金沢での余談~言葉の身土不二~

前回の金沢訪問は昨年の9月30日
2回目の今回は大忙しのスケジュールだったため、会場・ホテルの移動のみで帰って来ました。
移動中、タクシーの運転手さんと交わす会話が楽しいので、私は情報収集のためタクシーに乗りました。
(話に夢中になって、つい運転手さんも道を間違えてしまうのが困りものですが・・・)
金沢は京都と似ていて、風情のある街並みが心を落ち着かせてくれます。
お料理や遊びも、どことなく京都的です。
そんな話を運転手さんとしていたら、藤本義一の話になりました。
お若い方は藤本義一といってもご存知のない方もいらっしゃるでしょうね。
(あ、テレビを通じてご存知の方が多いかな?)
でも、私の世代の人間にとっては、かなり存在感のある方です。
「なかにし礼」・「藤本義一」。
こんないぶし銀のような男性が、若い頃から好きな私でした。
(そう、中年の男性が好きだったのです
さてさて、その藤本義一ですが、彼は相当の女性通です。
その彼が「京都の芸妓より金沢の芸妓の方が情がある」と本に書いてあるのを昔読んだことがあります。
その理由は意外に単純なんですよね。
彼が久しぶりに金沢に行くと、芸妓さんはこう言います。
「あら?、ふーさん、長いこって」。
ところが、京都の芸妓さんは、次のように言うのだそうです。
「あら?、ふーさん、生きとりやっしゃ?」
(この表現は自信ありません。京都の方、訂正をお願いします。)
この違いのみで、藤本義一は金沢の芸妓さんが好きなのだそうな。
男って意外と単純なのです。
いや、優しい女が好きということなのでしょうか?
(いや、藤本義一が前述の文章を書いた頃、金沢の芸妓さんに惚れていただけなのでしょうか?)
*    *    *    *
ところで、懇親会に行くために交差点で人待ちをしていたら、こんな文字が目に入りました。
「おいでまっし」
京都で言うなら、「おいでやす」でしょうか?
東京なら「いらっしゃいませ」かな?
食べ物と同じように、その土地その土地に育まれた言葉があります。
それは、とても人の心を癒してくれますね?。
素晴らしい文化だと思います。
先日訪れた青森・秋田。
そして今回の金沢。
それぞれに郷土料理と同じく、郷土の言葉があります。
言葉の身土不二
大切にしたいですね。


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「尾形妃樺怜先生に学ぶ砂浴&土鍋の会」について

8月5日(水)?6日(木)は、「尾形妃樺怜先生に学ぶ砂浴&土鍋の会」の開催日です。
すでに申し込まれていて、お忘れになっている方はいらっしゃいませんか?
ご予定をもう一度ご確認くださいね?。
なお、集合時間は特別に決めていません。
経験者は勝手に朝から砂浴を開始していても良いし、未経験者は直接民宿に来てくだされば、13時から砂浴の方法をお教えすることになっています。
尾形先生は、きっちりプログラムを作るより、自然の流れをとても大切にされています。
ですから、みんなが一斉に行動するのではなく、個人のご都合で自由に始めてもOKなんです。
なお、砂浴終了後にお風呂に入りますので、その時間を考えて砂浴を切り上げてください。
*    *    *    *
この砂浴は告知記事にも書きましたように、「自分のことは自分でする」セルフ方式になっています。
主催者にすべてを誘導してもらうのではなく、何事もご自分の判断で進めてみましょう。
では、明後日、民宿でお待ちしております。


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金沢へ

きょうは「美風ゼミ@金沢」の開催日。
綺麗な街、金沢。
今回はどんな人達との出会いが待っているのだろう?
いつもゼミに出かける前に思うこと。
参加者の皆さんの足取りが、どうか会場に入る前と後で変わりますように。
お顔が変わりますように。
                  *    *    *    *
変わりたいけれど変われない人がいっぱいいます。
でも、人間はひょんなキッカケで変わることが可能です。
「美風ゼミ」では、そんなキッカケをつかむ方が結構多いですね?。
話すことによって、自分の心が整理されたり、気づきがあったりして、次のステージに上がって行けるんですね?。
きょうもそんな方との出会いがあるかも知れません。
初めての人に接するのは、とても楽しみです。
大好きです。
だから、「美風ゼミ」も楽しみながら開催しています。
私が楽しいから、きっとその場にいてくださる方も楽しくなってくれるはず。
みんなで「楽しい」を共有しましょう♪
幸せな人生は、まず「楽しい」から♪
では、行って来ます!


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新たな一歩!

2008年7月30日は、私にとって、記念すべき一日となりました。
かねてからのブログ仲間である中川善博さんと、新しい一歩をスタートさせることが出来たからです。

 

中川さんも私も、以前からマクロビオティック界の現状に対する危機意識を持っていました。
私が何度も中川さんのお店を訪れる度に、そんな思いを語り合わせて頂きました。
そのうちに、お互いのこれからの人生をかけて、真剣勝負でマクロビオティックに向き合ってみようと言うことになったのです。
お教室のスタートに先立って、桜沢先生の墓前に手を合わせたのですが、少し前まで降っていた雨もあがって、青い空とともに桜沢先生が笑顔で応援して下さっているように思えました。
桜沢先生の故郷である京都。
その京都に生まれ育った中川さんとコンビを組めるなんて、何という幸せなことなのでしょう。
大きな決心をしてくださった中川さんに、心から感謝を申し上げます。
*    *    *    *
ところで、このお教室ですが、私はこんな気持ちで取り組みたいと思っています。
「真の美味しさと楽しさ、そして美しさのある心と生き方」。
そんな「日本人の失いかけたものを呼び起こすような空間」を創りたい。

そのためには、マクロビオティックの考え方が一番近いように思えます。
しかし、マクロビオティックに束縛されることなく、あらゆる可能性を模索したいとも思っています。
そのために、私は残りの人生のすべてをかけてみたいのです。
*    *    *    *

 

人間は何歳になっても、これでいいということはありませんね?。
最近、つくづくそれを実感します。
私はいたずらに歳を重ねてしまいました。
それでも、私の何かと共鳴し合ってくださる方がいらっしゃるかも知れません。
そんな淡い期待を抱きつつ、このお教室を共同運営させて頂くことになりました。
中川さんのご好意に感謝しつつ、ぜひ、皆さんとご一緒に成長させて頂きたいなぁと思っております。

 

では、一人でも多くの方と京都でお会い出来るのを楽しみにしております♪
◆ミクシィのコミュニティはこちら
「なかがわマクロビオティック教室」


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「夏向け玄米ご飯の美味しい炊き方教室」が終わりました

2008年7月30日。
京都の「なかがわ」さんで初めてのお教室になる「夏向け玄米ご飯の美味しい炊き方教室」が開催されました。
関東・中部・関西・九州からの参加者が集まってくださって、真剣にノートにペンを走らせる姿を見ると、感慨深いものがありました。
前日から京都入りした私は、中川さんと桜沢如一先生のお墓参りをさせていただきました。
「なかがわ」さんでこれから開催されるお料理教室が成功してくれることと、正しくマクロビオティックが伝わってくれること、そして、参加してくださる皆さんが健康になって幸せになってくれることを心から願いました。
桜沢先生には、「桜沢先生がお伝えしたかったことは、今こそ求められています。正しく多くの方にお伝えさせていただきます。」とお約束してきました。
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さて、「なかがわ」さんでのお教室ですが、一言でいうなら「原理原則・基本の徹底に尽きる」ということかと思います。
中川善博さんの玄米ご飯の炊き方は、まさにこのことを大切にされた方法だったからです。
素材の特徴を徹底的に知り抜き、現象をも見据えて、その上に這わせるように料理をしていく。
そして、何よりも大切なことは、常に「氣」を注ぎながら料理すること。
それらが一体になって、初めて「美味しい!」と思えるお料理が出来上がるのだと再認識しました。
何事も基本が大切です。
迷ったら基本に戻る。
奇異をてらうのではなく、基本に忠実に。
これは、お料理だけではなく、人生についても言えることではないでしょうか?
お料理をするということは、人生を料理することにも繋がるのだと、つくづく思いました。
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遠くからご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
また、昨日のお教室が良かったと仰ってくださり、9月4日の「美風ゼミ@なかがわ」にお申し込み下さった方々、再会できることを楽しみにしております♪
中川さんをはじめとして、応援してくださった多くの皆様に、心から感謝申し上げます。
なお、ミクシィでもお教室のトピックが立っています。
よろしければご覧下さいませ。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=33589715&comm_id=3479347
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「心のごはん」(ミクシィの日記)
「夏むき玄米ご飯」


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