マクロビオティックのとり入れ方(3)

マクロビオティックを続けるために(その1)
せっかくマクロビオティックと出合ったのに、何らかの理由で遠ざかってしまう人が
います。
勿体ない。あまりにも勿体ない。
最近は、テレビや新聞・雑誌などで知る人も多いでしょう。
一種のブームとも思われますが、ブーム前からマクロビオティックを実践してきた者
にとっては、少し心配なのです。
それは、マクロビオティックを実践するには、いくつかの約束事があるのですが、今
は、それを正しく理解する「場」あるいは「人間関係」が、ブームに追いついていない
のです。
日本の家庭料理だって、核家族によって、どんどん衰退してきました。
本当はいいものなのに・・・。
マクロビオティックも、きちんと伝えなければ同じ運命を辿るでしょう。
本当は、素晴らしいものなのに・・・。
      *    *    *    *
ブログを拝見していると、「マクロビオティックは、禁止食品が多いけれど、現実には
無理だから、私はゆるゆるです」という人がかなりいます。
それも、罪悪感込みで。
これも勿体ない。
マクロビオティックは、そんな窮屈なものではないのです。
本当は自由なのです。
ところが、テレビや雑誌は一部分だけを強調しているので、残念ながら正確には伝え
きれていません。
そこで、マクロビオティックを正しく理解するには、やはりマクロビオティックを正しく知
っている人から教えてもらう必要があります。
昔のマクロビオティックは、人から人へアドバイス・指導付きで伝わって行きました。
しかし、今は違います。
ポ?ンと、“マクロビオティックの概略だけ”が、都会にも地方にも飛んでいってしま
うのです。
都会で知った人は、マクロビオティックの学校に行くことも可能でしょうが、経済的・
時間的にいって、誰でも出来ることではありません。
そこで、「マクロビオティックの本を片手に、料理に挑戦」となるわけですが、これが
なかなか手ごわいのです。
したがって、「マクロビオティックもどき」の料理を食べて、「ゆるゆる」と称する人達
がたくさん登場してくることになります。
マクロビオティックは、玄米を主に食べますが、玄米は大変力のある穀物なので、
良い方にも悪い方にも影響が出ます。
「悪い方」に向かう人は多くないのですが、体質の分類が正しくなかったり、もう玄米
を必要としていない体だったりすると、「合わない」ということになります。
その辺の見極め方は、やはり、独学では大変なので、マクロビオティックの先輩から
指導してもらった方が安心です。
でも、なかなかそばにマクロビオティックを実践している人がいませんね。
私もそうでした。
そんな時は、ぜひ、あなたのお気に入りブログの、マクロビ先輩に聞いてみて下さ
い。
そうすることによって、疑問や迷いが解決して、楽しくマクロビオティックを続けられる
ようになります。
私のブログ仲間は、「マクロビ井戸端会議」なる集まりをスタートさせて、お互いが
いい刺激をし合って、理解を深めていく喜びを味わっています。
こんなつながりを、マクロビオティックを理解したい、全国の人達と共有して、マクロビオ
ティックが一時的なブームに終わることなく、崇高な考え方であることを、後世に正しく
伝えていきたいと思っています。


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風邪?おめでとう!

風邪が流行っているようです。
風邪をひいた人に、野口整体では、「おめでとう」と言います。
こんなことを言うと?????。
頭がおかしくなったと思われるでしょうね。

 

でも、頭痛、腹痛、のどの痛み、倦怠感、鼻水、くしゃみ、咳などの症状
すべては、実はもう回復の過程なんですよ。
極めつけは熱ですね。
熱は、高いほど体力がある証拠ですから、怖がらずに熱を楽しむぐらいの
ゆとりがほしいもの。

 

これらの症状は排泄(排毒でもOK)段階なので、逆算すると、体に歪みが
来ていて、それを治そうとして起きたものです。

 

歪みとは、体が鈍って正常に機能していないことなので、風邪を引く前には、
食べ過ぎたり、働き過ぎたりする人が多いようですよ。

 

それで体が揺り戻しを求めて、発熱などを利用して元に戻るというわけです。

 

ですから、風邪には薬というより、早く熱を出してしまうお手伝いをするのが
一番です。
その点、マクロビのお手当ては理に適っていますよね。
ここまで書くと、「風邪はウィルスによるものだ」という声が聞こえてきそうですが、
それはそれで間違いありません。
問題は、風邪をひく人とひかない人が一家にもいるということです。
その差は、個々人の体の状態にあるわけです。
一般には「風邪もひかない」ことを、イコール健康の証拠として使っていますが、
本当に体が整っていて「風邪をひかない」のなら、それでOKです。
しかし、体が鈍っていて、「風邪もひけない」人は、立派な病人です。
ですから、風邪の諸症状が出る前に、「歪み」という病気になり、風邪を経過する
と、すっきり整った体に戻るので、「おめでとう」というのです。
風邪は、体を整えるチャンスなのです!
発熱は体の掃除をしてくれます。
大切です。
解熱剤に頼らず、熱を利用しましょう。
一般に「病気」と思われていても、それを活用して元気になれるんです!
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あなたも詩人に?

「リウマチを体・心・魂で見つめよう」のぢゅんさんが、
素晴らしい写真を掲載していらっしゃいます。
私は、心が洗われる思いがしました。
20代のとき、10年間横浜に住んでいたのですが、
「日本大通」のイチョウ並木も、こんな感じで見事です。
まるで、映画のワンシーンを観るようで、誰でも詩人に
なれる場所です。
こんな景色を眺めると、ワイングラス片手にシャンソンを
聴きたくなりました。
高校生の時は、ピアノでよく“枯葉”を弾いていました。
でも、横浜に住んでいた時は、“ビル・エヴァンスの枯葉”
が好きで、中華街にあるジャズの生演奏が聴けるバーに、
足繁く通っていました。
音楽とお酒、そして映画と小説。
いずれも私の青春でした。
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      *
こんな日は、詩人になれそうです。


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マクロビオティックはすごい!

きょうは、とても嬉しいことがありました。
皆さんにもおすそ分けしますので、ご一緒に喜んで下さいね。
10月18日の「古代米と旧暦のふしぎ」にも登場したかたから、ご主人の転職先が
内定したとの知らせがありました。
私は、とっても嬉しくて、そこに至るまでのご夫婦の悩みを思うと、目頭が熱くなりま
した。
マクロビオティックを知ってから、体が変わり、考えも変わり、価値観も変わって、
ついにはお百姓さんを志したのですが、経済的なことを考えて、納得のいく仕事を
探していたのです。
「これから、棚田に近いところに古民家を探して住もうかな?」と、夢を語ってくれま
した。
ここに行き着くまでには、関係者に理解してもらえない苦労や、多くの問題もありま
した。
しかし、マクロビオティックの考えをバックボーンに、ご夫婦が心をひとつにして、
ポジティブな毎日を送りながら、願い続けたのです。
その結果、仕事は思わぬ方向からやって来ました。
まるで、スパイラルに吸い寄せられるように。
(これだ、これがマクロビオティックなのだ)
マクロビオティックを忠実に実践して、まさにマクロビオティックの申し子のような
ご夫婦をみていると、「マクロビオティックって本当にすごいなぁ」と実感します。
このご夫婦は、確実に陽のスパイラルに入りましたね。
これからがとても楽しみです。

 

 

 

 

 

 


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マクロビオティックのとり入れ方(2)

マクロビオティックとは?
私がマクロビオティックを始めた頃は、舌を噛みそうなこのカタカナ文字を正しく復唱
してくれる人は皆無でした。
でも、最近は「あ?、聞いたことがある」という反応もチラホラで、たま?に正しく発音
してくれる人も現われました。
しかし、それらの人が話すマクロビオティックは、私の教わったマクロビオティックと
少し違ったり、あるいは笑ってしまう内容のものまで、多々あります。
ブログ上でも、多くの情報に混乱している人を見受けますので、マクロビオティックを
正しく理解していただくために、この文章を参考にしていただけると有難いです。
         
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マクロビオティックを最も難しくいうと、A:「幸せに生きるための原理、あるいは法則
」、最も易しくいうとB:「幸せに生きるための考え方」、最も身近にいうとC:「幸せに
生きるための食事法」であると、私は理解しています。
ここでいう「幸せ」とは、人類的規模・地球的規模を指すのですが、それではピンと来
なかったり、距離を感じる人は、「元気」におきかえても結構です。
そもそも「幸せ」って元気でなければ味わえないし、「他人の幸せ」も自分が元気でな
ければ願ってあげるゆとりがないからです。
「自分が、あるいはみんなが元気に生きるための法則」

「えっ、そんなの学校で習わなかったけれど、あるなら知りたい」と思いませんか?
それが、マクロビオティックなのです。
ところが、巷で今話題になっているのは、「長寿食」・「ダイエット食」などがメインで、
本来のマクロビオティックのほんの一部分だけがひとり歩きしているように感じます。
「長寿食」も「ダイエット食」も、マクロビオティックを実践した結果の一部分に過ぎま
せん。
さらに、実践の仕方も数多くの教え方があるので、どの方法によったかも明らかで
ありません。
しかし、大事なのは、それだけ広範囲な内容をもつマクロビオティックの一部分だけ
実行しても、何らかの効果が得られるという事実が、数多く存在するということです。
最近では、本屋さんに行けば何冊ものマクロビオティック書が入手できますので、
マクロビオティックの解説はそちらに譲りますが、大切なのは、マクロビオティックに
理論実践があることです。
それは車の両輪と同じく、どちらが欠けても正しいマクロビオティックとは言えませ
ん。
理論なき実践(主に食事法・手当て法)は、むしろ危険ですらあります。
また、実践なき理論は、机上の空論と同じです。
最近、前者の人々が増えて来ているように感じ、空しさを覚えます。
マクロビオティックの醍醐味は「原理を実践で感じる」ことにあり、食事法はその導
入部分ですが、最後に行き着くのも食事法です。
ですから、マクロビオティックという考え方は、どんな学問よりも、食事を大切にする
のです。
そして、「食事が人間の体や精神をつくるので、宇宙の秩序に従った食事をして、
個人はもとより、人間が構成するところの社会世界を平和にしましょう」と考える
のです。
決して怪しい宗教ではなく、団体でもありません。
「個人から人類、そして世界が一つになるために、日本に受け継がれてきた伝統
や文化を見直しましょう
」と、日本に里帰りしてきた二十一世紀のための考え方で
す。
日本より、アメリカやヨーロッパの方で先に認知されて、最近やっと日本でもブーム
になりつつあります。
どうですか? 安心していただけましたか?
と同時に、マクロビオティックの素晴らしさを認識していただけましたでしょうか?


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