マクロビオティックが楽しい♪」カテゴリーアーカイブ

桜沢如一先生のお墓にご報告

昨日は桜沢如一先生のお墓参りに行って来ました。
ご命日当日は私が京都にいないためです。
前日の20日、桜沢如一資料室の方々が「桜沢如一命日参りツアー」でお墓にお花を手向けてくださったであろうと思ったので、お花の命を考えて今年はお花を買わずのお墓参りでした。

墓前に2013年度の授業が無事済んだこと、今年はこんなことをしたいこと、みんな元気で頑張っていること、マクロビオティックの考え方に感謝していること、これからもマクロビオティックを正しく伝えて行きたいことなどをご報告させていただきました。
むそう塾の新年度が5月なのは、こうして1年間のご報告を桜沢先生にしてから修了式を済ませるためのものだったのかと思いを新たにしたのでした。
昨日の京都は断続的にこぬか雨が降っていたのですが、お墓参りの時には一粒の雨も降らず、「また今年もジョージが守ってくれたね」と中川さんと話したのでした。

桜沢先生のお墓は、京都市上京区の本法寺内にあります。
本法寺内には店子のようにいくつかのお寺が入っており、その中の一つが教蔵院でそこに桜沢先生のお墓があります。
その教蔵院に行く前に目に尊陽院があります。

本法寺内 尊陽院1

(京都 尊陽院の入り口)

尊陽院の塀の先に教蔵院があります。

本法寺内 尊陽院の壁

 
 

なお、桜沢如一先生のご命日は4月24日です。
マクロビオティックをしている人なら一度はご挨拶に伺って、マクロビオティックの真髄に流れる精神を感じ取ってはいかがでしょうか。
こじんまりとして小さなお墓から「ほんまもんの生き方」を感じ取れたらよいですね。

昨年のお墓参りの様子

 
 
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マクロビオティックで「多生の縁」を考える

袖振り合うも多生の縁といいますが、私たちは日々の暮らしの中で色々な人と出会って影響を受けながら生きています。
本人が自覚するかどうかは別にして、必ずなんらかの影響を受けています。
日本にはもともと仏教思想がありましたから、昔の人は輪廻転生を当然のように思って暮らしていたのでしょう。

しかし今は葬式仏教なんていわれて、あまり思想的に意識しなくなったような感じがしてしまいます。
それでも私たちが何気なく使っている言葉の数々に、仏教の中で用いられる言葉がたくさんあります。
マクロビオティックもそんな世界に相通じる考え方をしているため、人間関係を陰陽で考えていくととても落ち着く答えにたどり着きます。
冒頭の諺であえて「他生の縁」の文字を用いなかったのは、そんな背景を考えてのことです。

ところで、生きて行くためには働くわけですから、当然仕事上、あるいはその他でも人と接触するわけです。
それは月並みな言い方をすれば「ご縁」なのですが、そのご縁をどのように受け止めるかで人生は大いに変わります。
人間の個性は多岐にわたりますから、その個性と波動の合う人もいるでしょうし、合わない人もいるでしょう。
あるいは苦痛に感じる人がいるかも知れません。

人間にはタイプがあって、広く浅くつき合うタイプの人と、狭く深くつき合うタイプの人がいます。
さらにはその両タイプを併せ持った人もいます。
そのタイプによって職業の向き不向きが判断できますね。
私は人間が好きなので、やはり深くつき合うのが性に合います。
こちらで相手のことを苦手だと思うと、その気持ちは相手に伝わっているものです。
ですから私は相手のことを好きになろうといつも思っています。
そうすると、どこかで焦点が合った感じがする時があって、それはそれは嬉しいものです。

漠然と人生を送っていると、感情で動いてしまいがちになります。
それはまたトラブル発生の原因にもなります。
しかし、一期一会のご縁を大切に思う気持ちで生きていると、人とのかかわりが愛おしくなります。
そしてその人から沢山のものを受け取りたいと思うようになります。
反対に自分も誰かに何かをお返ししたくなります。
そんな関係が生きるということなのではないかと思うのです。

人間には大きく打てば大きく応え、小さく打てば小さく応える面があります。
熱意が相手を動かすのはその好例ですね。
私はいつも大きく打ちながら生きて来た感じがします。
無鉄砲な感じもしますが、十分に満足しています。
信頼関係は大きなエネルギーになって、良い氣を生みます。
そんな関係が築けると人生って面白いですよね。

マクロビオティックでは人間関係も陰陽で判断しますが、ご縁があった人とはなるべく陽の関係でありたいですね。
陽といってもゆるやかな陽からタイトな陽まで段階があります。
あなたが発した氣はまたあなたに返って来ます。(あなたの子孫にも返ります。)
こうして輪廻転生しながら人間は何度も生まれ変わるのです。
ですから、多生の縁を大事にしながら生きていきたいと思うのです。

 
 

芍薬 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(芍薬 教室の掛花が急に開きました)

 
 
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みんなで唸った極上お弁当講座 男性陣も大喜び!

「包丁砥ぎと切り方刻み方講座」に続く「極上お弁当のすべてお持ち帰り講座」が終わりました。
4日間連続の講座でもあり、裏方もあれこれと大変な面がありました。
しかし終わってみると、受講された方々の笑顔と感想が何より嬉しくて、「ああ、開催して良かった」としみじみ思えます。
特にお弁当講座では、早くも秋の開催を望む声もあって、皆さんの熱いお気持ちが伝わって来ます。

このお弁当講座は、中川さんが何年もお子さんに作り続けた経験が活かされている上に、一流料亭の味と技術を反映したものですから、美味しくないわけがありません。
皆さんが驚いておられたのは、その作り方です。
私もビックリ!
むそう塾でお教えしているお料理はすべてそうなのですが、洗い物を最小限にするのがお約束です。
それがこのお弁当講座でも貫かれていて、その方法に唸ってしまいました。
一人分を簡単に作る方法。
美味しい!
その美味しさの秘密も含めて、まさに中川式でした。

写真のエビフライは、冷めてもなお美味しくなる工夫が凝らされています。
お持ち帰りしたお弁当をご主人に食べてもらって、「このエビフライ美味い!」と感想をいただいています。
見かけは普通のエビフライと変わらないんですけどね(笑)
これから受講される皆さん、お楽しみにお待ちください♪

 
 

中川式エビフライ むそう塾

(中川式エビフライ 揚げてから8時間後の状態 料理:中川善博)

 
 
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はるかのババロア(新宿 高野)

息子に買い物を頼んだら、洋菓子も買ってきた。
「はるか」の記事を読んでいたらしい。

 
 

はるかのババロア

(はるかのババロア by 新宿 高野)

 
 
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甘え下手のあなたへ 男は女に抱かれている?

子育てにおいて子供との信頼関係を築くことは必須ですが、なぜ信頼関係が必要かと問われれば、私は迷うことなく「良い人間関係を築くため」と答えます。
私自身は両親にしっかりと愛情をもらって育ちましたし、兄弟とは両親が亡くなっても相続でもめることもなく良い関係を維持しています。
信頼関係がしっかりあります。
そんなふうに育ててもらったことに感謝しています。

しかし、むそう塾をしていると、私とは真逆の生き方をされた人が次から次へと登場して驚きます。
親世代の人、そしてそのお子さん世代の人、両世代がむそう塾に来てくださるので、親と子の関係がとても分かります。
確実に言えることは、育てられ方は子供の一生に影響するということです。
性格に一番影響しますが、困るのは人間関係がうまく築けない要因になってしまうことです。
子供は必死にその重荷と闘って生きようとするのですが、多くは自分を責めてしまうので、そばで見ていても可哀想になります。

そんな人に共通しているあることがあります。
それは甘え下手ということですね。
反対に異常に甘えてくることもあります。
まるで親に甘えられなかったことを取り戻そうとするかのように。

私自身はたっぷりの愛情をもらって育ったのに甘え下手でした。
一番上の姉もそうでした。
これはもう性格ですね(´Д`υ)))ポリポリ
独立心の強い男勝りの性格なんです。
でも私は幸いに人間関係には恵まれました。
それは自分は甘え下手であることを意識して行動していたからです。
性格はなかなか変えられないものですが、それをカバーするようにちょっと意識しておくだけでも結果が大いに異なります。

男性と女性の生き方は異なるので、甘えるというのは主に女性を想定しての言い方になりますが、男性でも男が男に甘える場面があっても良いのです。
それは裏返すと強い信頼関係を確認することにもなって嬉しいものです。
そうなんです。
甘えてもらえることは前段階に信頼関係があるので、それが嬉しいのです。

甘えることによって人間関係が深くなって、それこそが人生の醍醐味だと思っています。
今では深く他人と関わるのを嫌う人達が増えていますが、何だか寂しいなと感じます。
傷つくのが怖くて恋愛や結婚が出来ない人もいます。
でも、人間って傷つきながら学んで行くものではないかなと思うのです。
死ぬ間際まで人は成長できます。

今の私は相談されることの多い立場ですが、相談されながら私も成長させてもらっています。
お互いが成長できるこの関係が私は好きです。
どうぞ甘える練習をしてください。
私を相手に甘えてみてください。
きっと景色が変わって明るくなって来ますよ。
夢が持てますよ。
どうか独りぽっちで悩みませんように。

<余談>
マクロビオティック指導者のお一人である山村慎一郎先生はとても甘え上手です(笑)
先生の寂しがり屋の性格にもよるのでしょうが、「男は女を抱くっていうけど、男は女に抱かれているんだよね」と話されていたことがありました。
実は抱かれることによって男も女も甘えたいのです。
男性は征服欲だけで女性を抱いているのではなく、その裏には甘えの欲望も満たしているのでしょう。
(個人差はありますが。)
きっと母親の胎内で羊水に抱かれていた心地良く遠い記憶が背景にあるのかも知れません。
ふっとそこに回帰するのでしょう。

 
 

<甘え下手に関する過去記事>
(ブログ移転のために読みにくくなっております。申し訳ありません。)
甘え方が分からないのです(2013.4.4)
役に立つ(2012.3.16)
甘え上手(2012.2.12)
男と女- –  その力関係 – –(2010.12.28)

 
 

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