Happy Healthy Lifeのakkoさんの記事で、気になることがありました。
“下のお子さんが生まれてから、上のお子さんの態度に変化があって、そのことで悩んでいる”という内容です。
コメントをしようと思ったのですが、子育て中なら、どこの家庭でも起こり得る問題なので、記事にしてみました。
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まず、子供って本当にそれぞれ違っていて、赤ちゃんの時から個性があるものです。
何事にも神経質だったり、少々のアクシデントでは動じなかったり、おとなしくて扱いやすかったり、とにかく忙しく動き回ったり、観察していても、飽きることがありません。
最近は、マクロビオティックで子育て中のお母さん達にお会いする機会が増えて、大勢のお子さんとも接することが可能になりました。
私は独身の時から、“野口整体”を取り入れた生活や考え方をしていたのですが、今では、マクロビオティックの観点からも考えることが出来て、とても複眼的になりました。
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そんな私が、幼児期の子育てについてのポイントだと思うのは、ただ一つ。
“赤ちゃんと会話してますか?、上のお子さんは納得してますか?”
ということです。
赤ちゃんは、“お腹の中にいる時から”会話をしましょう。
1 お腹に手を当てて、「おはよう♪ おやすみ」
2 「さぁ、一緒にご飯をたべようね」
3 「ああ、お風呂は気持ちがいいねぇ」
などと、お母さんが行動するたびに、語りかけましょう。
ここで大切なことが、三つあります。
1 「○○ちゃん」と名前をつけて語りかける ことです。
2 お父さんにも協力してもらって、お母さんのお腹に手を当てて、
「○○ちゃん、お父さんだよ、おはよう♪」
などと語りかけてもらうことです。
この行為が、誕生後の父子関係を格段に良いものにします。
赤ちゃんは、お腹の中にいる時から、お父さんの声を聴いているので、誕生しても、すぐ父親を認識できるからです。
3 赤ちゃんのお世話は、気持ちを集中してしましょう。
オギャーと生まれてからのことですが、オムツを換える時も、オッパイを飲ませる時も、目を見ながら語りかけます。
つまり、親の気持ちを赤ちゃんに集中させながら、授乳などをするのです。
もちろん、テレビを観ながら授乳するのはダメですねぇ。
気持ちがテレビに向いているからです。
時々、ベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま、抱っこもせずに哺乳瓶をあてがっている光景を見ますが、ゾッとしますね〜。
この時点ですでに“孤食”が始まっているからです。
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だんだん、赤ちゃんの起きている時間が長くなってくると、「お母さんは、トイレに行ってくるから、1分待っててね」というように、事前に親の行動を説明します。
そのくり返しが子育てなのですが、もし、上にお子さんがいる場合は、そのお子さんへの対応がとっても重要です。
それは、難しいことではありません。
ポイントはただ一つ。
「○○ちゃん(下の子)にオッパイをあげたいけれど、△△ちゃん(上の子)い〜い?」
「○○ちゃん(下の子)のオムツを換えたいけれど、△△ちゃん(上の子)は大丈夫? 」
と、下のお子さんに手をかける前に、上のお子さんに声をかけることです。
すると、上のお子さんは、何らかの意思表示をしますから、そちらを納得させてから、下のお子さんのお世話をすると、上のお子さんは納得しているので、精神的に満たされます。
必ずこれを守っていれば、下のお子さんが生まれても、上のお子さんの情緒は安定しているはずです。
幼児期は、母親(父親)との信頼関係を築く大切な時期です。
この時期に、精神的に満たされた子供は、親から離れるべき時に、“スッ”と安心して離れて行きます。
しかし、信頼関係が築けていない子供は、精神的な自立が思うように行かなくて、のちのち問題を抱え込むことも少なくありません。
お母さんやお父さんは、大変だと思われるでしょうが、ちょっと順序に気をつけるだけのことですから、ぜひ、実行してはいかがでしょうか。