マクロビオティック通信教育の功罪からつづく
「むそう塾」の受講生でも、マクロビオティックの通信教育を受けている人は結構います。
皆さんは、何かと不安なのでしょうか。
かなりあちらこちらのマクロビオティック指導校に通われたり、お料理教室に行かれたり、そのうえ通信教育も受けられたり。。。
で、その結果、どうなりましたか?
でもね、地方にいて通信教育しか頼れるものがない人もいます。
その時にご自分の体にピッタリの通信教育を選択出来ればいいのですが、なかなかそれは難しいし確率も低いです。
次のかたは、地方で通信教育だけ受けてマクロビオティックを実践されていました。
その結果、こんなふうになって来ました。
* * * *
<Aさんからのメール> 抜粋
冷静にみて見ると、○○(通信教育の名前)ではどちらかというと陰性さを取ることが強調されているように思います。
塩は控えめ、油も極力少なく、野菜も時には多めで構わないと。
そして、マクロビオティックを始めて痩せる、生理が止まる、落ち込む方は低血糖の可能性が高く、そして陽性に傾いていることが多いので良い陰性さを取るようにと。
もちろん、このようにされて体調が良くなったという方もたくさんおられるのだと思います。
教室に通い、先生と顔を合わせていれば適切にアドバイスを受けられるのかもしれません。
ただ、私のように、痩せて、生理が止まって、落ち込む(陰性な症状ですよね?笑)のでさらに陰性な食事にして、悪循環に陥っている方もきっと多いのですね。
だって、症状を見たら当てはまるような気がしてしまうから。
塩を少なくして、野菜をたくさん取って、リラックスしてるつもりなのに、甘いものがやめられず、なんだかだるい、、、なんでだろう?って。
それに通信教育なので、自分でよくも悪くも判断しなければならないのです。
– – 後略 – –
* * * *
<マクロ美風よりAさんへ>
あなたに初めてお会いしたとき、とっても笑顔の素敵なかただと思いました。
どんな時にも笑顔で過ごされていた癖がついていたのでしょう。
でも、エネルギーの足りなさがビシビシ伝わって来ました。
せっかくの笑顔が弱々しく感じるのです。
マクロビオティックを始めてから生理が止まったり、痩せたり、落ち込んだりする人はとっても多いです。
このブログでも何年も前からそのことについて、何回も取り上げて書いていますから、もしかしたらお読みくださっているかも知れませんね。
結論から申し上げると、生理が止まることも、痩せることも、陽性・陰性の両方の場合があります。
あなたの場合は、陰性で生理が止まり、痩せています。
ですから、陽性に属する食材とお料理方法が合っています。
ご主人はあなたより陽性食を心がけてください。
一般的には陽性=動物性と考えがちですが、必ずしもそうではありません。
お野菜でも限りなく陽性化することができます。
その時に必要なのは、塩(味噌・醤油も)と油と熱と調理時間および圧力です。
これでも追いつかない時には、少量の動物性を緊急避難的に使っても構いません。
ただし、毒消し(中和)する食材を必ず摂ってくださいね。
そうは言っても、陰陽が分からなくなる時があります。
そんな時には中庸を心がけてください。
中庸の代表は穀物ですね。
穀物の代表はお米です。
しっかりと玄米ご飯をお代わりして召し上がってください。
それだけで安心するはずです。
落ち着くはずです。
そして気がついたら、甘い物に執着しないご自分を発見するはずです。
こちらの記事を参考にしてね。
さらに、落ち込まなくなったご自分も。
最後に大事なことを一つ。
陽性化作戦は、ご自分の身体が「調子いいな?♪」と感じた時に、中庸作戦に切り替えます。
これが遅かったり、怠っていると、必ずまた体調不良になって来ます。
この時のあなたは陽性Aさんなので、ご注意ください。
では、あなたの真の笑顔に再会出来る日を楽しみにしています♪