お食事が終わって3時間経っても、お菓子がほしくならない程度が理想の食事

いつも忙しい私ですが、11月は次年度への準備があって、例年仕事量が相当増えます。
そんな中、先日は授業が終わってから、塾生さんでない人に電話指導をしました。
一度面識のある人なので、指導はしやすいのですが、それでも一般の現実とはこういうものかと改めて考えさせられます。

仮にAさんとしておきましょう。
Aさんによると、「うちは糖尿病家系なので」ということで、Aさんは慢性膵炎ということでした。
代々糖尿病患者が出ているにもかかわらず、お食事で気をつけていることはご飯を減らすことと油ものを摂りすぎないことだそうです。
主訴は食事に満足感がない、体力がないというもの。

それはそうでしょう。
日本人にとってのご飯は、まさに主になる食べ物なのですから、それを100gちょっとでは満足感がないのは当然です。
しかも白米です。
むそう塾生の家庭なら、保育園児でも100gちょっとの玄米ご飯を食べていますから、AさんやAさんのお父さんが、いかにお食事からエネルギーを供給されていないことか。

ちなみにお父さんは糖尿病患者さんだそうですが、お食事で気をつけているのは、やはりご飯を減らすことで、お子さんと同じくお食事に満足感がないとのことでした。
これでは日々のエネルギーは湧いて来ませんよね。

むそう塾生に糖尿病患者さんの人が複数おられますが、玄米ご飯を200g以上摂るようになって、体力がしっかりとついてきています。
今はご飯の糖質が目の敵にされる風潮にあるのですが、その糖質こそが甘いお菓子を食べなくても済むようになる鍵を握っているのに・・・。

白米の中の糖質成分が、お食事後の血糖値を急に上げるので、ご飯を制限することによってそれを避けようとするのは理解できるのですが、玄米なら血糖値の上昇はゆるやかです。
ですから、糖尿病患者さんにはぜひ玄米ご飯に変えることをお勧めします。

主食のご飯を減らして、お菓子に手を伸ばしていたら、そんな滑稽な姿はありません。
お食事が終わって3時間経っても、お菓子がほしくならない程度。
これが正しいお食事の内容です。

Aさんのみならず、ご飯を減らして美しくなろうとか、健康になろうとか思っている人は、この機会に考え直してみてね。

なお、むそう塾では毎月玄米の炊き方講座を開催していますので、白米のように食べられる玄米ご飯を体験なさると、衝撃を受けることでしょう。
次回の開催は11月25日(日)です。
お申し込みはこちらの記事からどうぞ。

 
 

(中川式玄米ごはん 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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