写真に込める想い

私は正真正銘のカメラ音痴です。
ですから「むそう塾」を始めるようになって、名カメラマンの中川さんがお料理をされているので、写すのは私しかいない現実を知って大慌てでした。
さあ大変!
中川さんがどんくさい私に合わせて 、あれこれ教えてくださいました。
というより、中川さんのおっしゃるとおりにしていたという方が正しいです。
初代はiPhone。
それからiPhoneを何回も買い換えて、 初デジカメに移行しました。
LUMIXでした。
その後初デジイチに移行。
Canon EOS KissX5でした。
(その時の記事はこちら) 
そしてこの度またデジイチを変えました。
Canon EOS 7D EF-S 18-200 IS です。 
変えた理由は視野率100%とズームと逆光の強さを求めたからです。
慣れというのは恐ろしいもので、初デジイチの時に重いと感じたのに、このEOS 7Dではそんなに重く感じないのです。 
腕がまったくないのに、本格的なカメラを買うことに対して笑われるかも知れません。
でも、使ってみて感じることは、「おお、こんなことが出来てしまうんだ!」という素直な感動でした。
たとえばLUMIX時代には、カメラシーンの度に補正の設定を変えていましたから、シャッターチャンスを逃すことが多かったのです。
しかし、KissX5ならそれが減ったのですが、視野率の問題が出て来ました。
ファインダーから覗いた時には写っていなかった物まで写っているのです。
一晩に何百枚も選別して中川さんに送る作業では、いちいちトリミングなんてしていられません。
でもEOS 7Dなら、見えたまま画像として写りました。
こちらの写真EOS 7Dのファインダーで覗いたままシャッターを切りました。
中川さんの腕ならともかく、私のお子様腕ではこのような写真は撮れなかった過去があるので、何気ない写真ですが「へぇ?!」と感動したのでした。
と言っても、中川さんがすべて私に合わせてカメラを初期設定しておいてくれた結果なのですから、このカメラから映し出される写真は、すべてカメラと中川さんが写してくれたもので、私はシャッターを押しただけです。
それでも、塾生さんの表情や復習の参考になる写真を残しておきたい一心でシャッターを押しています。
むそう塾の塾生さんは遠くから通ってくださる方がとても多いです。
その熱い想いとご期待に応えるべく、少しでも私にできることで応援をさせていただくため、毎回洗い物の合間にシャッターを押しています。
構図もアングルもお見苦しいですが、記録写真としてお役立ていただければ幸いです。
受講された時の知識や技術をそっくり持ち帰ってくださることと、その時の空気を想い出して復習に励んでくださることが私の写真に込める想いです。


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お味噌汁の湯気


きょうは寒いですね。
お味噌汁のあったかい湯気に癒されてください。
 


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人間関係の陰陽

きのうは京都の帰りに息子と新宿でデートをしました。
いつもは口数の少ない息子なのですが、私が京都から帰ってくると、留守中のことを色々話してくれます。
普段はなにかと口数の多い私ですが、そんなときはもっぱら聞き役です。
息子の話を聞きながら、つくづく陰陽を感じます。
息子が保育園に通っていたとき、「子供さんの口数はお母さんやお父さんの口数を反映していますね」という園長先生の言葉がありました。
それは現実を見続けている保育のプロの感想ですが、私もまったく同感です。
もちろん何事も例外がありますから、親も子も喋りまくる、あるいはどちらも寡黙という組み合わせもありますけどね。
そういえば私の母は話す方で、父は聞き役でした。
そして我が夫も同じく聞き役です。
ということは、息子はお話好きな女性とご縁があるのかな?

ところで、寡黙といってもすべてに寡黙という人は少ないです。
いつもは存在感のない人でも、その人の関心のある話題を振ってみると、途端に別人のように雄弁になったります。
目も輝き、姿勢も前に乗り出し、話のテンポも速くなり、陽性の状態になって行くのが判ります。
好奇心がこれほど人間を変えるのかと実感する良い例です。
ですから人間関係も、この陰陽をうまく調整しておけば、ストレスが少なくてスムーズに行くことが多いです。

会社で人の上になったり、子育て中だったりする人は、とにかく観察が大事ですね。
マクロビオティックでは望診というのがありますが、それとは別で私は心の望診をします。
これはもしかすると小説家の視点かも知れません。
人間の微妙な心の動きに私はとても関心があります。
そこにはいくつものドラマが隠れていて、感動の連続だからです。
きっと私は凄く人間が好きなんだと思います。
人間の心を陰陽で見ていくと、物凄く納得して落ち着きます。
普通なら腹立たしく思えることでも、そうではなく、真逆の視点で解決出来ることがあります。
そんなとき、マクロビオティックの陰陽って素晴らしいなぁと、改めて惚れ直します。
日常の生活に生かしてこその陰陽。
日々の暮らしから教えられてこその陰陽。
マクロビオティックが実用弁証法といわれる所以です。


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出汁巻き玉子の巻き方を公開しました


昨日は「出汁巻き玉子講座」を開催しました。
幸せコース1期生の時にはカリキュラムに入れていなかったので、その後出汁巻き玉子の巻き方を知りたいというご要望があり、それではと開催に至りました。
出汁巻き玉子の巻き方は以前にYouTubeでも公開していましたが、それでもなかなか上手く巻けない人が多いです。
それほど難しいお料理ということですね。
でも中川さんは、それをまるでいとも簡単なことのように、サラサラ?っと踊るような手つきで巻き上げてしまいます。
そこには数知れずのご苦労や練習がおありなのですが、それと同じことを塾生さんに強要することはできません。
でも上手に巻けるようになってほしい。
そこで考えたのが何度も目で見て、それをイメージして再現できるようになってもらうことでした。
今回は昨日録画したものを一切のカットなしに公開しました。
YouTubeは2本あります。
「むそう塾 出汁巻き玉子デモンストレーション」” frameborder=”0″ allow=”accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture” allowfullscreen>

「むそう塾 出汁巻き玉子デモンストレーション 上級バージョン」” frameborder=”0″ allow=”accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture” allowfullscreen>

(パソコンで見ている場合は、YouTubeの画面をダブルクリックしてみてください。高画質の動画を臨場感たっぷりに観られます。まるで教室にいるかのようです。)
中川さんはいつもおっしゃいます。
「練習は嘘をつかない」と。
動画のとおりに完全コピーをして巻いてみてください。
きっとあなたの出汁巻き玉子は、美しくふんわりすることでしょう。


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庖丁研ぎと桂剥きの極意


きのうは「庖丁研ぎと切り方講座(桂剥き投稿付)」を開催しました。
お一人の方が欠席されましたが、みんなで和気あいあいと楽しく終えました。
指を切る人が多くてビックリでしたが。。。
すでに第1号の桂剥き投稿が始まりました。
これから1ヵ月間、また桂剥き投稿が中川さんのブログを賑やかにしてくれます。
その熱気のさなか、また3月の桂剥き投稿が追いかけて来ます。
ということで、4月24日まで桂剥き投稿が続くことになります。
合計23人のどんなドラマが展開するのでしょうか?
写真のHさんはひどいアトピーでした。
でも今はこうして首筋も綺麗になって、手もケアを怠るほど良くなって来ました。
そのHさんは包丁研ぎも桂剥きもすごく心配しながら参加されたのですが、いざ講座が始まってみると、あれよあれよという間に庖丁は最高の状態に研ぎ上げ、桂剥きもご覧のように上手に剥けるようになりました。
ここでもあの素直さが功を奏したのは言うまでもありませんが、何より良かったのは、緊張していても力まないところでした。
Hさんには不思議な脱力感があって、それが庖丁研ぎの力加減にぴったりだったと思われます。
庖丁研ぎも桂剥きも見えないものを見ることが最大のポイントです。
見えるものしか見ない人には庖丁研ぎも桂剥きも苦手だと思います。
心の目で見る。
だから、砥石も庖丁も大根も実は見ていないのです。
もちろん刃物を扱っていますから、いい加減な気持ちでは怪我をします。
でも、刃物は硬いですから硬い気持ちでは上手く反応してくれないのですね。
この辺が陰陽だなぁとつくづく感じます。
硬いものを扱う時ほど、良い陰性さが必要なのだと痛感した一日でもありました。
氣をうまく使いこなせない人は次のことを頭に入れてみてください。
目で見るとそこに氣は集中します。
つまり氣が集中するということは、見たところに力が加わることになります。
ですから、見つめてはいけないのです。
力が入っているなぁというのは、目を見ていると判ります。
肩の形は結果として判るのであって、その前に目で判ります。
目で見ていた人はたいてい肩が凝ります。
もしあなたにそんな兆候があったら、心の目で見てください。
え? 心の目で見られない?
それは不感症かも知れません。
感じれば良いのです。
頭のてっぺん辺りで何やら反応しませんか?
手先を使えば頭で反応するのはお分かりですよね?
見る世界から感じる世界へ。
これが研ぎ方剥き方の極意のように思います。


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