「天皇陛下料理番の和のレシピ」元・宮内庁大膳課 谷部金次郎著

「天皇陛下料理番の和のレシピ」元・宮内庁大膳課  谷部金次郎著1

 
 

「天皇陛下料理番の和のレシピ」元・宮内庁大膳課  谷部金次郎著2

 
 

(「天皇陛下料理番の和のレシピ」元・宮内庁大膳課  谷部金次郎著)

むそう塾で伝えたいこと、京料理人  中川善博が伝えたいこと、その二つがこの本の中にあります。
マクロビオティックなんて言葉はどこにもありませんが、マクロビオティックが最も大切にしている「一物全体」と「身土不二」がここに書かれています。
格調高い内容のお料理なのに、とても親しみやすい作りとお値段になっているのが不思議なくらいの本です。

 
 

「天皇陛下料理番の和のレシピ」元・宮内庁大膳課  谷部金次郎著3

 
 

そしてそして何より嬉しいのは、中川さんが伝えたかった盛付けの世界が、この本にはそのまま登場しています。
思えば中川さんが修業された「萬亀楼」さんは、御所ゆかりのお料理を継承されている所なので、当然のことながら流れている伝統は一致するのでしょう。
ということで、この本に紹介されているお料理の盛付けは、そのままむそう塾の皆さんにお伝えしてる方法そのものです。
ですからOBENTERSの皆さんは、ぜひこの本を購入されて参考になさると良いでしょう。
お弁当のおかずにもなる日常的なお料理がたくさんあって実用的です。
特に秘伝コースで中川さんがお伝えしようとしている鯛1尾を6つのお料理にする方法も出ていて、中川さんがニヤリとしていましたよ。

第1章は野菜から始まるのですが、桂剥きの写真が使われていました。
それも薄刃包丁ではなく洋刀を使っています。
こんなところもむそう塾で習われている皆さんは親近感を持つことでしょう。

「天皇陛下料理番の和のレシピ」元・宮内庁大膳課  谷部金次郎著4

 
 

そのうちに、朝のOBENTERS仲間では、この本のお料理があちこちから登場するかもしれませんね(^^)
でも、この本には糠漬けもモバ味噌もありません(笑)
むそう塾で習ったお料理とこの本の盛付けを参考にして、OBENTERSの皆さんの腕がさらにアップされますように。

 
 

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京都からの帰り道 快晴の富士山

2015年2月16日の富士山 むそう塾

 
 

(富士山 2015.2.16撮影)

京都からの帰り道、パソコンに向けていた目をふっと上げたら、そろそろ富士山が見えるいつもの位置にさしかかりました。
iPhone片手にシャッターを押し続けます。
揺れるし、スピードはあるし、電線は邪魔するし、新幹線の中から富士山を写すのは容易ではありません。
手前の橋が邪魔なのですが、この場所が一番障害物が少ないんです。
きょうはたまたま水面に富士山が映っていました。
まるで桜の季節のように暖かな一日で、とても穏やかな陽気でした。
本当に桜の季節になってしまうと、空気中の湿度が増してくるので富士山は見えにくくなります。
一瞬の景色ですが、気持ちの良い富士山を眺めるとやはり嬉しいものです。
毎週の京都往復でも数少ない綺麗な富士山でした。

 
 

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中川式玄米ちらし寿司の美味しさにしみじみ思うこと

玄米ちらし寿司2 むそう塾

 
 

(中川式玄米ちらし寿司 料理:陰陽京料理人  中川善博)

1年ぶりに中川式の玄米ちらし寿司をいただきました。
このちらし寿司の美味しさは、何と言っても寿司飯にあると思います。
ふっくらと優しく炊き上がった玄米ご飯でなければ出せない寿司飯の美味しさです。
一般的にマクロビオティックのお寿司というと、梅酢を使ったりして悲しいお味のものが多いのですが、中川式の寿司飯は驚くほど美味しくてさっぱりしていて、いやな甘ったるさがありません。
スッキリしていて、とてもさっぱりしているので、他の食材のお味がよく判ります。

中川さんのお料理にいつも感じるのは、その時にいただくお料理全体でオーケストラのようにハーモニーを意識して味付けをされていることです。
同じお料理であっても、その時に一緒にいただく他のお料理との関係で微妙に味付けや切り方を加減してあるのです。
ですから、すべてのお料理を食べ終わったときに、お口の中に違和感がなくて気持ちがゆったりと満足感に浸れます。

このちらし寿司は玄米ご飯の上に色々な具が載っているのですが、食べ進むと玄米ご飯の美味しさとともに、上の具一つひとつの美味しさがハーモニーを奏で始めます。
その楽しさに浸っているうちに、気がつけば食べ終わっていたという感じです。
復習をされた塾生さんのご家族が、「いくらでも食べられる」とおっしゃったそうですが、まさにそんな感じですね。
甘ったるいお寿司が多い時代ですが、中川さんのお寿司はキレのある小気味よいお味です。
サーッと吹き抜ける薫風のごとく、美味しさを残して去って行くのでした。

上の盛付けを真上から見るとこんな感じです。
盛付けの参考になさってください。
特にOBENTERSの人は青線・赤線を意識して見てください。

 
 

玄米ちらし寿司1 むそう塾

 
 

このちらし寿司を習った塾生さんがおっしゃっていました。
「ラーメンのスープとうどん屋さんのお出汁、それに唐揚げとお寿司。これだけでも上級に来て良かったです。一生使えるお料理だから、授業料はむしろ安いくらいです。」と。
嬉しかったです。
本当に一生使えるんですよね。そして次世代にも伝えて行けるんです。
これから塾生さんの各家庭で何かあるたびにこのお寿司が登場することでしょう。
しっかりご家庭の味として受け継いでください。
(ご家庭の味と言っても、実は一流料亭を超えるお味なんです^^)
自信を持って振る舞ってくださいね。

 
 

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中川式玄米ご飯を食べてからたった1週間での変化

先日パスポートを取得されたKさんは、パン屋さんでのお仕事もあって、日常的にパン食が多かったので、小麦粉を減らすように愛クラスでアドバイスをしました。
すると、早速パスポートを取れるまではパン断ちをしようと決心されて玄米投稿に臨んだそうです。
そして、愛クラスに来られてから5日間でパスポートを取得されたのでした。
昨日Kさんからメールをいただいたのですが、その中に玄米ご飯を召し上がっての変化が書かれてありましたので、記事にさせていただきます。

 
 

<Kさんからのメール> 抜粋

愛クラスを受講してから、すっかり生活の軸が玄米炊飯になりました^^
もともと早寝早起きが、さらに早くなり
アラームがなる前に目も醒めるようになりました。
起きた瞬間から体がサッと動きます。
たった一週間しか経っていないのに
目に見える変化にびっくりしております!

私が玄米ご飯を炊いていると
子どもたちが興味津々で集まってきます。
何か楽しい事が始まるって思っているのです^^

 
 

<マクロ美風より>

Kさんはもともと玄米ご飯を召し上がっておられたのですが、小さいお子さんが玄米ご飯を食べてくれないということで愛クラスを受講されました。
でも、中川式の玄米ご飯を召し上がって、ご自身がこんなにも変化されたのです。
ということは、今までの玄米ご飯は完全に消化吸収できていなかった可能性があります。
もちろん、パン断ちをされたことも効果が早く出た要因になっていると思います。
玄米投稿のときにお通じでのつぶつぶ確認がありますが、それは消化吸収の程度を知りたいからなのです。お通じは雄弁です。

本当に美味しいだけでなく、消化吸収力抜群の中川式玄米ご飯は、Kさんのお子さんたちも大喜びで、1回目から食べ尽くしてしまったそうです(^^)
きっと玄米ご飯を炊いているお母さん(Kさん)の表情も今までとは違っていたのでしょう。
それをお子さんたちは敏感に感じ取っていたからこそ、炊飯時に集まって来るのだと思います。
「食べなさい!」というより喜んで食べてくれるお料理を作る。
これがむそう塾のお料理レベルです。

たった1週間でも体は正直に応えてくれます。
多くの先輩達が玄米投稿期間中に変化して、ビックリされる実例が数多くむそう塾にはあります。
こんな結果を目の当たりにすると、「ああ、ご家庭の幸せに貢献できたんだなあ」と感慨深い気持ちになるんですよね。
マクロビオティックの良さと個人の健康をつなげて、それがご家庭の幸せにつながって行くことがこの上ない喜びです。
そんな日々の繰り返しがたまらなく幸せです。

マクロビオティックに出会って良かった。
それを受け取ってくれる人がいて良かった。
すべてに感謝です。

 
 

むそう塾 愛クラス 玄米の炊き方講座

 
 

(愛クラスのお食事準備中 むそう塾)

 
 

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中川式鉄火味噌に想いを込めて

先日の夕方、むそう塾の近くのスーパー前で塾生さんが転んで、一緒にいた塾生さんから電話がありました。
「救急車を呼ぶほどではないのですが、むそう塾に行きたい」との内容だったので、あわてて迎えに行きました。
スーパーの店員さんとクラスメイトに支えられながら、むそう塾に向かうOさんのお顔を見た時、「あ、骨折してる!」と感じました。
骨折すると大抵の人がお顔の色が変わりますね。
これは氣が発する色でもあります。「気色」というものですね。
それで、すぐ救急車を呼びました。

マクロビオティックを知ってしまうと、西洋医学を完全否定する人をよく見かけますが、救急の場合にはお医者さんの助けを借りなければならないことがあります。
慢性病と違って一刻を争うこともあるからです。
Oさんは診断の結果手術が必要になり入院することになりましたが、病院の対応がとても良くて、看護婦さんの説明も丁寧で、付き添ってくれた塾生さん2人と感心するほどでした。
お薬のこと、お食事のこと、すべてに丁寧な説明がなされ、安心して病院を後にすることが出来ました。

翌々日の夕方、Oさんからメールがあって、手術が無事に済んだこと、ご主人様も病院の対応に安心感を持ってくれたことなどが伝わってきました。
病院のお食事はもちろんマクロビオティック食ではありませんが、朝食に出る鯛味噌を除いてはちゃんと食べられているそうで、本当にホッとしました。
病院のお食事としては良い方なのではないかとのことでした。
でも、きっと玄米ご飯や糠漬けが恋しいことでしょう。

すでに昨日からリハビリを開始したとのことなので、京都入りしたら鉄火味噌を持って面会に行こうと思います。
今はギュッと陽性の力が必要なので、鉄火味噌の力を借りて早く良くなってほしいです。

 
 

マクロビオティック料理教室 むそう塾 鉄火味噌1

 
 

(中川式鉄火味噌 料理:子象さん)

 
 

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