マクロビオティックが楽しい♪」カテゴリーアーカイブ

第69次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!

今年もあと1日を残すだけとなりました。
毎日毎日途切れることなく送られて来る玄米投稿ですが、実に投稿者の心模様が反映していて唸ってしまいます。
上手に炊けているのに、ご自分でまだだと言い張って旅行に行ってしまった人もいます。
ああ、もったいない。
旅行に行っている間に振り出しに戻ってしまうのに。。。。
コツコツと毎日続けて投稿してくださった方は、やはり順調に上達されています。
どれだけ月日が経っても環境を整えることなく、いつも行き当たりばったりのご飯を炊く人もいました。
これでは上達できるはずもなく、体調の悪化が心配です。
どうか来年こそは環境を整えて、氣を整えて、一気にパスポートまで到達していただきたいと思います。
さて、そのような中にありながら、ご自分のペースでコツコツと投稿を続けて、見事にパスポートに到達された方が登場しました。
では、パスポート取得者を発表させていただきます。
<むそう塾 パスポート取得者>


 

 
1 Haさん(43−3)
2 Isさん(44−1)
3 Okさん(44−2)

<寸評> 中川善博より
Ha 

(43−3)さん

あなたへの指導はまさしく「玄米炊飯」そのものでした。
石のように硬いあなたを白米のように白く優しく柔らかく導く。 
天が私を試しているので

は無いかと思っていました。

本気で、我が子をしごくように指導しました。 
あなたは嫌がらずに、怒らずに、飽きずに

応えてくださった。 
おめでとうございます。

それから、悪いイメージ、ネガティブなイメージは思い描いてはいけません。
そうなってしまうのです。
Is(44−1)さん

 

京都の水で滋賀の米を喰う。 
私と同じ環境での炊飯を学んで頂きました。
絶対ぶれなくなるまで愚直に炊き続けてください。 
四季を感じて米を感じていけば、炊飯の

割合の変化は飯とあなたの腸が教えてくれます。 
おめでとうございます。

Ok(44−2)さん

緻密な思考と練習量だけがふっくら美味い飯を産むのでは無いという事を実感されました。

緻密さと大胆さと優しさのバランスを忘れないように。
一番食べさせたいのは誰かを忘れない

ように炊飯を続けて下さい。 
おめでとうございます。

*   *   *
(1)絶対美味しい玄米ご飯の炊き方をマスターしていただきたい。
(2)その玄米ご飯を炊く行為を通じて、自分を見つめ気づきを得て、幸せに繋げてほしい。
(3)まわりの人と一緒に幸せになろうとする意識を持ってほしい。
これが「むそう塾」の願いなので、この(1)?(3)をおおむね理解され、なおかつ実践出来ていると思われる方に、パスポートを発行させていただきました。
これからは、ご自身と向き合いながら、日々の心の持ち方を大切にして、中川さんに言われたことを思い出しながら、人間性をより高めて幸せな日々をお過ごし下さることを願っております。
パスポートを手にされても気を緩めないように、引き続き真剣に玄米と向き合ってください。
パスポートは出発点であり、到達点ではありません。
従ってこれは、第三者に教える力を認めたものではありません。
「中川式玄米ご飯の炊き方」は、中川善博本人のみが口伝の形でお伝えしております。
なぜなら、「中川式玄米ご飯の炊き方」はオーダーメイドの炊き方だからです。
パスポートを取得されました皆さんは、これで玄米投稿の目的は達成されましたので、お写真を中川さんに送らなくても結構です。
パスポートの発行は、この記事をもって公表するとともに、個人宛へのメールでお知らせいたします。
このメールにはパスポートナンバーが記載されていますので、もし、届かなかった場合はご連絡ください。
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考え過ぎの氣

よく物事をあーでもない、こーでもないと考え過ぎる人がいる。
暇といえば暇なのだが、そんな事柄はたいてい良い結果をもたらさない。
理由は簡単である。
考えるきっかけになったその事柄から氣が抜けているからである。
言い換えれば腐りかけているのである。
だって、氣の抜けたお酒、氣の抜けた炭酸水って美味しくないでしょ?
あれと同じだよね。
あんな風になりたくなければ、粋のいい人になろうよ。

物事は新鮮なうちに新鮮な氣で判断する方が良い結果を生む。
氣がこもっているから。
といっても、怒ることや嫌味なことは新鮮なうちに外に出さない方がいい。
一晩以上寝かせて、熟成させてから必要なら出せばいい。
そうすると不思議なことに、ほとんどの事は外に出す必要がなくなって来る。
つまり氣が降下してくるんだね。
氣を意識すると人生が楽しくなるよ?。
さあ、あなたの氣はどうかな?
「生きているだけでも許される」のお返事に添えて書きました。

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赤かぶと京都に日本文化を想う

先日モバみそ講座の時に福ZENのお漬け物を盛ろうとしたら、赤かぶの糠漬けだった。
何切れ盛るのか、向きはどうなのかを中川さんに確認すると意外な指示が。
おや?
不思議に思って理由をつぶやき風(^^)に口にすると、中川さんが「京都だからじゃないですか」とおっしゃる。
そのひと言でははーんと思った。
話は20年前に遡る。
念願の家を建てて庭を造るとき、京都で修業された庭師さんに依頼した。
500坪ほどの土地に3ヵ所(100坪程度)の庭を造るため、庭師さんとは何度も何度も打ち合わせをして、実際に現場に座ったり立ったりして、視線を確認しながら私も図面を描いたりした。
この作業はとても楽しくて大いに勉強になった。
最初に庭に盛り込みたいテーマを決め、それを表現するためにどんな配置にするか、傾斜はどうするか、大きなところから絞り込んで行く。
大きなシンボルツリーを決めた上で、小さな木々の選定になるのだけれど、そのときにししおどしの話が出た。
庭の中で水の扱いは家相的にも慎重にしなければならないので、充分に話し合っておく必要がある。
その延長線上での話だったのだけれど、その庭師さんがおっしゃるには、関東のししおどしはむき出しになっていて下品だそうな。
京都のししおどしは目立たぬように、そっと蔭に隠れたような造り方をするのだと言う。
これだ!
これと中川さんの盛りつけが繋がったのだ。
たかがお漬け物だとお思いだろうが、このお漬け物をどのように盛るかによって、日本人の日本人たるゆえんを垣間みることができる。
つまり、京都では派手に目立とうとはせず、控えめである。
恥じらいを知っている。
奥ゆかしさがある。
これは今の日本人に失われつつあるものばかりではないだろうか?
まだ京都に出入りして年月の浅い私がこのようなことを書くのは僭越きわまりないことだけれど、中川さんやそのまわりの人達を観察していて、一番感じたのがこのことだった。
つくばいを目立たぬように配置する庭づくりと、赤かぶの赤さをあえてそっと裏に向ける盛り方に、ふっと着物のはっかけ(裾まわし)を連想した。
一瞬だけ見える部分におしゃれを楽しむ粋な文化。
それが日本の和服であり、文化であったはず。
でも今は、胸の谷間も二の腕も見せてしまうむき出しのファッションが溢れる。
裾まわしの色っぽさも、肌を見せない恥じらいも、そこにはない。
中川さんの赤かぶから学んだことは、日本の文化だった。
ああ、京都に都が置かれたままなら、日本人はどんなふうになっていたのだろう?
そんなことをふと思った盛りつけだった。

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「むそう塾 拡大放課後」の締切近し

今年もあと二日間でおしまいですね。
年が明けると1月29日と30日に拡大放課後のイベントがあります。
そのお申し込みやら、受付完了のお知らせやらがあるので、パソコンを覗き込みながら家事をしています。
その拡大放課後ですが、むそう塾はいつも京都に皆さんが集まってくださって、講座が終了したら遠くまでお帰りの方が多いので、なかなかゆっくり私や中川さんとお話をする機会がありません。
それでも講座終了後に、可能な限り個人的なご相談に応じておりますが、なかなか塾生さんと一緒の交流の場が持てません。
そこで京都と東京で、気楽に皆さんと話し合って塾生さん同士の交流にもなる集まりとして、拡大放課後なるものを企画しています。
今年は新年会として東京と京都で開催しましたが、とても好評でした。
来年は今年より参加者の負担を減らすべく、玄米ご飯やおかずの持参は自由にして、もっとフリーな参加が出来るようにしました。
日頃の悩みや疑問を解決するためのご参加でもOKです。
手ぶらでぷらっと遊びにいらして下さるだけでもOKです。
どうぞお気軽にご参加ください。
お申し込みは12月31日までです。
こちらのフォームからお申し込み下さい。

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男と女 – – その力関係 – –

お子さんが湯船に入らないと悩んでおられたぴのきちさんからコメントがありました。
無事お子さんが湯船に入って遊ぶようになったそうです。
良かった良かった。
そのコメントにご夫婦のことが書かれていましたので、ここで少しご夫婦のことを一緒に考えてみたいと思います。
<ぴのきちさんからのコメント> 抜粋

これまでも夫とは話をしていたつもりでしたが、それはストレスをぶつけていただけでした。
美風さんに助言いただいてからは、自分の思いをそのまま伝えようと意識しています。
そうすると、自分でも気づかなかった思いがふっと出てくるときがあります。
甘えたかったり、守ってほしいと思っていたりする自分に気づきました。
私がなんとかしなくちゃ、私が決めていかなあかんねな、となぜか一人でずっしり背負っていました。
今は小さいことでも夫に聞くようにしています。
二人で決めていけるって、とってもラクでしあわせなことなんですね。
美風さん、そして一緒に考えてくださったみなさん、ありがとうございました。
私は、覚悟とか流れとか気とか恥ずかしいくらい全然わかってないのですが、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

<マクロ美風より>

しっかり者の女性はとかく自分ひとりで何事も処理しようとするのですが、男性からするとそれは楽である反面寂しくもあるのです。
どんなに頼りなさそうな男性であっても、一応男性です。(世の男性方ごめんなさい)
そこは男性を育てるつもりで甘えてみましょう。
男性は女性に頼られることによって、本来の男性らしさを発揮出来るのです。
陰陽から考えてもお分かりでしょ?
女性が強くなれば男性は強さを弱めます。
奥様がしっかりしていたら、男性はそんなに頑張らなくてもいいのだと思ってしまいます。
ただ、商売をされている場合は、二人とも頑張らなければいけない面があるので、二人ともしっかりする必要がありますけどね。
それでも、やはり力関係としては、ご主人を主に奥様が従にまわった方がうまくいきます。
舟に船頭は二人いらないのと同じですね。
余談ですが、あまりしっかり者の奥様だと、ご主人は案外バカな(これも言葉が悪いですね^^;)女性に興味をもつものです。
そのうえ胸が大きかったら最高!
男性ってこんな一面もあることをお忘れなく。
ぴのきちさんのご主人はいつもお忙しいので、なかなかお時間がとれないでしょうが、ぴのきちさんがお気持ちだけでも甘えることが出来たら、ご主人の態度も変わるはずです。
もしかしたら、今まで家庭内の不満を外で忙しくすることに置き換えていた可能性もあります。
それらを解消するためにも、ぴのきちさんがご主人に甘えるというのは、本来のあるべき夫婦の姿で望ましいと思いますよ。
男性は女性に頼りにされながら男らしく、女性は男性に頼りながら女らしく。
これが真の男女平等です。
男尊女卑でも、媚を売るのでもありません。
これが陰陽に適った生き方なのであり、力関係なのです。
ですから今回、ご主人に小さなことでも相談してみたのはとても良いことですね。
そこから会話も生まれ、心も通い合い、助け合う気持ちも育つのです。
会話の減少は夫婦間を悪い方向に引っ張ることを意識して下さいね。
私は男性に甘え下手で、何でも自分でやってのけてしまうタイプでした。
そして、男性に甘える女性に嫌悪感すら抱いていた若かりし頃があります。
しかしマクロビオティックを知るようになって、本当の生き方の謎を知りました。
マクロビオティックをもっと早く知っていたら、人生が変わっていたと今でも思えます。
生き方のあらゆるヒントがマクロビオティックにはあります。
どうぞもう少しマクロビオティックのことを知って、メールにいただいたような今の関心事から距離を置かれる方が、ぴのきちさんには心穏やかな日々が続きそうな気がします。
ご夫婦できちんとした関係を築けないまま、外で複雑な人間関係を創り出すことは、大いなる摩耗を生み出します。
まずは自分。
そしてご夫婦。
最小単位をきちんと整えることがマクロビオティックの生き方です。
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