こちらの記事にてんこさんからコメントをいただきました。
長くなってしまうので記事にてお返事をさせていただきます。
<てんこさんからのコメント>
美風さん、こんにちは。
先日はありがとうございました。
私達塾生は、むそう塾での学びをいかに自分に落とし込むかだけに終始してしまいがちですが、美風さんと中川さんは常に塾生に氣を配られており、視野の狭い自分が恥ずかしく感じております。
なぜ塾生にここまでしてくださるのか、お二人の責任感の強さを感じて自然に頭が下がるおもいです。
日々むそう塾のこころを忘れず、もっと幸せにもっと楽しく生を充実させる事でお応えしたいです。
<マクロ美風からのお返事>
てんこさん、おはようございます。
いつも遠くから通ってくださり、ありがとうございます。
>なぜ塾生にここまでしてくださるのか、お二人の責任感の強さを感じて自然に頭が下がるおもいです。
それはね、皆さんが真剣に生きようとなさっているからです。
人間はともすると楽な方へ便利な方へと流れがちです。
しかしむそう塾生の皆さんは、スイッチ一つでご飯が炊ける時代にわざわざ圧力鍋で、しかも複雑な工程の玄米ご飯を炊こうとなさっているのです。
病気を治したい、健康になりたい、自分を変えたい、妊娠をしたいなどなど玄米を炊きたい理由は様々ですが、どなたも真剣な目標を持たれて愛クラスに来られます。
ですから何とかしてその目標を達成させてあげたいと自然に思うのです。
それから、まだまだ未熟な私が生意気にもマクロビオティックをお伝えする側にまわっているのは、マクロビオティックがあまりにも極端な伝えられ方をされてしまい、そのために体調を崩してしまう人が多い現実を知ってしまったからです。
ちょうどてんこさんに初めてお会いした頃は、体調不良の人を救いたい思いでいっぱいの時でした。
「身体の声を聽く」というごく基本的なことが、漠然とした言葉でしか頭に入っておらず、そのために陰陽のバランスを取れない人たちが行き場を求めていました。
そしてマクロビオティックを知ってしまったがゆえに、家庭内不和がおきたり、人づきあいがギクシャクしたり、離婚してしまったりする現実も私の心を痛めました。
「マクロビオティック難民が駆け込める場所を作りたい」と、全国行脚をしながら日増しに想いが募って行ったのです。
幸い中川さんとのご縁をいただいて、同じ年令の子供を持つ親としての共通認識も多く、中川さんも残りの人生を今までとは違った生き方をしてみようと一肌脱いでくださいました。
ちょうど私の子供も中川さんの子供も成人に達して、子育ての責任は一応終わったので、これからはもう一人の子供を育てるつもりで「人間塾」を始めようと決意しました。
「むそう塾は人間塾」としたかったのは、人間関係が希薄な今の時代にあって、ちょっとしたひと言、ちょっとした生きる知恵があれば、もっとこの人は輝けるのに、あるいはちょっと視点を変えればこの人はこんなに苦しまなくてもいいのに、という人をいっぱい見ていたからです。
その「ちょっとした」のために日々塾生さんのことに想いが巡るのです。
皆さんが何かしらの期待を持ってむそう塾にいらしてくださるのですから、その期待を裏切ることなく応えてあげたい。
その一心で毎日全力で生きています。
よく寝ても覚めてもといいますが、まさに寝ても覚めても塾生さんのことを考える毎日です。
そんな私の姿を見て夫は「よくお母さんはそんなに長くパソコンに向かえるね」と感心されてしまいますが、その原動力はやはり塾生さんの熱い想いです。
遠いところから新幹線代や飛行機代をかけて京都まで来てくださる塾生さんのことを想うと、1円も無駄のないようにしてあげなくてはと自然に思うのです。
と同時に、その人達の時間も無駄にしてはいけないのです。
このような理由から、私と中川さんの残りの人生をかけて、むそう塾の扉を叩いてくださる方に真摯に対応して行きたいと思っているのですよ。