
マクロビオティックだからといって、果物をいたずらに敬遠しないように。
陰性さんであっても。
旬をいただくことの意味を忘れた食べ方はマクロビオティックとは言いません。

 

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玄米は心と体の中心軸を作って 気持ちを落ち着かせてくれます

昨夜、塾生さんからお電話があって、1時間ほど話しました。
私が電話口に出ると、すでに泣いています。
しばらく無言のまま待ちます。
色々な角度から話しをすると、ここ1ヵ月間あまり玄米ご飯を食べていないとのこと。
やわらかく炊けないから。
(ああ、やっぱりね。)
彼女は感情を表に出さずに押し殺してしまうタイプです。
玄米投稿の時にも、それは感じていました。

彼女の涙の原因はいくつもありましたが、主な点は仕事に対する姿勢だと思いました。
学校時代に優秀だった人の中には、生き方で苦しんでいる人も多い気がします。
彼女はまだ直球しか投げられないんですね。
変化球を投げられるようになったら、もっと生きやすくなるのに・・・。
自分の目指すところと、周りの意識の間に温度差があることについて行けないようです。
完璧主義なところがあったりすると、その温度差はさらに大きくなります。

でもね、自分と同じ人はいないのが現実なんですよね。
よくあるのが仕事上の問題です。
後輩、あるいは同僚が自分の思うとおりに仕事をしてくれなくても、それで当たり前なんです。
100%思いどおりにこなせるのは自分しかいないんですから。
そこをちゃんと自覚できたら、少しでも仕事をしてくれたら「ああ、助けてくれてありがとう」という気持ちになります。
だって、自分一人ではこなせない量なんでしょ?

私事になりますが、夫の事務所で従業員を採用する時、いつも私が面接に立ち会います。
ありがたいことに、開業以来ずっと良い人たちに仕事を支えてもらっています。
かつては私が新人教育をしていたこともありましたが、最近は忙しいのでサボっています。
夫といつも話すのは、どんな人が来てくれても、仕事を手伝ってくれるだけでありがたいということです。
夫が一人では到底仕事をこなせないからです。

100%自分でやらなきゃ気が済まない人は、人を使えません。
何割かをこなしてくれたら、それで良しとするしかないのが現実ですから。
企業ではそんな甘いことは言っていられないとお思いでしょうが、人間関係の基本スタイルは変わりません。
働いてくれてありがとう、という感謝の気持ちを忘れたらお終いです。
この気持ちは上司が部下に対していつも絶対持つべきですね。
信頼して感謝する。
それが人間関係の基本であり、一番生産性が高くなると思います。

それを忘れて、従業員をこき使おうと考えたり、搾取することにエネルギーを注いだりすると、必ずしっぺ返しがきます。
そろそろ日本企業も、雇用のあり方を真剣に見直すべき時に来ていると思います。
全日空が先陣を切ったように。
全日空、客室乗務員の正社員化を発表
一人の従業員を大切に出来ない企業が、多くの利益を得ることは間違いであるというような動きがでれば、多くの人が雇用形態の改善を求められるのですが・・・。

*   *   *

さてさて本題です。
別に玄米ご飯を食べなくても立派に生きて行かれますが、もっと食事をラクチンにして、なおかつ精神的に安定したいと思うなら、玄米ご飯をおすすめします。
玄米ご飯を食べると、不思議なくらい精神の落ち着きを感じる人が多いです。
それは、玄米に含まれるミネラルやビタミンの働きによります。
しかし、硬い炊き上がりの玄米ご飯だと胃腸での吸収が弱いので、排出力だけが力を発揮して、大切なミネラルまで体外に出してしまうので注意しましょう。

ところで、このミネラルやビタミンがバランスよく含まれているのが玄米なので、白米より玄米ご飯の方がおかずが少なくても良いのです。
ということは、お料理に費やす時間も少ないし、洗い物も少なくなって時間が生まれます。
そのうえ、白米よりも消化がゆっくりしているのでお腹の空き方が遅くなります。
それもあって、血糖値の著しい上昇も抑えられるので体調も安定します。

先月の愛クラスで再受講されたHaさんが、先ほどの玄米投稿メールに書いて下さった言葉が素敵でした。

7月の中頃からずっと「白米」を食べていましたが、玄米投稿で玄米ご飯を炊いて食べる様になって「落ち着いて来る。芯が通って来る。」様になりました。その変化に気づく事が出来ました。

一見陽性の彼女は、お仕事で陽性になりすぎて、玄米ご飯が入らなかったようです。
そのために白米を召し上がっていたとのことですが、玄米投稿のおかげで玄米ご飯が食べられるようになり、精神的にも変化がみられるようになったと書かれていました。

これですね。
このパスポートレベルの玄米ご飯を炊ければ、心身の安定がかなり可能になります。
具体的にはマイナス思考が減ります。
これだけでも凄い大変化なんですよね。
その突破口が玄米ご飯にあることを再認識して、もう一度玄米ご飯にきちんと向き合ってほしいと伝えて電話を切りました。

どなたにもお伝えしたいことですが、お通じに玄米のケースが残っているようなら、すぐに炊き方を変えてください。
胃腸を痛めてしまいます。
もし、炊き方に関して不明な点があれば、すぐ愛クラスを再受講してください。
体調にピッタリの玄米ご飯が炊けるように誘導します。

 

白米を圧力鍋で炊く

 

あえて白米の写真です。
こんなふうにむそう塾では、白米の炊き方もお教えします。
白米の方が体調に合う人もいらっしゃるし、白米の方がおかずとの陰陽バランスが良い場合もあるからです。
臨機応変にどちらでも美味しく炊き分けてください。

 

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マクロビオティックの基礎知識(マクロビオティック ムーブメント)

本屋さんで、あるいはネットで「マクロビオティック」という言葉に出会う人がきょうもいらっしゃることでしょう。
そこには目からウロコ的なことが書かれていませんでしたか?
今まで受けてきた学校教育では知りえなかった内容で、にわかには信じられないかも知れませんね。

でもね、本当はこれが「当たり前」なのです。
教育や政治というのは、国レベルで操作されているので、うっかりすると私たちの生命や人生の本当の姿を知らないまま死んでしまうかも知れません。
もっと私たちは「本当の自分」や「本当の人生」を模索しても許されるのです。
その模索のツールが「マクロビオティック」という考え方です。

残念ながら巷には、そのマクロビオティックについての解釈がさまざまに乱れ飛んでおり、その断片だけを信じて体調を損なう人もいます。
そのような事情を考慮して、この度、マクロビオティックの発祥地である「日本CI協会」から「マクロビオティック  ムーブメント」という本が出版されました。

 

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書名:マクロビオティック  ムーブメント (月刊 Macrobiotique 別冊)
発行:日本CI協会
定価:800円(税込)

多くのマクロビオティック本では軽くしか触れられていない、あるいは間違っているマクロビオティックの歴史についてページを割き、正しくマクロビオティックを伝えようとする内容です。

この中にある「マクロビオティックの基礎知識」の頁が実に簡潔にまとめられていて、マクロビオティックを正確に解説しています。
(22P〜28P)
たったこれだけのページ数ですが、これがマクロビオティックのすべてです。
ここに書いてあることが理解できれば、マクロビオティックを正しく理解できたことになります。

多くの書物や情報に埋もれてしまうと、本質が見えなくなるのはよくあることです。
ですから私は、少ない情報でもいいから確かなものを掴んで根っこと幹を作り、それを部分的に深めるために他の書物や情報を参考書的に手を出すのが良いと思います。
今は情報が溢れすぎて溺れている人が、マクロビオティックの分野でもいっぱいいます。
それは変ですね。
なぜなら、マクロビオティックとは真実を見抜く目を持つ考え方だからです。
そんな彷徨い人を、私はマクロビオティック難民と呼んでいます。

混沌として不安ばかりが増すこの時代において、マクロビオティックの考え方は必ずあなたに安心を運んで来てくれることでしょう。
もしあなたがマクロビオティックを生活に取り入れているのに、まだ不安と同居されているのなら、それはマクロビオティックの解釈を間違っています。
または、取り入れ方に間違いがあります。
たった7ページの中に答えは必ず見つかりますので、よ〜く何度も読まれると良いです。

なお、「マクロ美風の陰陽落としこみ講座」では、この7ページ分をいかにして実生活に落とし込むかを目的としています。
この講座の開催直前にこの本が出版されたことは、まさに絶妙のタイミングであり、日本CI協会から私へのプレゼントと思える内容でした。
早速受講生全員に購入していただいて、この本を教科書としてマクロビオティックの正しい理解に活躍してもらっているところです。
この本の出版を機に、マクロビオティックの亜流が減ってくれることを、心から願って止みません。
この本を世に送り出してくれた日本CI協会の若いエネルギーに感謝いたします。

最後に、「マクロビオティックは、大きな視野にたち、生命(いのち)を活かしていく方法」であることを多くの人たちと分かち合いたいと思います。

 

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