以前、「『歯の矯正』について」の追記- -費用について- – という記事を書きました。
その記事に対して、ぴなさんからコメントをいただき、さらにぴなさんのコメントに対して、松見歯科診療所の松見哲雄院長先生と今川さえ歯科衛生士さんからもコメントをいただきました。
その節は、大変ありがとうございました。
その後、ぴなさんは歯医者さんを選び直して、納得のいく治療を受けられ、その経過をご報告してくださいました。
ぴなさんのご了解を得ましたので、ここに治療経過を記事にさせていただきます。
こうして、歯医者さんと患者さんが心を一つにして、あるべき歯科治療に臨めたことを、とても嬉しく有難く思います。
この記事が、また多くの方のお役に立ちますように願っております。
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治療の経過をご報告します。
まず最初、前から2番目の上の歯がねじれていたので、フックのような物を一つつけて、ゴムで1ヶ月半くらい(曖昧ですが)引っ張りました。
少し動いてきたところでフックを外しました。
通っているT歯科の先生は入れ歯が専門で矯正は専門ではないのですが、子供がなるべく負担にならないようにと、最低限の装置で工夫して治療を進めてくださります。
次に、下の犬歯が生えてきて、スペースが不足しているので、犬歯の一つ後ろの歯と2つ後ろの歯との間を削ってくださいました。
そうすると犬歯が生える時に犬歯の一つ後ろの歯が後ろに押されて削った隙間が埋まると言うことです。
犬歯より後ろの歯は、乳歯より永久歯が小さかったり又は乳歯と永久歯の大きさが同じと言うことがレントゲンで確認されているので、心配ないそうです。
家庭で気をつけたことは、娘に口を閉じていることを心がけさせたことです。
S歯科でいただいた器具をしばらく、1日30分くらいくわえていました。
そして娘に「かっこいい顔になろうね」と声を掛けてきました。
すると、歯がだいぶまっすぐにきれいになってきました。
口を閉じたことと子供の成長を待っただけでです。
T先生は「子供は成長があるから、経過を見ながら待つことが大事」とおっしゃって、成長と口を閉じること、よく噛むことで子供の歯がきれいに並んでいく症例を何人も見てきたそうです。
ただ、どうしても床矯正やブラケットの装置がいることもあるそうで、そういう時には知人の専門医に相談して治療にあたり、T先生では無理な時には専門医を紹介するそうです。
現在は反対側の犬歯が生えるのを経過観察中です。
治療費は・・・江戸川区は中学生まで医療費はタダで、T先生はその範囲でやってくださるのでなんと、タダです?!
こうなると抜歯の矯正って一体何?と思いませんか。
早期治療なんて言って、ヘッドギアなんかさせてどれほどの効果があるのか・・・それに高額な治療費・・・
確かに抜歯がいる症例もあるでしょうけど、必要のない症例にも決まり切った治療を行っているように思えてなりません。
床矯正は症例によって患者さんが必要なところしか治療をしないので、良心的だと思いますが・・・
矯正を始める方には、情報をできるだけ多く集めていただくことと実際にセカンドオピニオンで判断されることをおすすめしたいと思います。
高額な治療費を払って転院するなんて面倒なことも避けられますし、抜歯の場合、二度と元に戻らないですから。
以上