瞬時の工夫力が問われる事もある。 マクロビオティックは判断力

今月の上級幸せコースでは焼き茄子を使用しました。
Proは必ず1〜2人前多い目に仕込みをします。
それは私(ほとんど無いが)や、塾生さんが皮剥きに失敗したり床に落としてしまったりした時のための保険である。
そして何事もなく実習が済めば当たり前のように綺麗に仕込んだ焼き茄子が余る。
廃棄するのももったいないので瞬間に思いついた1品を作ってみる。
余った材料を見つめて途方に暮れるようでは料理人は務まらないのだ。

【江戸風焼き茄子赤だし茶漬け】
IMG_2912赤だしの高濃度アミノ酸と、たたきオクラが夏バテを回復してくれる。

【小松菜と焼き茄子の博多 土佐酢かけ】

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細く割いた焼き茄子としゃきしゃきにゆがいた小松菜を互い違いに重ね、よぉく切れる包丁で切り目鮮やかに切り分けて盛り付ける。
出汁、千鳥酢、薄口醤油を合わせた土佐酢をかけて、本枯節を天盛りに。

【焼き茄子豆腐】
027A0118絹ごし豆腐に細く割いた焼き茄子を載せて。
出汁と薄口醤油を濃い目に合わせた土佐酢をかけて。
絹ごしという陰性の強い材料と茄子という陰性な野菜を合わせるということの怖さを解かって料理すること。

 
 

 

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コメント

  1. おはる より:

    中川さん、こんばんは。
    焼きなす、大好きです。
    絶妙なバランスに、さらにさらにイキイキ、おいしそうです。
    ご紹介、ありがとうございます!

    • nakagawa より:

      おはるさん コメントありがとうございます。
      練習や鉄火の仕込みできゅーーっとなった時に食べてみてくださいね。

  2. 麗可 より:

    中川さん、こんばんわ
    先日はお手伝いさせて頂いて有り難うございました

    江戸風焼き茄子赤だし茶漬けは、たたきオクラと焼き茄子と赤だしが絶妙なハーモニーを奏でていて美味かったです
    お行儀悪いですが、最後は夢中で食べていました

    焼き茄子豆腐も、お味噌汁を飲み過ぎてかなり陽性になっていた私には身体が喜ぶお料理でした
    土佐酢が優しくてとても美味しかったです

    焼き茄子を使って3日とも違うお料理
    それも瞬時に陰陽バランスの取れた美味しいお料理を作られてさすがです
    丁寧に作り方まで書いて下さって有り難うございました

    • nakagawa より:

      麗可さん コメントありがとうございます。
      お味を見たら実にシンプルだったでしょう?
      要はバランスなのです。

  3. 夏目 より:

    中川さん、おはようございます。
    とっても美味しそう&美しい3品。
    Proの心構え、心意氣、は、もちろんのこと、
    瞬時に食べる方の事も考えて、
    その場にある材料で美味しいお料理を
    一発で作られる。
    その素晴らしさは、私の言葉では表現できなくらい、
    凄い世界です。
    中川さんが、お料理を始められると、
    どんなお料理ができるのだろう?と、
    わくわくしながら、
    作っていらっしゃる世界に引き込まれます。

    作り方を公開して下さってありがとうございます。

    • nakagawa より:

      夏目さん コメントありがとうございます。
      どうぞ茄子が美味い内に作ってあげてください。
      土佐酢の割合は教えませんでした。 自分で考えるのです 陰陽をふまえて。

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