昨日、家事アドバイスの最終仕上げのために金沢に行って、本日京都に戻りました。
家事アドバイスを受けてくださったのは、塾生の“おはる”さんです。
彼女は遠隔でアドバイスするよりも、実際に話しながら彼女自身の気持ちや考え方、そして彼女の思考癖を考慮して進める必要があったためです。
人というのは本当に様々で、今回のようなケースは初めてでした。
大なり小なり人は親の影響を受けますが、成長するに従って自分の考えで修正していくものです。
しかしおはるさんは、育った環境そのままの方法や、考え方の癖が根強く残っていて、それが思考の変化を妨げていました。
ですから、一つひとつ話しながら、使い方やどこに置きたいのか意思確認をしながら、そのうえで私が良いと思う方法を提案しました。
私の提案は簡潔です。
「効率的に やさしく」です。
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お片付けすべては効率的であるべきなのですが、キッチンは特に効率的でないと、お料理がスムーズにできないので、時間がかかるだけでなく、お味もまずくなってしまいます。
ですからキッチンは一にも二にも効率よく整理します。
基本は「ワンタッチ」です。
何かを使うために引き出しを開ける、扉を開ける状態だとツータッチになってしまいますね。
でも、美的観点からツータッチを選ぶこともします。
その境目は「使用頻度」です。
使用頻度の多いものは見える収納に、その次のものは見えない収納にして、統一感やスッキリ感を出すと落ち着きます。
統一感で欠かせないのは色や材質です。
おはるさんのキッチンの壁は白だったので、白とステンレスで他の色は持ち込まないようにしました。
たとえば洗剤容器やブラシ類も同じ色で統一したいところですが、どうしてもそれができないときは、せめて透明か黒に、それでも異なる色は下の方に持っていきます。
おはるさんのボトル洗浄ブラシは黄色だったので、次回購入するときは白にしてねとお願いしておきました。
幸い持ち手部分は白だったので、少しはよかったです。
【HG8742 HG8906 ボトルブラシ】
画像はこちらのサイトからお借りしました。
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なぜそんなに色にこだわるか?
キッチンはただでさえ色々な色や形が集まりますから、ゴチャゴチャ感が強くなります。
それで、色の数を減らすことによって、グチャグチャした雰囲気を和らげるのです。
そんなことと思われるかもしれませんが、案外こういうことが気持ちに影響するものなのです。
なぜなら、色には波動がありますし、人は周りの波動を受けながら生きているからです。
でも、そんなことは気にしないとおっしゃる人がいます。
しかし、そうおっしゃる人が、綺麗な景色や調った空間を見て、何も感じないでしょうか?
いいえ。ほとんどの人が「ワア綺麗!」とか、「美しいなあ」とか、思わず口にするはずです。
ということは、ちゃんと波動を感じ取っているのです。
氣というのは波動そのものですから、自覚しなくても影響しているのです。
だからこそ、私はお片付けを通じて氣をアップする方法をお伝えしているのです。
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次に「やさしく」についてです。
人は外にいても家にいても、ホッとする瞬間が必要です。
ホッとできる場所には必ずやさしさがあります。
「マクロ美風の家事アドバイス講座」では、この「癒やし」の瞬間が得られやすいように考えてアドバイスしています。
家具にも調度品にも癒やしの力がありますので、それを目にするとやさしい気持ちになれます。
それで、おはるさんにもその一角を作ってもらいました。
おはるさんは引っ越しにあたって、小さめの冷蔵庫を購入してしまったのですが、結果的に小さくて不便なことがわかり、それより大きな冷蔵庫を追加購入したのでした。
結果として、冷蔵庫を2台持ちの生活になりました。
以前におはるさんのお宅に伺ったところ、その小さな冷蔵庫の上に“ふうわりさん”を無造作に置いていて、それがとても気になっていました。
ふうわりさんにホコリもかかりますし、見た目に乱雑さを感じてしまうのです。
それで、今回はその場所に観葉植物を置くことを提案しました。
この場所にもっとふさわしい観葉植物を見つけて、この空間が清々しい氣で満たされて、おはるさんを癒やしてくれることを期待しています。
この窓からは金沢の街並みや、遠くに山の稜線も見える素敵な方角です。
この方角を綺麗にして運気を味方につけましょう。
良い氣は綺麗な空間にやってきます。
長くなってしまいますので、今回の記事はここで終わります。
引き続きおはるさんの家事アドバイス記事を書きます。
美風さん、こんにちは。
大変なご多忙の中、この度も大変お世話になりました。
昨日は家具を増やしたり減らしたりも一切なかったのに、
ほんの数時間でサクサクと見違える空間となり、、驚きの連続でした。
自分の中の当たり前が、全くの癖の強さだったことに気づきました。
効率、機能性ばかりを優先しようとして空回りしていましたが、
「優しく」「いやし」を取り入れることで良い方向に向かう心地よさを味わいました。
美風さんのひとつひとつのモノに向き合われる姿勢に触れ、頷き驚き、、の連続でした。
色の数も想定外で、、気持ちに及ぼす影響に納得でした。
景色は、お料理の盛り付けだけでなくて日頃生活する空間ではなおのこと、自分自身を
変えてしまうモノなのだと。
思いもよらなかった癒し空間のおかげで、気持ちの変化を感じます。
この良い方角を大切にします。
自分一人では決して辿り着けませんでした。
この場所でお料理を楽しんで、スッキリお掃除します。
これからの毎日が楽しみです。
ありがとうございました。
おはるちゃん、こんばんは。
昨日はお世話になりました。
色々面白かったでしょう?
メールでお伝えするより、実際に会話しながらの方が効率的ですし、深く納得できるのでしっくりする結果を得られたと思っています。
>自分の中の当たり前が、全くの癖の強さだったことに気づきました。
はい。かなり頑固な癖でした(^_-)
おはるちゃんの頑固は筋金入りですから想像はしていましたが、ニューガンコもあってビックリ(笑)
>美風さんのひとつひとつのモノに向き合われる姿勢に触れ、頷き驚き、、の連続でした。
何事に対しても丁寧に、氣を込めて。
これが私のスタイルです。
よければ真似してみてください。気持ちがいいですよ〜。
新生おはるちゃんに期待しています!