新年会で感じたこと

昨日京都の新年会が終わりました。
5日の東京会場と併せて、多くの皆様にご参加いただきましたことを、ありがたく思っております。
どちらも穏やかな日に恵まれ、無事笑顔の中で終了することが出来ました。
その様子はそれぞれの写真が残っておりますので、そちらをご覧ください。
こんな写真も追加しました。
当然のことですが、東京会場と京都会場は違った空気が流れ、東京会場の情報に対する敏感さ、京都会場の我が道を行く緩やかさみたいなものが表れた新年会でした。
でも、これは参加者の人達が感じたことではなく、私だけが感じたことかも知れません。
関東と関西の文化の違いが、そのまま反映された気がしています。
この空気の違いは大きいし、大事に育てて行きたいと思いました。
気がついたら京都でむそう塾を始めていた私ですが、これはそれぞれの地域に根ざした文化や習慣を大事にしなさいと言う、私へのメッセージだったのだと思います。
このような流れに感謝します。
*    *    *    *
さて、両方でお料理を試食させていただいて感じたことですが、「病気を治すためのお料理」=「マクロビオティック料理」と捉えている人が多いことです。
そのことはきんぴら牛蒡に顕著に表れます。
味つけの濃さ、炒め方、煮方、あるいは切り方までも違います。
今、自分は何料理を作ろうとしているのか?
家族の病気を治してあげたいのか?
美味しいお料理を楽しみたいのか?
そんな目的意識をはっきりもってからお料理をすることが抜け落ちているように感じました。
そして一番の問題点は、牛蒡の灰汁(アク)処理がきちんとなされていないことです。
これはむそう塾の塾生さんであっても、9割近くが不完全な状態でのお料理が出来上がっていたことに、ある意味衝撃を受けています。
それは、いかに牛蒡を扱いなれていないか。
いかにまともな牛蒡の味を知らないか。
そんな問題が浮き上がって来ました。
もちろん、中川さんの要求する味のレベルは高いです。
だから問題になるのではなく、この灰汁は体に影響を与えるから問題にしているのです。
先にご紹介した記事がそれを物語っています。
この灰汁処理については、幸せコースの方々には既に伝授してありますが、もう一度完全に身につくように、私からも中川さんからも詳しくお伝えします。
理論と実技の両方から、しっかりと学び取ってください。
◆京都会場では、一口だけケーキの試食をしました。
そのケーキは下記の商品です。
いつも甘いものには厳しい私ですがハレの日にはこんなケーキもお薦めです。
ホテルグランヴィア京都 2階「ル・タン」 「京みたらしろーる」

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コメント

  1. osola Mi(29-1) より:

    美風さん、こんにちは。
    昨日はありがとうございました。

    新年から美風さんのお顔やむそう塾の皆さまにお会いして、良い気に触れられた楽しい一日を過ごすことができました。
    私自身、本当に参加できて良かったと心から思っています。
    お料理の味付けを見ていただけたことで、今の自分の体調やご飯の炊き上がりにもダイレクトに影響しているんだということを実感しました。
    誰のためのお料理なのか。。。美風さんのこの言葉が胸に沁みました。
    病気を治すお料理と普段の美味しいお料理を混同してしまっていたことに今更ですが、はっとしました(恥)
    帰り際にお話していただいたこと、
    春まで自分が今できることを少しずつでも積み重ねながら主人の美味しいという笑顔をグッ!と増やせるように頑張ります。
    美風さん、このような貴重な機会をつくっていただいて本当にありがとうございました。
    いただいたケーキも美味しかったです。とっても甘いのにみたらし餡でお口がさっぱりでした♪
    そして御一緒させていただいた先輩方、楽しい時間をありがとうございました。

  2. じゅんこ より:

    美風さん、昨日はありがとうございました。
    「我が道を行く緩やかさ」、まさに今の私を表しているようですね。
    特に最近は、それが心地良いのです。
    同じ関西でも、気候や食習慣の違いをすごく感じるので、関東と関西にそれぞれ特色が出るのは、わかるような気がします。
    そして、それを見守って下さる美風さんのお気持ちが、うれしいです。

    きんぴらごぼうは、陰陽講座の時から何度も作り、シンプルな料理の奥深さに気づきました。
    灰汁はごぼうによって、多かったり少なかったりするので、その時々で炒める時間を変えて、甘い香りに変わる時を見極めるのが大事なのがわかりました。上手くできると、滋味深くて満足感のあるものになります。

    以前は私も、マクロビオティックの料理本をたくさん読んで、病気治しと混同していた時がありました。でも今は、シンプルで中川式玄米に合うおかずを・・・と考えると、自然と母の手料理に近いものを作っています。舌が覚えているから、楽なんですね。
    そう考えると、昨日の切り干し大根に、手の込んだことをしたのは間違いでした。早速、食べ慣れた味で、作ってみます。
    あ、最後は切り干し大根の話しになってしまいました(笑)
    幸せコース、今から楽しみにしています♪

  3. hisako より:

    美風さん金曜日はありがとうございました。

    「我が道を行く緩やかさ」って。。。
    自分のことをもっと知って、一つのことにとらわれず臨機応変に自分のスタイルで生きて行けたらなあって思います。
    じゅんこさんのおっしゃるように心地良いのがいいですね。
    そしてもっとこころはずむようなお料理をしていきたいです。

  4. はいじ より:

    マクロ美風さん
    記事にしていただいてありがとうございます。
    新年会には本当に残念ながら参加できませんでしたが、皆さんの和やかで晴れ晴れとした(あるいは中川さんのお茶目な)姿に新年からのむそう塾のますますの充実を頼もしく拝見しておりました。

    さて、新年会では塾生が作ったお料理を試食していただき、意見を拝聴できるという特典付で私も皆さんのお料理を一口頂戴したかったと思いながら記事を拝見しました。
    その中で「お味」もさることながら素材の選択の眼力や今回記事にしていただいた食品個別の灰汁や旨みの引き出しかた、陰陽を踏まえた調理の仕方などにとても興味を持ち、また普段から疑問に思っていることにもう一度思いを馳せました。

    牛蒡を素材にするとき、それをどのように調理していただくのか、何と一緒にいただくのか。
    例えば以前YouTubeでもさんざん(笑)拝見した中川さんの素晴らしいささがきの牛蒡は何に使う素材なのか、
    引き切りをしてせんにするのは何に使うつもりでしているのか。
    炊き込みご飯なのか、お味噌汁なのか、キンピラなのか。
    そしてそれは誰のために作る料理なのか。
    自分でもいつも考えてしまいます。
    そしてとても難しいです。
    治療にアプローチする料理と楽しむ料理の違いをもっと意識したいと思います。

    私事ですが、新年が明けると茶道の席でもあちらこちらで初釜がかかります。
    新年にいただくお菓子は花びら餅。
    求肥の皮に白味噌の餡、そして牛蒡がそえられています。
    その食べあわせに陰陽を思っていましたが、これからは牛蒡のきり方、煮方を今一度観察してみたいと思います。
    昔は牛蒡が2本だったのが今では1本に簡略されているというのも勉強材料になるように思いました。

    本年も宜しくお願いします。

  5. Ya(3-4) より:

    美風さん、こんにちは。

     新年会、有難うございました。
     
     本当に楽しく、良い氣に触れて私の心が一気に軽くなりました。新年からなかなか決断できない自分がもどかしく悶々と過ごしていました。それが金曜日を境に気分が軽くなり、前向きに色々考えられるようになりました。いろんな方とお話もでき、お料理もいただき、本当に楽しくお勉強させていただきました。思いもよらずお年玉もいただけましたし(笑)。

    焦らずいろんな方のアドバイスも聞きながら自分の人生に向き合っていこうと思います。
    今年もどうぞよろしくお願い致します。 
     

  6. マクロ美風 より:

    osolaさん、先日はお疲れさまでした。
    お久しぶりにあなたにお会い出来たのですが、パッとお顔を拝見したとき、あなたの笑顔が「愛クラス」の時より崩れているのが気になりました。
    特に目から上です。
    案の定、迷いがありましたね。
    でも、ご安心ください。
    その原因がはっきりしたのですから、これからは中心軸を意識しながら学べば良いのです。
    幸いあなたは中川さんに近い地域にお住まいです。
    中川さんに甘えてみてください。
    必ず答えを得られますから。
    5月から「幸せコース」でお待ちしていますね。

  7. マクロ美風 より:

    じゅんこさん、お疲れさまでした。
    そして、美味しいきんぴらごぼうをご馳走さまでした。
    もちろん、玄米ご飯もミルクポットの対象になる、格のある美味しさでした。
    じゅんこさんの文章には、とても大事なことが書かれてありますね。
    さすがです。
    後日、記事にさせていただきますね。
    どの部分が大事なことかは、記事をご覧になってのお楽しみ♪

    >同じ関西でも、気候や食習慣の違いをすごく感じるので、関東と関西にそれぞれ特色が出るのは、わかるような気がします。

    そうそう。
    大阪と京都は同じ関西と思えないほど違いますしね。
    京都に出入りするようになって、だんだん関西圏の文化や習慣に染まっていく自分が、新しい発見で面白いです。
    これからも色々と教えてくださいね。

    じゅんこさんからは安定した穏やかさの氣を感じます。
    やはりそのような心境になれているからなのですね。
    素晴らしいです。
    「幸せコース」でお会いできることを、今から楽しみにしております。

  8. マクロ美風 より:

    hisakoさん、雪の中からお出でくださいまして、ありがとうございました。
    ミルクポットのゲット、おめでとうございます。

    何というか、「我が道を行く緩やかさ」って、「自分をもっている」という意味をこめて表現しました。
    自分流とでも言いましょうか。
    情報に踊らされやすい現代にあっては、大事なスタンスだと思います。

    hisakoさんの心弾むお料理。
    楽しみにしていますよ~♪

  9. マクロ美風 より:

    はいじさん、こんにちは。
    今年もよろしくお願いいたします。

    はなびら餅は、お茶を嗜まない我が家の男性陣も好きなお菓子です。
    京都発祥のこのお菓子も、今や宮中だけでなく、関東も一般家庭も楽しみにするお菓子になっていますね。
    お菓子にはそのようなものが沢山あるのでしょう。
    ちなみに、京都で花びら餅を作ることを許されていたのは、河端道喜という古いお菓子屋さんだったそうですよ。

    ところで、お菓子の花びら餅の前身であるお料理での花びら餅には、鮎が使われているそうですが、鮎の旬との関係で面白いなぁと思ったことがあります。
    その鮎が牛蒡に変わってお菓子になり、牛蒡の本数も変わり、お菓子の歴史としても勉強になりますね。

  10. マクロ美風 より:

    Yaさん、お疲れさまでした。
    ミルクポットのゲットもおめでとうございます!

    悩み多きこの1年になるでしょうが、幸せへのスタートなので、眉間に皺を作ることなく、心地良い落としどころで判断なさってくださいね。
    今年は飛躍の年です。
    頑張りましょう。
    中川さんがついているから大丈夫。
    いつでもしっぽに手をあててもらってね(笑)

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