免疫力や目に見えない暮らしのこと マクロビオティックのこと

赤ちゃんの時から滅多に風邪をひかず、そのまま大きくなる子がいる。
しょっちゅう風邪をひいて、毎月のように病院通いする子がいる。

食事をたくさん食べる子がいる。
食の細い子がいる。

同じ家庭で、同じように育てられても、兄弟でそれぞれ体力も考え方も異なる。

土に種を蒔くと、成長に面白いほどの差が出る。
同じ畑なのに。

 
 

これらはひとえに個体差そのものだと思う。
だから、ワクチンを接種しても感染する人がいるし、再感染する人もいる。
3回接種しても、4回接種しても……

ワクチン未接種でも感染しない人がいる。
同居していても感染する人としない人がいるのは当然だ。
みんなの体が違うから。
免疫力の違いといってもいいかもしれない。

 
 

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体温計のように免疫計というのがあったら、どんな展開になるのだろう?
やっぱり数字に頼るのかな?

この世の中には、目に見えないけど大事なことがいっぱいある。
いや、見えないものの方が大事なような気がする。
人の心だって、免疫力だって見えない。

見えるものだけを信じて生きてきた人には、暮らしにくい時代だろう。
でも、見えないものを大事にする生き方のほうが、精神的には穏やかでいられるように思う。

私がマクロビオティックを知ってよかったなと思うのは、見えない世界を考える暮らし方だった。
陰陽なんて考え方は目に見えるものではないけれど、それを反映した事象は周りにいっぱいあった。
だから、案外見える確認をしながら暮らしに取り入れられたのがよかった。

見えるものに振り回されないで、見ない視点で暮らすとよいことがいっぱいある。
お料理だって見えないところに急所があったりする。
それが出来る人のお料理は本当に美味しい。

これからも免疫力を高める暮らしを続けて行きたい。

 
 

(かますの幽庵焼き 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾 秘伝コースの授業より)

 
 

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「日本の伝統展」 京都高島屋

京都高島屋の7階にある郵便局に行こうと思ったら、同じ階で「日本の伝統展」というのを開催していました。

 
 

 
 

やはりお弁当箱に目が行きます(笑)

 
 

あら素敵と思ったのはこれ。
お店の人の許可をいただいて写真を撮らせてもらいました。

 
 

高島屋のサイトにも写真がありました。

 
 

手前の丸いのもいいなあと思いました。
仕切板を外せば自由に使えます。
(あ! 仕切板は三色弁当のときの補助に使えそうです 笑)

 
 

別の売り場に花会板を発見!
黒柿で作られているようです。
「おかや木芸」さんの商品です。

 
 

あ、そうそう。
「瓢亭」さんの別館には特注の花会板があったなあと思いました。
これね。(やさしい曲線が素敵)
この一輪がとても和むのです。

 
 

木のぬくもり。
手ざわり。
木の文化ってやっぱりいいですねぇ。

 
 

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仙台育英 須江航監督の優勝インタビューを観て思ったこと

人は生まれ育った環境の影響を受ける。
肉体的にも、精神的にも。
その影響の主なものに気候がある。

たとえば雪の降る地方と、雪の降らない地方では、決系的に気温の差がある。
これをマクロビオティックでは「陰性」「陽性」という言葉で説明している。

 
 

夏の甲子園で、仙台育英が悲願の初優勝を果たした。
須江航監督の優勝インタビュー動画を観て泣けた。
言葉を選ぶときの気配りさが見事だった。
コロナに翻弄されながらの優勝は、本当に大変だったと思う。
心から祝福したい。

この優勝に関して、東北が一つになって喜んでいる。
もともと東北は一つという意識が強い。
東北6県に北海道を加えた「北日本」は、雪が降る地方なので気候が似ている。
だから私もまた、東北の人と相通ずる気持ちを感じる。

雪や寒さは時には人の命を奪うこともある。
そのため、雪国の人たちは助け合う気持ちが強い。
私が生まれ育った北海道でもそうだった。
なんというか、根っこの部分で人と人がつながっているように感じるのだ。

 
 

私がマクロビオティックを教わった先生のお一人に、岩手県出身の先生がおられた。
寒い地方の話をするとき、「あのさあ、僕たちが子どもの頃は、りんご箱に手を突っ込んで・・・」と懐かしい光景を私の目を見て話された。
寒い地方の連帯感のようなものだったのだろう。

これは環境がつなぐ人と人の温もりなのだろう。
マクロビオティックの集まりで何度もお邪魔した仙台。
本当にお世話になった。
その想い出とともに、東北の熱い喜びに私まで熱くなったのだった。

 
 

(教室の掛け花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

余談だが、岩手県はりんどうの出荷量が日本一なのだそうだ。

 
 

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マクロビオティックのこと これからの季節におすすめの2講座

私が習ったマクロビオティックの考え方は、「陰」と「陽」で世の中のあらゆるものを判断していく方法でした。
これがとても面白くて現実的で、生き方や暮らし方、そして健康のためにとても大きな支えになっています。

2年半前に「新型コロナウイルス」が騒がれ始めた時も、ちっとも動揺することなく冷静に対処できたのは、陰陽の考え方があったおかげです。
その後ワクチンが登場しても、どんどん変異しても、不安になることは一度もなく今に至っています。

面白いことに、マクロビオティックを知っている人たちが使っている「陰性」「陽性」という言葉は、PCR検査の陰性・陽性に登場回数ではすっかりお株を奪われてしまいました(笑)
しかし、マクロビオティックの「陰性」「陽性」の視点があるからこそ、数多くの情報から不安材料を取り除いて、真実に近づけたと思っています。

 
 

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マクロビオティックの陰陽は、まず身近な食べ物によって真の健康を実現できる方法を教えてくれます。
その方法は、食材の陰陽を知ることや、料理方法の陰陽を知ること、そして、今の体調にはどんなお料理が合っているのかを知ることです。

それを知らなければ、体調が悪いときには不安でしょうがなくなりますが、陰陽を知っていることによって、今の状態を把握して、次に何をなすべきかが決められるのです。
この指針があるだけでも、混迷状態のときには心の強い支えになってくれます。

むそう塾には陰陽の視点から作られたお料理が700種類以上もあります。
「この季節(この体調)のときには、こんなお料理を食べたらいいですよ〜」という目安があって、それがとても心強い存在になります。

塾生さんからは、まだ習っていない講座の再開催のご希望が寄せられていますが、その中にはないものの、私がイチオシでお薦めしたい講座を載せておきます。
受講されたい方がおられましたら、Twitterやコメント欄にご希望をお寄せください。

 
 

<お弁当のおかずでお悩みの方向け>
「秋から冬の極上お弁当講座」 過去のご案内はこちら
1 ほうれん草菊花浸し
2 棒湯葉のたいたん
3 牡蠣の時雨煮
4 地鶏肉団子甘酢餡
5 蓮根叩き海老挟み揚げ
6 たたき牛蒡(2種)
7 小蕪のグラッセ
8 芽キャベツの胡麻辛子和え
9 サバの黒酢餡
10 塩サバとじゃがいものかき揚げ
11 しめじの伊風炒め

<一口コメント>
貧血改善効果大なり。冬の間は1回でも多く牡蠣の栄養を取り込むべし。

 
 

<オミクロン感染(シェディングを含む)に伴う体調不良の方向け> 過去のご案内はこちら
「中川式小豆玄米ご飯の炊き方秘伝講座」
<内容>
・中川善博による小豆玄米炊飯デモ1回&試食
・各自が実際に炊く練習&試食

<一口コメント>
解毒のために肝臓・腎臓・胃腸の負担が大きいので、それらの応援をするべし。

 
 

(「秋から冬の極上お弁当講座」より「地鶏肉団子甘酢餡」 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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旅行先と陰陽 あなたは海派? 山派?

きょう東京から新幹線に乗るとき、よく晴れて暑かった。
乗り込んですぐパソコンを開き、あれこれチェックしてからメールのお返事を書き始めた。
日差しが暑かったのでブラインドをして。

ハッと気づいてブラインドを上げると、富士山の見える場所を今通過したところ。
残念…
夕日を背景にした富士山を楽しみにしていたのに…

富士山は新幹線の下りより上りの方が撮影しやすいので、写真に収められなくても、久しぶりに眺めたかったなあと思った。

いつもなら富士山を見て満足してしまうのだけど、きょうの私は浜名湖に反応した。
海や山、川や湖。
人それぞれの陰陽で、その人が行きたい場所も変わる。

マクロビオティックを習い始めたとき、旅行先を陰陽で決めるというのがあって、面白いものだなと思った。
どこに行けば自分は落ち着くのか?

一口に自然と言っても、今の自分はどんな自然を求めているのか?
その結果で、自分の陰陽度を知るのも参考になる。

 
 

(夕暮れの浜名湖 2022.8.19)

 
 

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