マクロビオティックが楽しい♪」カテゴリーアーカイブ

硬い玄米ご飯は食べないでください

玄米ご飯は良いことばかりではありません。
炊き方と食べ方が極めて重要です。
特にフィチン酸の問題が絡んでくると厄介です。
むそう塾ではフィチン酸の問題も熟慮した上で、安全な玄米ご飯の食べ方をお伝えしています。
そのためにマンツーマンで、食べる人の体調を観察しながらご指導しています。
次の文章は海外に行かれて理想的な玄米ご飯が炊けなくなった塾生さんからのメールです。
むそう塾ではお米の種類やお住まいの国や環境によって、細かくご指導しておりますが、この方は途中からご連絡がありませんでした。
しかし今回パッキンの無償配布の件でメールをいただきました。

このようなご報告が聞けて良かったです。
また改めて玄米ご飯について記事を書きますのでお待ち下さい。
<Yaさんのメールより>

中川さん こんばんは。

ご無沙汰しております。
実家からパッキンが届いたとの連絡がありました。
ちょうど交換を考えていたところでしたので大変有り難いです。
 
久々のご連絡ついでに近況報告させてもらいます。
 
今は主人と娘が白米、私が玄米を食べています。
△△に戻ってから△△のお米を数種類試してみましたが、主人と娘の便に米粒がそのまま出ることが続きました。
なので消化吸収の良い炊き方をマスターするまで自分一人だけ玄米を食べることにしました。
 先日の美風さんの記事で「中川式の玄米は70回噛めばどろどろになる」と書いてあるのを読み、100回噛んでもどろどろにならない今の炊き方は硬すぎたのだと気づきました。
そこで浸水時間を◯時間半にしてみたところ、ようやく柔らかい玄米が炊けました。
今までは長くて◯時間半しか浸水していませんでした。
 
娘にも食べてもらったところ、便に米粒は浮きませんでした。
自分で食べてみても、食べた直後から体の中がポカポカ暖かくなるのを初めて感じました。
まだ90回以上噛まないとドロドロになりませんが、ようやく家族3人で玄米を食べられそうです。
 
塩の量や火加減の記憶が薄れてきているので、帰国したときには再受講させてもらおうと思っています。
 
新年度のクラスが始まり、またブログ上でいろいろ勉強させてもらえるのを楽しみにしています。
<マクロ美風より>
Yaさん、お久しぶりです。
こうしてご連絡をいただけて良かったです。
胃腸や体を傷めつけない玄米ご飯の食べ方が大事ですので、後日玄米ご飯について記事を書きますから、それもご参考になさってくださいね。
 なお、文章中の◯は、玄米の種類や環境によって浸水時間が異なるため、誤解を避けるために使用させていただきました。
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お弁当


お弁当とは、「何」を持たせるかではなく、「自分」を持って行ってもらうもの。
お昼にお弁当を開いた時、作った人」を感じてもらえたらそれで良し。
 

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新しい風

陰陽表を新しくしたり、それに伴って過去記事を確認したり、何かと昔を振り返る作業が続きました。
今はMacなので、Windowsで書いた昔の記事の文字配列が整っていなくてちょっと気持ち悪いです。
でも、私からはそのように見えるだけで、Windowsからご覧になって下さっている人にはちゃんと揃って見えているのでしょうね。

私がブログを始めた時とはずいぶん変わって、今はTwitterやFacebookの利用者も多くなっています。
私は相変わらずこのブログを書き続けていますが、いっこうに飽きることがありません。
むしろ書きたいことが日毎につのっているのに時間が足りなくて残念です。
ITの知識がないままブログを維持することは、ブログの良さを存分に発揮できないかも知れませんが、要は何を発信するかだと思うのです。
この混沌とした時代だからこそ発信したいことがあります。
私の存在が誰かの気づきのきっかけになったり、どなたかの幸せのお手伝いができたり、そんなことがこのブログを通じて広がっています。
ありがたいことです。
2005年にブログを始めてからこの8月で丸7年になります。
7年の間に実に多くの方々とご縁をいただきました。
そのご縁を大切に、これからも真のマクロビオティックを分かち合える場としてこのブログを維持し続けたいと思います。
そんな気持ちが顔を出したのか、ちょっとブログをいじりたくなってしまいました。
緑色のテンプレートにして少し気分転換です。
それからTwitterでつぶやいたことが、一日分まとめて自動的にブログ記事になるようにもしてみました。
忙しくてタイムラインを追えなくても、ブログ記事から私のツイートを追うことができて、読み漏らしがなくなります。
そんなこんなでこれからはTwitterでも気軽に大事なことを呟いてみようと思います。
新しい風が吹いてくれるといいな♪

 

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マクロビオティック料理における塩分と油分

お料理における塩分は味を左右する大事なものですが、マクロビオティックにおける塩分は体調を左右する大事なものとしてとらえられます。
つまり陽性の代表として考えるからですね。
しかし今はマクロビオティックであっても塩分に対する認識が変化してきています。
結果として何通りものマクロビオティックが存在することになり、それによってお料理の塩分濃度も様々です。
最も適正な塩分濃度は、本人が「美味しい」と感じることが不可欠です。
しかしこの「美味しい」がくせもので、甘さも塩味も慣れてしまうのです。
ですから、体が本当はもう少し薄い塩味を欲しがっていても、慣れで濃い塩味を美味しいと感じてしまうのです。
この慣れが諸悪の根源で、生活習慣病も慣れ(習慣)が原因です。
ではどうすれば自分にちょうど良い塩分濃度を知ることが出来るか?
それはあらゆる時に「だるい」感覚がなくて、排尿も1日に5?6回で済んでいることが必要です。
朝の目覚めもスッキリしていたり、立っていることが苦でなかったり、歩くことが楽しかったり、何よりも決断が早くてぶれないことも目安に入ります。
決断に関しては性格の問題だと思われるでしょうが、案外これが塩分の影響だったりするのです。
もちろん100%が塩分のせいではありません。
なぜなら人間はお母さんのお腹の中で性格までほぼ決まってしまうからです。
しかし、性格は一生変えることが出来ないものではなく、食べ物や環境によって大いに変化するのです。
そんなことを陰陽という二つの視点でコントロールできるのがマクロビオティックの考え方です。
たかが塩分と思われるでしょうが、マクロビオティックの重要な鍵を握っているのがこの塩分と油分です。
自分の体調と合わないマクロビオティックをしている人が余りにも多いので、適正な塩分と油分をつかんで欲しいと思っています。
なお油分については摂り過ぎの人が多い傾向ですが、一部のマクロビオティックでは極端に減らしています。
これも減らし過ぎは問題で、ホルモンの生成に影響が出て体調不良の原因になったりしています。
私は油は安いものではなく、高価なものと考えて使うのが一番適正につながりやすいと思うのですが。
事実体に良い方法で作られた油は高価です。
なお、油と脂の違いもしっかり意識して使い分けるようにしましょうね。
油はお料理を美味しく感じさせる力を持っているので、質と量をしっかり意識して上手に使うようにしましょう。

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今ふたたび 「愛の深さ 幸せのステージ」

2009年の元旦。
私はこんな記事を書いています。
今もまったく変わることなくこの気持を持ち続け、日々実践しています。
昨日むそう塾生がまたお一人幸せのステージを上げました。
嬉しいです。
実に幸せです。
こうして幸せに向かっていく人に接することのできる自分は、本当に幸せ者だと思います。
古い記事ですがもう一度ここに掲載して祝福の言葉にさせていただきます。
○○○○○○○○○○

マクロビオティック実践者からこんなお話を聞きました。
「私のうちはみんな幸せだからこれでいい。それ以上他人の幸せに関知したくない。」
・・・・・

よくマクロビオティック実践者は、「自分が幸せになって、周りを幸せにして、世界の平和を」と言います。
しかし、その言葉を口にするだけで、あまり幸せそうでない人を見かけることが結構あります。
まるで、呪文のように「世界の平和」を繰り返す人が多いです。
人それぞれですから、どのように表現しようと自由なのですが、私はちょっと違うとらえ方をしています。
結論からいうと、幸せって一人で得られるものではないということです。
つまり、自分だけが幸せで、周りにいる人が不幸せという構図はないのです。
自分が幸せだと思える時は、周りの人も幸せで、限りなく愛おしくなければなりません。
幸せのステージの違いとでも言いましょうか。
それが人それぞれで違っているのでしょう。
でもね、自分が真の意味で幸せになるには、周りの人ももっと大きなところも幸せ(平和)でなければ、自分の幸せはまだまだ未熟だと思うのです。

*   *   *   

抽象的すぎますので、ちょっと具体的なお話を。
古?いお話で恐縮ですが、私が独身時代に「タンンポポ」(伊丹十三監督)という映画がありました。
あまりヒットしなかった作品ですが、その映画のラストシーンが今も目に焼き付いています。
母親が胸をはだけて授乳しています。
ただそれだけのシーンが徐々にズーム化されて、最後はスクリーンいっぱいになります。
無心にお乳を吸う赤子と、柔らかな乳房のふくらみが目に焼きつきました。
スクリーンに漂う匂いたつような優しさ。
美しさ。
慈しみ。
安心。
この感覚はどこから来るのだろう?
限りない愛。
無償の愛。
この光景にはこれがある。
そう、愛なんですね?。
深い深い愛情。
その愛情の原点は、親が子供に与える愛情だと思います。
そして、この愛をず?っとず?っと心の奥深くに落とし込んであげると、エクスタシーを感じるのです。
涙が出てきます。
愛が頂点に達すると、人間って泣けるんですよね。
愛をここまで感じられたら、自分と他人の区別がなくなります。
そして、物にまで一体感を感じるようになります。
自分も周りの人も、そこの机も車も、お隣の家も、まだ見ぬ人も物も動物も、草花・山の木々・砂浜・空・風・地球・宇宙も、これらのすべてが一つに感じます。

*   *   *

この一体感。
すべては繋がっていることの認識。
そこに到達すると、限りない安堵感が拡がって、これこそが真の幸せだと自覚できます。
そこに至らない幸せ感は、まだまだ本物ではないのだと思います。
話はそれますが、愛する男女が交わって一体になった時の幸せ感は、この宇宙規模の幸せを縮小したものなんでしょうね。
ちなみに私の場合は、宇宙との一体感を自覚出来たときは、まるでセックスの時のオルガスムスのように、とっても気持のよいものでした。
心地よいことだから繰り返したくなります。
繰り返すことによって、ますます気持ちが安定するんですね?。
このように、あらゆるものと心が通じて精神的に一体感を感じたときには、安心して心が開き、信頼感も増して落ち着くのだと思います。
この状態が真の意味での幸せではないかと私は思っています。
*   *   *
桜沢如一先生は、この宇宙との一体感をもって世界平和を実現されたかったのではないでしょうか?
「マクロビオティックは世界平和を目指すもの」と短絡的に受け入れるのではなく、愛をどこまで深く掘り下げることが出来るかが大切なのだと思います。
このことがあなたの人生を大きく左右することも、桜沢如一先生の説かれたかったことなのだろうと想像します。
「むそう塾」ではこの精神を大切にして、皆さんと真の幸せを求めるために「幸せのマクロビオティック」を意識しています。
そして、それを実現するべく、「むそう塾」のテーマは「愛」です。
自己愛、夫婦愛、家族愛・・・動物愛・・・自然愛・・・地球愛・・・宇宙愛、それらのすべてを追及していきたいと思っています。
ですから、「むそう塾」でどうぞ「愛」を育んでください。
そして、本物の幸せに辿り着いてください。
中川さんと私が全身全霊で皆様と向き合います。
本年があなたにとって、最良の年になってくれますよう、心からお祈りしております。
(2009年1月1日記) 


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