必読!「糠床の管理方法1 塩加減」

むそう塾の講座ではいつも放課後に「糠床をみてくださ?い」という塾生さんが並びます。
皆さんの疑問の多くは「これでいいのかよく判らない」というのが圧倒的です。
次は「変な臭いがする」というもの。
多くの皆さんは糠漬けを漬けるのが初めてで、正しい糠床の状態が判らなくて不安になるようです。
糠床のタネをお渡しする糠漬け講座の時に、すべてご説明しているのですが、刻々と変化する糠床に振り回されているようです。
糠床は生き物です。
それも微生物ですから、ちょっとしたことで反応するのです。
それをまずは理解しましょう。
さて、糠床で一番大切なのは塩加減です。
面白いもので中川さんに「みてくださ?い」と糠床を持参される人の8割が塩不足の状態です。
皆さんは糠漬けが漬け物だということを忘れていらっしゃるようです。
なぜ普通の漬け物が漬かるのか?
それは塩が引き起こす浸透圧のおかげです。
それなら糠漬けとて同じこと。
浸透圧が起きる塩分濃度が糠床の中になければいけません。
さらに、微生物が腐敗しないだけの塩分がなければなりません。
つまり、物が腐らないためにはどうするのかということを考えなければならないのです。
具体的に今の季節に理想的な糠床の塩分状態をお知らせします。
きゅうりが5時間で美味しく漬かる程度。

きゅうりは花がついている方が細くなっていますから、そちら側が5時間でちょうど食べごろ、茎に繋がっていた太い方がちょっと若いかな?という程度です。
茄子なら2日間程度で食べごろに。
茄子の美味しい漬け方は講座でたっぷりお伝えしてありますので、しっかり守ってくださいね。
今年も瑠璃茄子投稿がボツボツ出始めました。
鮮やかな色の茄子のお漬物は、食欲をそそり、目に美しく、達成感に包まれます。
瑠璃茄子が漬けられたら、ぜひ中川さんにお写真を送ってください。
桂剥き投稿の「びら??ん」がある程度のレベルを意味するように、瑠璃茄子は糠漬けの勲章のようなものですから、ぜひ瑠璃茄子目指して頑張ってください。
必読!「糠床の管理方法2 夏大根に注意」

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コメント

  1. より:

    美風さんこんにちは。
    当たり前ですが、大切な記事をありがとうございます。

    ふんわり会一日だけでも、何度中川さんが「糠漬けは塩蔵法だから~」と仰るのを聞いたでしょうか。
    自分の桁外れの塩足らず具合に、愕然としました。はぁーーー。がっくり。

    何故か塩を足すことを怖れたり、避けたりしてしまうのです。
    今一歩踏み込んで塩を足して行きます。

    お二人に約束した、お肌つるっつる♪のために。

  2. マクロ美風 より:

    直さん、こんばんは。

    お塩が足りなかったですね~。
    それは今のあなたなら当然と思える結果です。
    お薬にどっぷりと浸かって来たので、徐々に陰性が抜けて行くと変化が出てきますよ。

    あなたは姉御肌なので、内なる陽性さが出てくるとしっかりした塩分をキープ出来ることでしょう。
    小気味良い性格を合わせ持っているので、これからが大いに楽しみです。

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