「玄米ご飯を飲み込むまで」の記事に里さんからコメントをいただきました。
里さんと同じように考えられる方もいらっしゃると思いますので、誤解を避けるために記事にさせていただきました。
里さんからいただいたコメントに対して私がお返事をする形ですが、ご参考にしていただけると幸いです。
<里さんのコメント>
美風さん、こんにちは。
実は、朝の短時間でもしっかりと玄米が食べられるので、子どもたちの朝ごはんは玄米のおにぎり2個とお味噌汁が定番です。
子供達からのリクエストだったんですが、やはり毎朝は多すぎですね。
玄米の量はおにぎりより減ってしまう事が確実そうな感じですが、お茶碗に盛り付けることにします。
来年春には長男が高校生になって給食からお弁当になりますので、今から保温弁当をいろいろリサーチしてみます♪
晴れて給食から解放される長男が、お弁当生活でどう変わるのか楽しみです。
(先日の給食メニューも、牛乳にうどん、ドーナツ、果物という、驚愕メニューだったんです。)
保温弁当なら変化も倍速しそうですね。
夏でも保温で傷まないのでしょうか?
そこが少し心配です。
<マクロ美風からの返事>
里さん、お久しぶりです。
おやおや、朝からおにぎりでしたか。
ということは、噛み方も少ないことが考えられますね。
もしかしたらですが、里さんのお料理は塩分が薄いかもしれません。
そのために自然と塩分のあるおにぎりを要求することも考えられます。
それから、ご長男のお弁当のことですが、高校生ともなると親の言いなりにはならないものです。
他のみんなと違うことを嫌う傾向にありますから、もしかしたら保温されたお弁当を鞄とは別に持って行くのをいやがる可能性もあります。
ご長男さんが以前お会いした時と同じようなタイプであったとしても、そろそろお母様の世界からひとり立ちさせるお年頃です。
そのことを考えて、お弁当はお子様のご希望を優先させてあげた方が良いですよ。
もしかしたら白米がいいとおっしゃるかも知れませんしね。
さらにもっと大事なこと。
私がこるぷんさんやkaguyahimeさんにお答えした内容を、そのままお子さんにあてはめないでほしいのです。
このようにブログで相談を受けてしまうと、誤解を生じやすいので私はあまりしたくないことなのですが、お二方は塾生さんでもあって、お会いすることができるのでアドバイスをさせていただきました。
しかし、その文章をお読みになった第三者が短絡的に断片的なことだけを取り入れてしまう危険性があるのです。
現に里さんも「おにぎり=冷たい=ダメ」と判断されていますよね?
しかしこれはケースバイケースなのです。
kaguyahimeさんの場合は、今胃腸の状態がとてもよろしくないので、1食1食を治療のつもりで召し上がっていただきたいから、あのようなアドバイスになりました。
でもね、ブログ(インターネット)というのはとても恐ろしいもので、「マクロ美風がおにぎりは体に悪いから食べるなと言った」となって、「おにぎり=ダメ」の部分だけが一人歩きするのです。
これが現実の世界です。
ですから、そのことを考えて私の文章はよ〜くお読みくださいね。
さて、里さんは大事なことを見逃しています。
お子さんは病気でもないしお若いです。
お若いうちというのは、体の機能がよく働いてくれるので、お弁当の冷たいご飯なんて平気です。
その大前提を忘れてはなりません。
里さんだって高校生の頃は冷たいお弁当を召し上がっていたのではないですか?
また、男子高校生は体への負担より格好を優先する子が多いものです。
母親の言いなりになっていることを恥ずかしがる子もいます。
しかし、女子高校生は温かいお弁当を持参することをむしろ得意になったり、好んだりする子もいますので対応は分かれます。
マクロビオティックは一人ひとりの体質や体調に合わせることが必須です。
それがなければ、むしろ体に悪い結果を招くこともありますので要注意ですね。
お母さんが得た断片的な知識で、お子さんの体調を左右することのないようにしてあげましょう。
里さんはうっかりするとその方向に行きやすいので、心してご家族に接することをお奨めします。
<最後に皆様へ>
お弁当に関してはとても忘れられない言葉があります。
中川さんの言葉ですが、お嬢さんのお弁当を6年間作る時に「お守りを持たせる想いで作った」そうです。
お弁当に込めるものは「想い」であることを改めて認識しなおしたいものです。
なお、中川さんがお嬢様に作られたお弁当はこちらでご覧になることが出来ます。
どれも保温されていませんが、お嬢さんは見事に素晴らしい女性に成長されました。
これは当然のことですが。。。。
細かいことに捉われてミクロビオティックにならないでください。
ぜひマクロビオティックな考え方のもと、大きな視点で対応しましょう。